ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げをしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語。(タイトルに一部偽り有り)
第92話【アイアンシップの戦利品】
もう日が沈み、ソドムタウンに夜が訪れていた。
「ただいま~」
俺はやっとのことでスカル姉さんの下宿まで帰ってこれた。
「おお、アスラン。無事に帰ってこれ、ぶっ!!」
あっ、スカル姉さんめ、一目で笑ったな。
まあ、勿論俺が全裸であるからだ。
「な、なんでお前は全裸なんだ!?」
「なんでって、ビキニアーマーより全裸のほうがましかなって思ってね」
「馬鹿か、お前は! いいから中に入って服を着て来い!」
「もー、怒るなよ」
「怒るわ、馬鹿餓鬼が!!」
俺はスカル姉さんに急かされて部屋に上がる。
服を着て三階に上がると温かい食事が準備されていた。
有難い──。
俺は楽しい会話を弾ませながらスカル姉さんと食事を交わした。
食事が終わると俺は下の階に戻った。
壁に掛けられたウエイトレスの制服を眺めながら考える。
バトルアックスなどの貴重品は異次元宝物庫に入れてあって無事だが、アイアンシップから連れて来た牛などはどうなったのだろうか?
もう、全部略奪されてるよね。
この世界は、そういうところだしね。
まあ、仕方ないか、諦めよう。
念のため明日にでも見に行こうかな。
もしかしたら牛たちが、ゲート前で寂しく俺の帰りを待っているかも知れないし。
あ、そうだ。
仕事の終わりを冒険者ギルドに報告もしてないや。
まあ、それも明日だな。
明日は明日で忙しそうだわ。
とりあえず寝る前に確認でもしておくか。
今回の冒険でレベルが二つ上がった。
オークたちと戦ったのと、ランドワームと戦ってだ。
ランドワームと戦っている最中にレベル14にアップしています。
覚えた新スキルは五つである。
【パッシブ・ロングボウマスタリー。大型弓系武器の戦闘技術が向上】
【パッシブ・ショートボウマスタリー。小型弓系武器の戦闘技術が向上】
うむ、これでショートボウとロングボウのマスタリーはコンプリートしたわい。
やっだね!
【ハイディングシャドー。物陰に隠れたさい見付かり難くなる】
うし、隠密行動に更なる磨きが掛かったぜ。
これで不意打ち闇討ちし放題だな。
んー、なんか違うぞ。
これでは正々堂々とした派手なスタイルじゃあないじゃないか……。
地味で卑劣じゃんか……。
まあ、いいか。
負けるよりましだよね。
次は──。
【乗馬スキル。馬の操作ができるようになる】
おお、馬車の運転技術から覚えたぞ。
俺はてっきり戦車操縦から覚えるかと思ったのにな。
これはこれで正解である。
そして最後のスキルがこれだ。
【ヘルムクラッシャー。すべての武器で、兜割り限定の縦振り強打を放つ。それは攻撃力が1.5倍された一撃である。一日に撃てる回数は、本人レベルの10おきに一回追加される】
よーし!
ナイス戦闘用スキルだぜ!
これで戦いかたのバリエーションがアップしたってもんだ!
ウキウキだぜ。
さてさて、今回は戦利品も幾つかゲットしている。
マジックアイテム以外は牛と一緒に失ったけれど、貴重品は異次元宝物庫に収めてあるから心配ない。
じゃあ今回は魔法の羊皮紙から見てみるか。
スクロールは全部で三枚だ。
一枚目は──。
【魔法キャッチファイアー。指先に小さな炎をつける。一日にレベルの2おきに一回ずつ使える】
んー、釜戸に火をつけるための魔法かな?
まあ、無いよりましかな。
さて、次は──。
【魔法オーバーラン。一日に一回一分間だけ、かなりのスピードで走れるが、なかなか止まれない】
うーわ、最近逃げることが多い俺に取っては最後の秘策的な魔法だな。
これは絶対に役に立つだろうさ。
さてさて、最後の一枚は──。
【魔法ライトニングボルト。攻撃力は中。雷属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は本人レベルが8おきに一回ずつ撃てる。発動条件は魔法名を口に出す】
おお、攻撃魔法だな!
