話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

検索

会員登録

1分の時があれば

TOMO_music

憂鬱な登校

「ピンポーン」
家の呼び鈴が鳴った。学校を休んでるのがばれてはまずいと思い、扉を開けなかった。
「ピンポーン、ピンポーン」
何回も呼び鈴が鳴る。イライラして扉を開けるとそこにはすずが待っていた。
「おはよっ！」
そう元気に挨拶をされると、余計辛くなる。
「じゃ。」
そう言って扉を閉めようとすると、
「元気そうじゃん！」
と言って、扉を開けてきた。
はっきり言って、ウザいと思ったが、口にはせずに心の中に秘めておいた。すずはしゃべり終わらないし、学校をさぼったことがばれてはまずいと思い憂鬱になりながらも学校の支度を始めた。
「わかった、行くよ。」
最悪だ、なぜこの僕があんなやつと行かなくてはならないんだ。なんたって、僕はそんなにすごいわけでもない。なのに、こんな奴と行ったらいじめられるかもしれない。今の世の中は悲しい。ただ、一緒に歩いているだけなのに茶化されたりする。靴を履き、家を出た。
ノベルバアプリならより快適な環境で小説を読める！

「1分の時があれば」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

コメントを書く