夢の中

画策

透明


透明に見えた現実と わからなくなった立看板
空に溶ける浮遊物体 聞き損なった昨日の噂
今ある道を進み続ける

夕暮れに君を待つ 光ない街灯の下
昼と夜とが交わる点に 私はそれを見つけたよ
オレンジ色の過去を横目に 優しく蒼い未来に触れて
「いま、時間が止まった」
そう呟いた

空に無数の発光物体 あたり一面空白に覆われて
私は心の隙間に気付きながら 綺麗なそれを見つめたさ
過ぎ去った日々を横目に 虚ろにほころぶ未来を見据えて
今ある道を進み続ける

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