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最強執事と堕天の王女

狼龍

~第三章~  《 堕天の王女 》

       ー2日後ー

[セバスチャンどうだ、彼の様子は?]
[文字の読み書きは書く方に問題がありますが許容できるでます、計算も教えればすぐにできるのでかなり優秀です、礼儀なども覚えるのに苦労しているようですが、問題無いでしょう]
[そうか、それでミリアの方はどうだ?]
[申し訳ありません、いまだに結界術が解けず....]
[そうか、ならジークを王子王女の世話係に任命しよう!]
[そういう事ですか、かしこまりました]
そう言うと、執事長は執務室を後にした。
[ジーク出てきなさい]
[なんでしょうか執事長?]
[国王陛下から、あなたを王子・王女の世話係にする、と]
[了解した]
[王子達は今勉強をしていらっしゃる、先にそれぞれのお部屋を覚えてもらう]
[了解した]
ジークは王子達の部屋に向かった。
[執事長、何故こんなところに結界を張っている?]
[そこは、レルフェント王国第一通り王女ミリア様のお部屋だ、ミリア様は訳あってお部屋に閉じ籠ってしまったのだ、王国の術者はでもその結界は解けなかったのだ]
[そうか....]
[ジーク、あなたなら解けますか?]
[これは、いくつもの結界術を重ね掛けし、無駄に魔力を与えている]
[つまり、無理ということですか?]
[いや、無理ではないが、これを解除するには解除術を一から作らねばならない]
[何故ですかな?]
[分かり安く言うと、これはやたらめったらに鍵を取り付けた、と言うこと、解除したければ、何重にもなっている結界の一つ一つにあった術を使わないといけない、ということだ]
[なるほどそういうことですか....]
[ただし、これはまともに解く場合だ]
[他に何か有るのですかな?]
[結界術を破壊すればいい]
[破壊できるのですか!?]
[この程度なら簡単に、だけど無駄に魔力を与えているから、破壊した時....]
[どうなるのですか?]
[入り口になっているこのドアが粉々に吹っ飛ぶ]
[ふむ、その程度でしたら構わないでしょう、ジーク、結界を破壊し王女殿下を部屋の外へお連れしなさい]
[命令だな?]
[そうです]
[命令了解、実行する]
[我を拒みし壁 その強行なる壁を 今消し去る ガーディアン・ブレイク・オブジェクト]

パリィィィィィィィィィィィィン

ガラスが砕けるような音が辺りに響いた。
[なんだ!?]
[王城からだ!]
その音により、訓練中の近衛騎士団が訓練を中止し、音のした階へ向かった。
[障害物を破壊、命令を実行する]
(むちゃくちゃですな、しかし流石と言うべきですかな?)
思考する執事長を横目にジークは王女の部屋に入っていった。
[なっ何、誰なの!?]
[レルフェント王国第一王女、ミリア・レム・レルフェントだな?]
[そうだけど、あなたは誰なの?何故どうやってこの部屋の結界を解除したの?]
[その質問には後で答える、俺は命令により、あなたを、この部屋の外へと連れ出す]
[それって、お父様の命令?なら放っておいて!堕天の私に構わないで!]
堕天とは、本来魔族にしか力を貸さない、邪神、邪龍、魔獣、これらの力を人間が手にいれることである、ただ、決して必ずしも人に邪悪な思惑が有るわけではない、邪神、邪龍、魔獣、達が好んだ人に力を託すことも多々ある、しかし、基本的に相容れない為、力を宿している人を堕天と呼び意味嫌っている。
[それが、どうした?俺が命令を中断する理由にはならない、動かないなら無理にでも連れ出す]
[なっ何をすー]
[命令を実行する]
ミリアの言葉を遮るとジークは横向きに抱き抱えたそう、お姫様抱っこの状態だった。
[えっえっ!?ちょっと!?]
[お前がどんな理由でこの部屋から出たくないかは、俺には関係無い、命令の障害は排除する]
[例え、そうだとしても何でこの状態なのよ!?]
[執事長に王女がごねたら、怪我をしない範囲で無理やりにでも出せと、言われたから工夫した]
[なっ...!!せっセバスゥ~///]
一方その頃、近衛騎士団が王女の部屋近くまで来ていた。
[っ!!セバス殿!!]
[どうされましたかな?]
[先ほどの音を聞きまして...]
[ふむ、先ほどの音は王女殿下の結界を破壊した時にできた、音です気になさなくて結構]
[あれを!?我々レルフェント王国最高峰の近衛騎士団でも破壊出来なかった物を...]
[要件はそれだけのようですな、直ちに自分たちの持ち場にもどりなさい]
[しかし...]
[私は持ち場に戻れと申し上げましたが...]
その言葉と、共にセバスから猛烈な殺気が放たれた。
[っ......!!わかり、ました]
近衛騎士団は、そう言うとその場を立ち去った。
[おっ下ろしなさい!!]
[駄目だ、命令は部屋から連れ出せという命令、部屋から出るまでは、聞けない]
(仕事が早いですな...)
セバスがそう思うと、ジークがミリアを抱えて部屋から出てきた。
[セバス!こいつは誰なの!?]
[国王陛下のお命を救った者でございます]
[えっ...!?お父様の命を!?]
[左様でございます]
そうして話し込んでいると。
[おお、ミリア!]
[.....っ!お父様....]
[心配したぞ...]
[そういうのはいいわ、堕天した私なんて疎ましいでしょ?]
[何を言う!!ミリア、そなたは余の娘、娘を、心配しない親がどこにいるか!!]
[それは、それとして、ジークお主はいつまでミリアを抱えておるつもりだ...]
怒りと呆れが混じった声音で国王が言った。
[下ろせ、という命令が無かった...]
[下ろしなさい!!]
[了解]
[ふむ、どうやら、王子達も勉強が終わったようてすので、この際あの者達も呼んで専属を決めましょう]
[それが良いな、ジーク、ミリアついて来なさい]
二人は国王についていくのだった。

   ◇   ◇   ◇   ◇

国王達は一室に集まった。
[お前達には、専属の従者をつける、セバス]
[はっ、かしこまりました、王子達専属の従者、右から、カシス、ルピア、ジークです]
[ラインハルトにはカシス、アルケルにはルピアそして、ミリアにはジークに従者となってもらう]
[専属を決めるとは聞いていましたが、彼らは大丈夫なのですか?]
[問題は無い、余が直々に能力を見たからな]
[そうですか...]
[それに、専属従者を決めた理由もある]
[それは、何ですか?]
[ラインハルト、お主運動が苦手であったな、そのためお主には、カシスを着けた]
[そういう事でしたか...]
[アルケル、お主は礼儀などの問題点が多いそのため、ルピアを従者にした]
[そういう事かよ...]
[そして最後にミリア、お主の力は強大だそのため、神術の扱いが一番高いジークに任せた]
[...わかりましたわ]
[学園に戻るまで今しばらく時がある、カシスに運動、ルピアに学門、ジークに神術を教わりなさい]
[わかりました父上]
こうして、専属従者が決まり、従者から王女達はそれぞれを学ぶのであった。

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