生きる目的がない

増田朋美

生きる目的がない

私には、今生きる目的がありません。
本当に何をやっても成果が出ないのです。普通の人のように、大学から、就職してそのまま何か得て、という事がどうしてもできないのです。
まず第一に、クルマがない。車に乗れないので通勤ができない。徒歩圏内に通えそうなものがないのです。それがないので、きっかけがあったとしても行くことができません。運転免許を取ることは、薬の都合により出来ないのです。これをまず第一番に挙げなければなりません。相談機関があったとしても、それがないから行けない。訓練してくれる施設があったとしても、そこへ行けないのです。
今は、お箏の教室でお箏を習っていますが、それをまた別の形で何かという事もできない。お箏の演奏だって、クルマがないから移動ができない。そういう訳で、演奏を依頼されても実現することができません。
社会に出ていないという事は、本当に楽しそうだと批判される方は非常に多いですが、本当はつらいことです。悲しいことです。だから、そういうモノがある方は、どうかそれに、感謝してほしいと本当に思います。これは、本当の事です。通えるものがある事、それを提供してくれるところへ行ける手段がある事は、ほんとうに幸せです。だから、それを一番の幸せだと思ってください。
私は、居場所もない、なにかあっても、実現することができない。だから、本当に悲しいのです。むなしいのです。他人はそういう私の事を、ニートだと言って、批判します。でも、どうしても、変わることができない。変わることができる手段がない。何をやっても成果という物がない。こんなむなしい世界をどうぞ体験しないでください。どうか、そういう場所がある事に感謝して生き抜いてください。
逆をいえば、そういうモノさえあれば、この世界はなんぼでもなります。
そういうモノがあれば、御金が手に入る。生きているのがむなしくても、それが有れば、人生を変えることはいくらでもできます。
どこか行くことだってできます。気分を変えることだってできます。
でも、私には生きていく手段がない。
生きていける成果がない。そういう冷たい世界の中で生きていくしか方法もないのです。
今は、十三年前からやっていたお箏の教室に通って、古典の箏曲を習っていますが、それでは、正直何もならないことは痛感しています。本当に、何もなくただ、お年寄りたちが、嘆いているのを聞くだけしかなくて、需要がないのです。
時々こういう文書を書いて投稿していますが、それも何にも反応がありません。批評すら貰うこともできません。ファンタジーなるものができなければ、生きていくことができないのです。
本当に何もない人生、もうだめだと思う事のほうが多すぎて、悲しいです。
だから、どうか、間違えないで下さい。学生の頃は、学校に従ってください。その人たちを敵対しないで下さい。一番必要なのは順応する力です。つらくても、適当なところでやりぬいて、生きてください。教師を敵に回さないでください、見返してやろうと思わないで。学校にいるときは学校に従いましょう。もし、学校になじめないとか、どうしてもだめだったら、正直に言いましょう。そういう時しか、正直が通用する場はありません。
どうかお願いします。私のように、食べるだけで何もしない人生にならないために。
食べるだけで何もしないのは、むなしいだけです。
悲しいだけです。
苦しいだけです。
どうか、誰かを敵対するのはやめて、正直に順応し、生き抜いていきましょう。
そして私のような人間を二度と作らないでください。
こういう苦しい人生を送る人が、二度と現れないことを祈って。
最後に、この文書を読んでくれてありがとう。

コメント

  • ノベルバユーザー603772

    不遇な生活を送り冷遇されて…というよくある話だけれど真っ直ぐさで健気。
    続行するか迷い中で気になりますよね。

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