ノベルバユーザー3700

それは淡くて儚いもの


人生で初めてその場所へ赴いた

それはそれは楽しくて楽しくて仕方がありませんでした

今思えば、あの時怒ることも、あの場所へ行ったことも、全てが夢だったのではないかと思うばかり

どうして忘れてしまうのだろう

忘れたくないのに、忘れてしまう

一言一句、匂い、高鳴る思い、輝くステージ、照らし出される貴方はどこか不安気で、それでも楽しそうで

しまっておきたいこの気持ちはどこにしまえばいいのでしょう

貴方に出会わなければわたしはこんなことを思うことはなかったでしょう

夢であればよかった、夢でなくてよかった

わたしは、本当に

貴方に出会えてよかったのでしょうか

そんな問を投げてみても、返ることのないこの問は

いつかは忘れてしまうのだろう

ねぇ、

貴方の瞳にはどう映りましたか?

貴方から見えた景色は綺麗でしたか?

貴方に可能性を抱いてもいいですか?

また

夢を魅せてくれますか?

 

わたしはこの先も貴方を支え続けるでしょう

未来の貴方はきっと今よりも自信に満ちていて、今よりも笑顔になっているでしょう

そんな貴方を見守ることしかできないけれど

 

わたしは貴方に出会えてよかった

実ることの無い果実


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