神様の旅路

三日月

第16話〜パーティメンバー〜

カミラがこれからの予定を発表した翌日、俺たちは朝から広場に集められていた

「さて、早速訓練開始ですよ〜」

「まずは何をすれば良いですか?」

星光がそう聴く

「先日発表したナーチャ王国へ向かう人達は私が面倒見るので集まってください、他の人達はアルバートが面倒見てくれるでしょう」

「俺がちゃんと鍛えてやるぞ!」

自信満々にアルバートさんが言う

「では、移動してください」

「「「はい!」」」

そして俺たちは移動する、俺はメンバーではないのでアルバートさんのところだ。その時、頭の中にカミラの声が響いた

「ちゃんと訓練受けてくださいよ、サボるのは禁止ですからね」

「分かってるよ」

「それなら良いです」

そして念話が終了した、仕方ないからちゃんと訓練受けるか

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俺たちはナーチャ王国に向かうメンバーだけでカミラさんのもとに集まっていた

「さて、まず皆さんにはお互いの情報を教えあってもらいます!」

「「「はい?」」」

みんな意味を理解していないようだ、俺もなんだけどね

「あの、どういうことですか?」

「お互いのステータスや戦闘スタイルを知らないと、連携とか出来ませんからね」

なる程、確かに俺たちはお互いのステータスを知らない

「分かりました、では俺から」

そして俺はステータスを公開する

サトウホシミツ

レベル:25

攻撃力:3064

防御力:2861

魔力量:2725

スキル:言語理解、無詠唱、気配感知、体力強化、
   全属性適性、思考速度加速、念話
   

エクストラスキル:聖剣使い、光神の加護

最初に比べるとだいぶ能力値が上がったと思う

「これがオレのステータスです、武器はこの聖剣」

そう言って俺は聖剣を見せつける

「はい、星光さんのステータスはわかりました。では次お願いします」

「んじゃ、俺だな」

そう言って智也はステータスを公開する

アカシロトモヤ

レベル:21

攻撃力:2634

防御力:1967

魔力量:1645

スキル: 言語理解、気配感知、体力強化、身体能力向上
   思考速度加速、念話、力解放

エクストラスキル:武術の才

「こんな感じだ、ちなみにオレの武器はこの籠手だ」

そう言って智也は装備している籠手を見せつけた

「智也君私たちとあまり変わらないんだね」

上田さんがそう智也に聞く

「初期ステータスはみんな同じような感じだったから
だろ」

「でも魔人に操られてた時はもっと強そうだったよ」

「あの時はクソ魔人から力を借りてたんだよ、思い出して腹立ってきたぜ」

「そうだったんだ、ごめんね思い出させちゃって」

「気にすんな」

「はいはい、お話はそこまで次の方お願いします」

カミラさんがそう言う

その後みんなステータスを公開した、大体平均2000は超えているがオレのステータスを超える人はいなかった

「皆さんのステータスは全て分かりました、それでは訓練開始です!」

そして俺たちは夕方まで訓練をした、武器の使い方、適正属性魔法などを極めるために頑張った。

「さて、1日目は終わりです。まだまだ期間はありますからどんどん訓練しますよ」

「「「えぇ〜」」」

カミラさんは意地悪そうな笑顔を見せた

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俺たちは訓練が終わりそれぞれ部屋へと戻る

「カミラさん!」

俺は帰ろうとするカミラさんを呼び止めた

「何ですか?星光さん」

「少しお話ししたいと思いまして」

「良いですよ」

そして俺たちは街が見渡せる場所へ移動した、夕焼けがすごく綺麗だ

「これは……どこの世界でも変わらないんだな」

俺はそう思い懐かしい日本を思い出す

「貴女が元いた世界でもこんな景色が見れたのですか?」

「はい、他にも色々な景色が見れました」

「そうですか……いつか行ってみたいです!」

「行けたら良いですね」

俺はカミラさんにそう返す、もしも連れて行けるのなら一緒に地球に行きたいな

「この世界でも綺麗な景色は見れます、今度一緒に行きましょうね」

そう言ってカミラさんは俺の方を向く、その姿はとても綺麗だ

「カミラさん、一つお願いがあるのですが良いですか?」

「何です?」

「街に行ってみたいです」

この世界の街がどんな感じなのかずっと見てみたかったのだ

「……いいでしょう、たまには息抜きも大事です」

「ありがとうございます!」

「では明日皆さんにも伝えますね」

「はい!それで街を案内して欲しいのですが良いですか?」

「ん〜、私には仕事があるのですが。1日くらいなら平気ですよ」

「では、よろしくお願いします!」

「はい、頑張って案内しますよ」

そして俺たちはそれぞれ部屋へと戻る、その途中俺はすごく気分が良かった、だってデートだよそんなの楽しみに決まってるじゃん。

「早く行きたいな……」

俺はそう思うのだった















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