無属性魔法を極めた俺は異世界最強!?
8話
広い・・・
この城広過ぎる。まず予言の間って何処だよ、もう歩き始めてから15分くらい経ってるぞ。
「川村ぁ、俺たちって予言の間がどこか知って移動してるのか?」
「いや、俺もどこか分からない」
やっぱりか、まぁ期待はして無かったけど。
それからさらに歩いて5分くらい経った頃、
「・・・はぁ、」
あぁ、なんか熱っぽい。さっきから身体がふわふわする。
今日はいろんなことがあり過ぎて体力が限界突破しているみたいだ。早く休みたい・・・
そんな事を考えて居ると
「おっ、あそこに人が集まってる。多分あそこに集合するんだ!」
川村が人混みを見つけて早く行こうぜと俺の手を引っ張る。うぅ~、だるい。
□
「すみません、ちょっと退いてください」
城内にいた全ての人が一か所に集まる事によって溢れ出している人混みを掻き分けて進んでいく。
あ、見えてきた。
人混みの中央にはクラスメイト達が集まっていて、みんなステータスを表示して中には興味深げに見ている人や自慢しあっている人もいる。
よくステータスの存在に気づいたな。オタク組の誰かが教えたのか?
俺が一人疑問に思っていると、突然「おぉ!!」とこの場一帯の人達がざわめきだした。
何だと中央に目を向けると、俺はその光景に絶句した。
そこには二人の男が立っていた。
上にデカデカと表示されているステータス画面の称号の欄には勇者、もう一人には賢者と表示されており、適性魔法は火、水、土、風、光、闇属性、スキルに至っては数十に渡る多様、かつ使えそうなスキルがズラっと並んでいる。
しかし驚くべきはステータスでは無く中央に得意げな顔をしながら立っている二人だ。
「金田賢二に・・・・・・強田龍!?」
俺は怒った。何に怒っているのかは自分でも分からないがおそらく運命という奴に怒っているのだろう。
何であいつらなんかが・・・・
川村の方を見るとやはり認められない表情をしている。
「おいみんな、オタクの青原と川村が来たぞ!」
元の世界では俺たち陰キャをいじめの的にしてはしゃぎまくってるだけのクズだったが異世界に来て勇者なんて言う立派な称号を与えられ調子に乗っている強田龍はオタクと言う要らない情報を入れつつクラスの皆に俺と川村の存在を伝えた。
「おぉ、キモオタにはどんなスキルが与えられたのかな?」
普段から強田に纏わり付き、少し特殊な趣味を持っているだけの俺たちをキモオタ呼ばわりするこの金田賢二という名のクズもやはり賢者なんて言う立派な称号を与えられ相変わらず俺たちを煽り口調でバカにしてくる。
「ではそこの勇者二人もこの球に手をかざしなさい」
すると強田と金田の後ろからやたら豪華な服を着た老人が姿を現し、緑色に光る球体を指差しながらそう指示した。
突然現れた老人に困惑していると
「申し遅れた。私はこのイムアラ神国の長を務めている預言者ジンだ。あなた方は魔王軍に対抗すべくイムアラ神がこの地に贈られた勇者として魔王を討伐してもらう」
老人の方から説明をしてくれた。
と言うか俺たちって神に転移させられたのか。
入ってくる情報量が多すぎて状況の整理に苦しんでいると川村が動き出して緑色の球に手をかざした。
すると頭上にステータス画面が浮かび上がる。
「おぉっ!魔法適性が回復とは珍しい。戦場ではとても役に立つ優れた魔法ですな」
ヘぇ~回復魔法ってそんなに凄いのか。俺がそんな事を考えて居るとどこからか「チッ」と舌打ちをする音が聞こえた。
川村は俺の所に戻ってくるとお前も行けと背中を押した。
俺は一度深く深呼吸をした後、球に手をかざした。
この城広過ぎる。まず予言の間って何処だよ、もう歩き始めてから15分くらい経ってるぞ。
「川村ぁ、俺たちって予言の間がどこか知って移動してるのか?」
「いや、俺もどこか分からない」
やっぱりか、まぁ期待はして無かったけど。
それからさらに歩いて5分くらい経った頃、
「・・・はぁ、」
あぁ、なんか熱っぽい。さっきから身体がふわふわする。
今日はいろんなことがあり過ぎて体力が限界突破しているみたいだ。早く休みたい・・・
そんな事を考えて居ると
「おっ、あそこに人が集まってる。多分あそこに集合するんだ!」
川村が人混みを見つけて早く行こうぜと俺の手を引っ張る。うぅ~、だるい。
□
「すみません、ちょっと退いてください」
城内にいた全ての人が一か所に集まる事によって溢れ出している人混みを掻き分けて進んでいく。
あ、見えてきた。
人混みの中央にはクラスメイト達が集まっていて、みんなステータスを表示して中には興味深げに見ている人や自慢しあっている人もいる。
よくステータスの存在に気づいたな。オタク組の誰かが教えたのか?
俺が一人疑問に思っていると、突然「おぉ!!」とこの場一帯の人達がざわめきだした。
何だと中央に目を向けると、俺はその光景に絶句した。
そこには二人の男が立っていた。
上にデカデカと表示されているステータス画面の称号の欄には勇者、もう一人には賢者と表示されており、適性魔法は火、水、土、風、光、闇属性、スキルに至っては数十に渡る多様、かつ使えそうなスキルがズラっと並んでいる。
しかし驚くべきはステータスでは無く中央に得意げな顔をしながら立っている二人だ。
「金田賢二に・・・・・・強田龍!?」
俺は怒った。何に怒っているのかは自分でも分からないがおそらく運命という奴に怒っているのだろう。
何であいつらなんかが・・・・
川村の方を見るとやはり認められない表情をしている。
「おいみんな、オタクの青原と川村が来たぞ!」
元の世界では俺たち陰キャをいじめの的にしてはしゃぎまくってるだけのクズだったが異世界に来て勇者なんて言う立派な称号を与えられ調子に乗っている強田龍はオタクと言う要らない情報を入れつつクラスの皆に俺と川村の存在を伝えた。
「おぉ、キモオタにはどんなスキルが与えられたのかな?」
普段から強田に纏わり付き、少し特殊な趣味を持っているだけの俺たちをキモオタ呼ばわりするこの金田賢二という名のクズもやはり賢者なんて言う立派な称号を与えられ相変わらず俺たちを煽り口調でバカにしてくる。
「ではそこの勇者二人もこの球に手をかざしなさい」
すると強田と金田の後ろからやたら豪華な服を着た老人が姿を現し、緑色に光る球体を指差しながらそう指示した。
突然現れた老人に困惑していると
「申し遅れた。私はこのイムアラ神国の長を務めている預言者ジンだ。あなた方は魔王軍に対抗すべくイムアラ神がこの地に贈られた勇者として魔王を討伐してもらう」
老人の方から説明をしてくれた。
と言うか俺たちって神に転移させられたのか。
入ってくる情報量が多すぎて状況の整理に苦しんでいると川村が動き出して緑色の球に手をかざした。
すると頭上にステータス画面が浮かび上がる。
「おぉっ!魔法適性が回復とは珍しい。戦場ではとても役に立つ優れた魔法ですな」
ヘぇ~回復魔法ってそんなに凄いのか。俺がそんな事を考えて居るとどこからか「チッ」と舌打ちをする音が聞こえた。
川村は俺の所に戻ってくるとお前も行けと背中を押した。
俺は一度深く深呼吸をした後、球に手をかざした。
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