当たりですよ!
しかも攻撃力が中ですわ。
マジックアローもファイアーシャードも攻撃力が小だったからナイスですわ。
でも、レベル8おきに一回か。
今の俺だと一回しか撃てないな。
これは使いどころを見極めないとならんぞ。
さてさて、ここからが本番ですよ!
続きましてはマジックアイテムだ。
今回ゲットしているマジックアイテムは、全部で四つですよ。
まず最初の一つ目は、これだ!
【木馬の置物+1。一日に一回、五時間の間、木馬が輝く】
ライトの電化アイテムですね。
はーい、売り決定。
ではでは、続きまして、これだ!
【魔法の水筒+1。水を入れて暫くたつとワインに変わる】
んんー、のんべーには良いアイテムだね。
はい、売り決定!
続いては──。
【パワーブレスレット+1。所有者の腕力向上】
うし、当たりだね!
外観は銀のシンプルな腕輪ですな。
続きましては~~。
【パワーメイス+2。所有者の腕力小向上。命中率向上】
おお、プラス2ですわ!
しかも能力はなかなか当たりですね。
次の冒険はこれを使って暴れて見るかな。
うむうむ、今回のマジックアイテムはなかなかでしたね。
要らない物は明日にでも魔法使いギルドに売りに行こうかな。
明日は町の中なのに、忙しくなりそうだぜ。
牛を見に行って、魔法使いギルドに要らないマジックアイテムを売って、冒険者ギルドに仕事完了の報告かな。
よし、さっさと寝ようかな。
それにしても、明日は町に出るのが怖いな……。
俺の全裸噂とビキニアーマー噂のどっちが大きいだろうかな……。
兎に角、現実が恐ろしいよ……。
ぐすん……。
寝よ……。
お休みなさい───。
【つづく】
「ただいま~」
俺はやっとのことでスカル姉さんの下宿まで帰ってこれた。
「おお、アスラン。無事に帰ってこれ、ぶっ!!」
あっ、スカル姉さんめ、一目で笑ったな。
まあ、勿論俺が全裸であるからだ。
「な、なんでお前は全裸なんだ!?」
「なんでって、ビキニアーマーより全裸のほうがましかなって思ってね」
「馬鹿か、お前は! いいから中に入って服を着て来い!」
「もー、怒るなよ」
「怒るわ、馬鹿餓鬼が!!」
俺はスカル姉さんに急かされて部屋に上がる。
服を着て三階に上がると温かい食事が準備されていた。
有難い──。
俺は楽しい会話を弾ませながらスカル姉さんと食事を交わした。
食事が終わると俺は下の階に戻った。
壁に掛けられたウエイトレスの制服を眺めながら考える。
バトルアックスなどの貴重品は異次元宝物庫に入れてあって無事だが、アイアンシップから連れて来た牛などはどうなったのだろうか?
もう、全部略奪されてるよね。
この世界は、そういうところだしね。
まあ、仕方ないか、諦めよう。
念のため明日にでも見に行こうかな。
もしかしたら牛たちが、ゲート前で寂しく俺の帰りを待っているかも知れないし。
あ、そうだ。
仕事の終わりを冒険者ギルドに報告もしてないや。
まあ、それも明日だな。
明日は明日で忙しそうだわ。
とりあえず寝る前に確認でもしておくか。
今回の冒険でレベルが二つ上がった。
オークたちと戦ったのと、ランドワームと戦ってだ。
ランドワームと戦っている最中にレベル14にアップしています。
覚えた新スキルは五つである。
【パッシブ・ロングボウマスタリー。大型弓系武器の戦闘技術が向上】
【パッシブ・ショートボウマスタリー。小型弓系武器の戦闘技術が向上】
うむ、これでショートボウとロングボウのマスタリーはコンプリートしたわい。
やっだね!
