付き合って結婚した後

三日月の空

空港

今日は結婚式をするために沖縄へ行く日。

「陽菜、荷物持った?」 
「うん!」
「じゃ、行こうか。」

こうして、優人と陽菜の長い沖縄への道が始まったのだ。



「陽菜、お前苦しくないの?」

陽菜は空港に着くと、ソフトクリームにおやつをたくさん食べていた。

「えへへ〜!なんか妊娠してからお腹が空いちゃって〜!」

駄目だ…この笑顔が可愛い過ぎて陽菜を太らせてしまいそうだ…

「俺も食べようかな。」
「ふぇ?!関節キスよ?!」

優人は何も考えずに陽菜のソフトクリームを食べた。

「す、すまん!つい…」
「お熱いね〜!」
「空さん?!」

そこには、空と陽菜の姉、陽芽が立っていた。

「招待ありがとな!」
「いえいえ!こちらこそ嬉しいですよ!」
「あんな可愛いかった後輩がもう結婚か〜!」

空が1人で関心していることをよそに、陽芽は優人の髪を掴んで睨んだ。

「陽菜を泣かせたら承知しないからな?」
「は、はぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「いっぱい可愛いがるんだぞ〜?」
「バカ!変な事したら許さないぞ?!特に子供なんて作らせたら…」

陽芽が必死に優人の髪を引っ張って怒った。

「おねーちゃん…出来ちゃたの…」
「はぁ?!こんなやつと何で…!」
「あのね、優人はいい人よ!夜こそ勝手だけどいつもはすごい優しいんだから!」

陽芽は怖い顔で、優人を睨み問い掛けた。

「陽菜と、産まれる子供を大切にできるか?」
「はい。絶対に幸せにします!」
「約束だからな。」

こうして、優人達は飛行機へと向かった。


to be continued…

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