別れ話

キャンプファイヤーが終わり、最終日になった。

「優人先生、おはようございます。」
「おお中野さん！おはよう！」

まだ早い時間だが、中野が起きていた。

「あの…相談があって…」
「どうした？何でも言ってくれ。」
「私…やっぱり広夢くんと別れます。」

まさかの早すぎる別れ話だった。

「なんで?!」
「私みたいな人間、広夢くんと釣り合わないです…」

優人はこうなると予想していた。

「あのな、釣り合うとかじゃないだろ。小池を捨てるつもりか？」
「そういう事じゃ…」
「小池だって同じ事考えてるはずだぞ？名前で呼び合える所まで来たじゃないか！」

少し熱弁し過ぎてしまった。

「だから…要するにな…お前は釣り合うってこと！」
「そうですか…？」
「そうだ！」

せっかく付き合った2人を別れさせないように説得していると、小池が来た。

「何話してたの〜？」
「小池、中野の事好きか？」
「ちょ、ちょっと?!」

慌てる中野を無視して小池は答えた。

「大好きですよ！」
「ふぇぇぇえ?!」
「だろ？こいつは好きなんだよ。」

中野は別れ話をしようか迷っていたが、この一言のおかげで辞めることが出来た。

「広夢くん…私、広夢くんに釣り合うかな…？」
「えぇ?!何言ってるの?!俺は大好きだよ?!というか、俺から告ったんだし…」
「そ、そうなの…?!嬉しい…」

なんかイチャイチャ見せつけられるならアドバイスしなきゃ良かったかな…

to be continued…

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