転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 1041
どうやら私はただの興味で世界崩壊の鍵を一つ開けてしまったらしい。まあけど……ほら、これって私だけのせいじゃないよね。だって元は教会だ!
「そう、これは教会が全て悪い!!」
だってあいつらがあの扉を顕現させた。それがこの世界に本格的に火を付けたはずだ。それがなかったら、まだ緩やかにこの世界は崩壊の道を辿ってたはず。でも教会があの扉を顕現させたせいで、世界自体が最終局面へと入った。私がしたことは、その中で一つの鍵を開けたにすぎない。
そう、だから教会が全て悪い。間違いない理論で、反論なんて誰もないだろう。まあここには私だけだし、誰も反論なんてしないけど……それに……だ。
「データは沢山集まってるしね」
そう、確かに世界は崩壊の足音を早めた。それは確実だ。人々は嵩がまして行く砂に恐怖して、近くなっていく太陽に暑さを覚えてるだろう。近づくほどに太陽は命の光からその身を焦がす業火へと姿を変える。流石にまだその域には達してないが、その内そうなるのは確実だ。太陽に近づきすぎるということは、全てが灰になるってこと。世界は燃え尽くされて、何ものこらない。それがこの世界の最後なんだろう。
『勇者、アイ、私はこれから全演算能力を使って新たに得たデータの解析に入ります。世界の事は任せました』
一つの鍵を差し込んで回したことで、世界の終焉は早まった。けどその副産物でその仕組み……そして世界の姿……それらのデータは一気に更新された。けどそれを解析するには他の事をやってる片手間に……なんてできない。これには私の拡張した脳の演算能力のすべてを費やす必要がある。
なにせ世界の仕組み……全容……そして神の意図までを紐解こうとするのだ。生半可な処理だけでいけるとは思えない。
「手伝いましょうか?」
アイがそんなことをいってくる。確かにアイが一時的にでもG-01へと戻ってきてくれるのなら、それは大変にありがたい。けど……いつまでもアイを頼りにしてるわけにはいかない。それに……だ。
『いいえ、貴方は勇者とともに危機の対処を。魔王はもういないのです。勇者と貴方が頼りです』
ここに魔王が居たら、アイを戻らせてた。けどもう魔王はいない。ならアイにも頑張って貰わないといけない。確かに今は砂獣も波も退けた。けどまだこちらに都市核はある。
それを奪うために教会は仕掛けてくるはずだ。
「そう、これは教会が全て悪い!!」
だってあいつらがあの扉を顕現させた。それがこの世界に本格的に火を付けたはずだ。それがなかったら、まだ緩やかにこの世界は崩壊の道を辿ってたはず。でも教会があの扉を顕現させたせいで、世界自体が最終局面へと入った。私がしたことは、その中で一つの鍵を開けたにすぎない。
そう、だから教会が全て悪い。間違いない理論で、反論なんて誰もないだろう。まあここには私だけだし、誰も反論なんてしないけど……それに……だ。
「データは沢山集まってるしね」
そう、確かに世界は崩壊の足音を早めた。それは確実だ。人々は嵩がまして行く砂に恐怖して、近くなっていく太陽に暑さを覚えてるだろう。近づくほどに太陽は命の光からその身を焦がす業火へと姿を変える。流石にまだその域には達してないが、その内そうなるのは確実だ。太陽に近づきすぎるということは、全てが灰になるってこと。世界は燃え尽くされて、何ものこらない。それがこの世界の最後なんだろう。
『勇者、アイ、私はこれから全演算能力を使って新たに得たデータの解析に入ります。世界の事は任せました』
一つの鍵を差し込んで回したことで、世界の終焉は早まった。けどその副産物でその仕組み……そして世界の姿……それらのデータは一気に更新された。けどそれを解析するには他の事をやってる片手間に……なんてできない。これには私の拡張した脳の演算能力のすべてを費やす必要がある。
なにせ世界の仕組み……全容……そして神の意図までを紐解こうとするのだ。生半可な処理だけでいけるとは思えない。
「手伝いましょうか?」
アイがそんなことをいってくる。確かにアイが一時的にでもG-01へと戻ってきてくれるのなら、それは大変にありがたい。けど……いつまでもアイを頼りにしてるわけにはいかない。それに……だ。
『いいえ、貴方は勇者とともに危機の対処を。魔王はもういないのです。勇者と貴方が頼りです』
ここに魔王が居たら、アイを戻らせてた。けどもう魔王はいない。ならアイにも頑張って貰わないといけない。確かに今は砂獣も波も退けた。けどまだこちらに都市核はある。
それを奪うために教会は仕掛けてくるはずだ。
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