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1分の時があれば

TOMO_music

僕の考え

僕が図書室に向かったあの日。すずは僕に何か聞いてほしかったのかもしれない。もしくはその逆だったのかもしれない。それは、すずと話してみないとわからない。とにかく、今は目の前の事に集中しよう。そして公園に着くと、そこには結実の姿があった。僕は、自転車から降りた。
「亮君、君はなんですずの転校場所を知りたいの？」
「それは…。」
「それは？」
勇気を振り絞れ、そう自分に言い聞かせた。僕は意を決して理由をそのまま伝えることにした。
「俺は、すずに謝りたい。」
「すずに謝る？そんな事しない方がいいんじゃない？もう、すずは亮君に会いたくないかもしれないよ？」
「それでも、俺は謝りに行きたい。今、謝らなかったら今後二度とすずと話すことはないだろう。だからこそ、面と向かって謝りたい。」
すると結実の表情が変わった。
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