話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

翡翠の御石

負手勝世

奇行のワケ

その奇行ようすに興味を持った旅商人が、姫に理由を訊く。

姫は、
な事があったり」
「痛いトコに」
「ヒスイのお石を充てたり、撫でたりすると」
「具合が良くなる。 ......気がする」
と述べた。

姫は、
「ヒスイのお石も、絵具えのぐになれる?」
と尋ねながら。
巾着袋から、御自慢めいた翡翠石をいくつか取り出し、見せた。

旅商人は、
「これほど美しい石は... 見たことがありません。
 さぞ、綺麗な岩絵具に、成ることでしょう」
と、驚いてくれたし、褒めてくれた。

ご満悦になった姫は、
早速、城の者達を、得意気に呼出し、引き連れ。
旅商人と供に、海へ、川へ、山へ、
翡翠を探す旅に、出た。

「翡翠の御石」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く