付き合って結婚した後

三日月の空

学生時代

まさか結婚するとは思わなかった。

いつかは終わると思っていた。

しかし、今は違かった。

「優人〜朝ごはんお米とパン、どっちがいい〜?」
「お前抱きつくなよ…」
「え〜!いいじゃん!」

「付き合ってから結婚するまで」から何年か経ったある日の話である。
優人は中学生に体育を教える教師となり、陽菜は色々とあり現在はモデル、女優をしている。

「優人〜仕事行かないの〜?」
「やっべえ!また校長にイヤミ言われる〜!いってきまーす!」
「はいはい、いってらっしゃい。」

遡るさかのぼること大学4年生の頃ー

「陽菜〜もう家来たぞ〜」
「待って〜」

今日は3月の某日、陽菜とデートする予定だ。

「着替えたか〜?」
「まだ!」
「早くしろよ〜?」

返事がなかったが、優人も楽しみだったのでそこまで気にしなかった。

「ねぇ、どっちがいい?」
「はぁ?陽菜お前まだ決めてなかったのかよ〜」

陽菜が見せたのは、ロングスカートに緑のジャケットと、何故かこの前買ったウサギの着ぐるみであった。
そのおかしさに、2人は目を合わせて笑った。

「「あはははは!」」
「お前まだその着ぐるみ持ってたのかよ…」
「当たり前よ!優人との思い出よ!」



「懐かしい〜!」

2人は初めてのデートの地、よみうりランドへ来ていた。

「そういや陽菜、泣いてたもんな。」
「あ〜!それは言わないでぇ〜!」

やっぱり怒った陽菜は可愛い。

「ねぇ、お化け屋敷入ろ?」
「お前大丈夫かよ。」
「あったりまえよー!」

どうなるのかは次回へ。

to be continued…

コメント

コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品