悪役令嬢令嬢に転生?そんなもの知ったこっちゃないね!
いざ、屋敷の探検へ!
探検はいいけどどこ行こっかなー
この世界で生きてくにはやっば知識が必要だよね!ゲームとはいえ、全てが当てはまるとかってわけでもないしね。
確認は大事だよね!推測だけだったら外れてる事の方が多いだろうし、ほんとにあのゲームの世界なら対策できるだろうし、何事も準備は大事!
そうと決まれば、図書室へレッツラゴー!
⋯⋯甘くみてました。はい。図書室なんて簡単に見つかるだろうと思ってました。ひとつだけ言い訳したい。
この屋敷広すぎだろーーー!!
図書室を見つけるまでにすっごく時間がかかりました。これは探検なんてものじゃない。まだ幼い子供だからかすぐ息が切れ、何回も倒れるし、ずっと同じ景色だからどこを通ったのかもわかんないし。
さすがお金持ちの家。うん。これしか言えない。
でも楽しかったし、それはそれでいっかな。
せっかく図書室来たんだから本読もっと。
「そういえばわたしはもじよめるのかなあ。いまわたしがなんさいかわからないし、まだこんなにろれつがまわらないし、これでよめたらちーとだもんね」
一つ言いたい。めっちゃ声可愛い!何この声!マリエこんな可愛い声してたの!?こんな子現実にいたらお嫁にしちゃうかも!
とりあえずそこら辺の本をとって部屋の端っこの方に座った。
ーぜ、全部読める…スラスラ読めるけど、なに?これ、チートだよね?この本、絶対違う言語で書かれてんのに、なんで読めんのよぉ!
もう読めんのはありがたいからいいや…
読んでわかったこと、ここはゲームの世界で間違いないみたい。設定と同じことが昔話的なので書いてあったからね。
ということで、破滅しないためにすること考えてみよう。
まず、ヒロインいじめないことでしょ(あんな美少女いじめるなんてことできないわ)、それから王子と婚約しないこと、出来れば接触も控えたい。これは全攻略対象に言えるかな。接触さえしなければ、なにも起こらないだろうしね。
でもゲームの強制力があるかもしれない。これは仕方のないことだ。どうすることも出来ない。
それと、もしかしたら私と同じように転生してる人がいるかもしれない。私に起こったんだから誰に起きてもおかしくはない。これは注意しとかないといけない。どんな人がしてるのか分からないからね。
とりあえずこんなもんか。一応対策とかは考えとこう。何があるか分からないしね。
まぁ私が平和に暮らせたらいいけど、邪魔する人は何してもいいよね!
よし!私が許可する!なーんちゃってね!
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