【ハイディングシャドー。物陰に隠れたさい見付かり難くなる】
うし、隠密行動に更なる磨きが掛かったぜ。
これで不意打ち闇討ちし放題だな。
んー、なんか違うぞ。
これでは正々堂々とした派手なスタイルじゃあないじゃないか……。
地味で卑劣じゃんか……。
まあ、いいか。
負けるよりましだよね。
次は──。
【乗馬スキル。馬の操作ができるようになる】
おお、馬車の運転技術から覚えたぞ。
俺はてっきり戦車操縦から覚えるかと思ったのにな。
これはこれで正解である。
そして最後のスキルがこれだ。
【ヘルムクラッシャー。すべての武器で、兜割り限定の縦振り強打を放つ。それは攻撃力が1.5倍された一撃である。一日に撃てる回数は、本人レベルの10おきに一回追加される】
よーし!
ナイス戦闘用スキルだぜ!
これで戦いかたのバリエーションがアップしたってもんだ!
ウキウキだぜ。
さてさて、今回は戦利品も幾つかゲットしている。
マジックアイテム以外は牛と一緒に失ったけれど、貴重品は異次元宝物庫に収めてあるから心配ない。
じゃあ今回は魔法の羊皮紙から見てみるか。
スクロールは全部で三枚だ。
一枚目は──。
【魔法キャッチファイアー。指先に小さな炎をつける。一日にレベルの2おきに一回ずつ使える】
んー、釜戸に火をつけるための魔法かな?
まあ、無いよりましかな。
さて、次は──。
【魔法オーバーラン。一日に一回一分間だけ、かなりのスピードで走れるが、なかなか止まれない】
うーわ、最近逃げることが多い俺に取っては最後の秘策的な魔法だな。
これは絶対に役に立つだろうさ。
さてさて、最後の一枚は──。
【魔法ライトニングボルト。攻撃力は中。雷属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は本人レベルが8おきに一回ずつ撃てる。発動条件は魔法名を口に出す】
おお、攻撃魔法だな!
当たりですよ!
しかも攻撃力が中ですわ。
マジックアローもファイアーシャードも攻撃力が小だったからナイスですわ。
でも、レベル8おきに一回か。
今の俺だと一回しか撃てないな。
これは使いどころを見極めないとならんぞ。
さてさて、ここからが本番ですよ!
続きましてはマジックアイテムだ。
今回ゲットしているマジックアイテムは、全部で四つですよ。
まず最初の一つ目は、これだ!
【木馬の置物+1。一日に一回、五時間の間、木馬が輝く】
ライトの電化アイテムですね。
はーい、売り決定。
ではでは、続きまして、これだ!
【魔法の水筒+1。水を入れて暫くたつとワインに変わる】
んんー、のんべーには良いアイテムだね。
はい、売り決定!
続いては──。
【パワーブレスレット+1。所有者の腕力向上】
うし、当たりだね!
外観は銀のシンプルな腕輪ですな。
続きましては~~。
【パワーメイス+2。所有者の腕力小向上。命中率向上】
おお、プラス2ですわ!
しかも能力はなかなか当たりですね。
次の冒険はこれを使って暴れて見るかな。
うむうむ、今回のマジックアイテムはなかなかでしたね。
要らない物は明日にでも魔法使いギルドに売りに行こうかな。
明日は町の中なのに、忙しくなりそうだぜ。
牛を見に行って、魔法使いギルドに要らないマジックアイテムを売って、冒険者ギルドに仕事完了の報告かな。
よし、さっさと寝ようかな。
それにしても、明日は町に出るのが怖いな……。
俺の全裸噂とビキニアーマー噂のどっちが大きいだろうかな……。
兎に角、現実が恐ろしいよ……。
ぐすん……。
寝よ……。
お休みなさい───。
【つづく】
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