Disappear

とうか

何か居る

「ここだよな?誰も立ち入らなかったって所」  
「あぁ…多分ここだ」
2人の少年は話す

元気が取り柄な翔希しょうき
冷静だが好奇心は人一倍直也なおや

2人は自分達の住んでる村志殻村しからむら
の有名なホラースポットの場所に足を踏み入れていた。   そこは錆びた立ち入り禁止の看板があるただのトンネルだった。
辺りは木々に囲まれ夜になれば何かの遠吠えの様な声が聞こえる  肌寒い季節の中で1人半袖の翔希は 堂々とトンネルに向かっていた。 

しかし何かに見られている  それは翔希も直也も感じ取っていた。  

しばらく歩き辿り着く そこには錆びた看板と1つの折りたたまれた紙が置いてあった。
「ん…何だこれ?おーい!直也ー!変なもんあったー!」
「バカかお前!今はまだ昼とは言え誰か居るかもしれないんだ!大声は出すな!」
「ご…ごめん」

翔希は直也に拾った紙を渡す 

<警告  死にたくなければ今すぐ引き返せ!中にはへ>

ここで止まっている しかしその文を見る前に直也は冷や汗をかいた  
そう 何故かこの紙には血の跡の様なものが
ついているのだから

「お…おい!もう引き返そうぜ…何があるか
分かんないしよ!」
直也は言う
「いーや!俺は行くぜ!ここまで来たら行くっきゃないっしょ!」

……………………

「はぁ…分かったよ行くよ でも俺は途中までだからな!?」
直也は渋々着いていく





歩いてもう何分…いや  何時間経っただろうか
外は周りにあった無数の木が何も見えなくなっている  1歩…また1歩と歩く度に何かに
見られているような感覚が背筋に走る

辺りは何も無く ただただ細い…車1台通れるか分からない所まで来ている。 もう翔希も流石に静かになってきた  少し休憩しよう…
振り向いたその時…………………

「あはは」

は?  なんだコイツ…翔希じゃない!誰?…
いやそもそも人間じゃない!顔は翔希…
体はまるで肉の塊…にくm じゃなかった 肉塊何かの肉を取って付けたような体をしている

「あははは」

笑っている? いや…泣いてる?分からない
少し目を擦る すると何も無かったかのように
「お?どーした?!休憩すっか?俺も疲れてきちまったよw」と いつもの翔希が居た

なんだったんだよ  

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