転生後の人生も詰み確定な件
第1話 夢に見た世界
え、あれ?
どこだここ。
って、頭めっちゃ痛いんだけど。
気づいたら俺は知らない木の下にいた。
「何だこの本」
俺の手には小説くらいのサイズで茶色く不気味な模様の描かれた魔導書のようなものを持っていた。
「って、全部白紙じゃん」
すると表紙にある水晶のような装飾が赤く光る。
「うわっ、びっくりした!
って、何だこの文字。」
「読める…のか…?」
「選ばれた者よ。
この書を読むことが出来るのはこの本の主である貴君のみである。
この書は主の状態を表す。」
「取り敢えずこれだけしか書いてないな。」
「ってか俺なんでここにいるんだっけ。」
~1時間前~
いつも通り会社に来ていた俺は、資料をコピーするためにコピー室に来ていた。
情報管理の厳しいこの会社ではコピー室以外でのコピーが禁じられていた。
そのため多くの人が利用するのだが何故かこの時は1人も人がいなかった。
「あれっ、紙ないじゃん」
コピー機に紙が入っていないことに愚痴を漏らしつつ紙の仕舞われているはずのロッカーを開く。
ギッギシギシ、、、
鈍い音を立てて開くとそこに紙はなく真っ暗な闇が続いた。
気づけばそこに吸い込まれていた。
その中で意識は飛び、頭を強打していた。
……
「だからこんなに頭が痛いのか、って待てよ?
リーマンだったはずなのに、見たことも無い服。」
するとまた本が光る。
……………………………………………
  名  :リアン・アムル 
年齢:7歳
魔法:無し
特殊能力:無し
……………………………………………
どうやら俺はリアン・アムルという少年に憑依してしまったようだ。
「くっ、、これが転生か!!!」
昔から憧れていた異世界転生。
元厨二病患者にとって嬉しくないわけがなかった。
 
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