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あらすじ
神からの恩寵を受けて覚醒した聖女フィア・シラティエは、その一日の殆どを平和への祈りに捧げ、神から賜ったその力で戦士の傷を癒し、自らが傷つくのも厭わずに皆の先頭に立ち魔王軍と闘った。
神のもとへと帰られるその時まで贅沢などは決してせず、無欲で慈愛に満ちた正に聖女たる女性であったと、のちの歴史書には綴られていた。
しかし、死した後に神の手によって異世界へと転生したフィアは語る。
「神の恩寵を受けて聖女となって以降、教会の神官達からそうあれと言われ、私は皆の理想の聖女として生きてきました。勿論、平和への想いは心の底からのものでしたが、正直、夕食はおかわりしたかったですし、お酒も飲んでみたかったですし、えっちなことにも興味はありました」
鉄板の上に山盛りになったステーキに齧り付きながらフィアは言葉を続ける。
「私だって女の子なんです。人間なんです。神からのお許しも頂けたので、今世は欲望のままに生きていきたいと思います」
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