転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 725
「仮に……仮にだよ、あれをネナンちゃんの両親だと仮定しよう」
私はその可能性を否定することを一旦置いておくことにした。だってだよ。本人が信じているのだ。それを頭ごなしに――
「あれは君の思ってる様な人じゃない!」
――と言っても納得できるだろうか? 人というのは思い込む生物である。そして自己を肯定したいのは誰しもがそうだ。だって誰だって自分が一番好きだろう。だからこそ、自分を否定するようなことは、まずは拒絶する。それが自分が正しいと思ってるうちは、絶対にそうなる。なにせ私にはあの鬼を彼女の両親じゃないという根拠は何? と聞かれたら、見た目……くらいしかない。まず種族が違うじゃん!
とかいうしかない。けどそれでは納得出来ないだろう。彼女は両親が死んでるとは認識もしてるし、理解もしてる。その上で、もう一度会いたいと願ってたんだ。そんな中、色々と彼女にとってはその会話の中で納得できる何かがあって、あれを両親と思ってる。
となると、頭ごなしに否定したって駄目だろうし、私がもしもあの鬼を倒したり追い返したりしたらどうなるか……それはネナンちゃんに重ねてきた信頼――って奴が崩壊する可能性はある。ネナンちゃんはとてもいい子だし、私にも恩を感じてるだろう。
けどさ、両親と天秤にかけた時、どっちの肩を持つか……てっなれば両親というか肉親だろう。それはしょうがないと思う。彼女が悪いわけじゃない。普通はそうなる。ここまできて、ネナンちゃんに嫌われるとかしたくない。
それは勿論彼女がこの世界のサンクチュアリ候補の第一候補ってこともあるが、私だって彼女のことを普通に妹くらいには思ってるんだ。そんな彼女と敵対なんてのはしたくない。
「どうしたら良いんだろう?」
鬼はこっちに来れない。宵が顔をのぞかせてるが、あくまでもこっち側は明だ。こっち側からならいけるのだろうか? 私はちょっと興味本位で、ドローンを飛ばしてみた。すると無理だった。
「無理か……」
こっちからも干渉は出来ないとなると……どうする? そんな事を考えてるとネナンちゃんはいうよ。
「ジーゼ様、私いかなくちゃ」
まあ、そうなると思った。向こうからはこっちに手出しは出来ない。こっちもどうしようもないんだけど、この再開をネナンちゃんは諦めることはないだろうってことは分かってた。けどここでちょっとした疑惑が出てくる。それはネナンちゃんの意思なのか、あの鬼によって誘導された結果なのかってことだ。普通の……いや本当にネナンちゃんの両親なら、子供に危険なんて侵させないだろう。
まあそれも私の偏見かもしれないけどね。けど困ったことに私はここで彼女を引き止めるすべがない。言葉……はそもそも私は喋れない設定だ。せめて勇者かアイが居ないと……ネナンちゃんは操られてる様子もないから、力でなんとかもできないし……かといってここで無理やり引き離しても彼女には未練しかのこらない。
「納得させるには、それこそこの子が理解するまで接触させるしか無い……か。私が守れば問題ないし」
どうやらサーザインシャインインラへと行くのはだいぶ厳しくなりそうだ。黄金の鬼は勇者に頑張ってもらうしか無い。
私はその可能性を否定することを一旦置いておくことにした。だってだよ。本人が信じているのだ。それを頭ごなしに――
「あれは君の思ってる様な人じゃない!」
――と言っても納得できるだろうか? 人というのは思い込む生物である。そして自己を肯定したいのは誰しもがそうだ。だって誰だって自分が一番好きだろう。だからこそ、自分を否定するようなことは、まずは拒絶する。それが自分が正しいと思ってるうちは、絶対にそうなる。なにせ私にはあの鬼を彼女の両親じゃないという根拠は何? と聞かれたら、見た目……くらいしかない。まず種族が違うじゃん!
とかいうしかない。けどそれでは納得出来ないだろう。彼女は両親が死んでるとは認識もしてるし、理解もしてる。その上で、もう一度会いたいと願ってたんだ。そんな中、色々と彼女にとってはその会話の中で納得できる何かがあって、あれを両親と思ってる。
となると、頭ごなしに否定したって駄目だろうし、私がもしもあの鬼を倒したり追い返したりしたらどうなるか……それはネナンちゃんに重ねてきた信頼――って奴が崩壊する可能性はある。ネナンちゃんはとてもいい子だし、私にも恩を感じてるだろう。
けどさ、両親と天秤にかけた時、どっちの肩を持つか……てっなれば両親というか肉親だろう。それはしょうがないと思う。彼女が悪いわけじゃない。普通はそうなる。ここまできて、ネナンちゃんに嫌われるとかしたくない。
それは勿論彼女がこの世界のサンクチュアリ候補の第一候補ってこともあるが、私だって彼女のことを普通に妹くらいには思ってるんだ。そんな彼女と敵対なんてのはしたくない。
「どうしたら良いんだろう?」
鬼はこっちに来れない。宵が顔をのぞかせてるが、あくまでもこっち側は明だ。こっち側からならいけるのだろうか? 私はちょっと興味本位で、ドローンを飛ばしてみた。すると無理だった。
「無理か……」
こっちからも干渉は出来ないとなると……どうする? そんな事を考えてるとネナンちゃんはいうよ。
「ジーゼ様、私いかなくちゃ」
まあ、そうなると思った。向こうからはこっちに手出しは出来ない。こっちもどうしようもないんだけど、この再開をネナンちゃんは諦めることはないだろうってことは分かってた。けどここでちょっとした疑惑が出てくる。それはネナンちゃんの意思なのか、あの鬼によって誘導された結果なのかってことだ。普通の……いや本当にネナンちゃんの両親なら、子供に危険なんて侵させないだろう。
まあそれも私の偏見かもしれないけどね。けど困ったことに私はここで彼女を引き止めるすべがない。言葉……はそもそも私は喋れない設定だ。せめて勇者かアイが居ないと……ネナンちゃんは操られてる様子もないから、力でなんとかもできないし……かといってここで無理やり引き離しても彼女には未練しかのこらない。
「納得させるには、それこそこの子が理解するまで接触させるしか無い……か。私が守れば問題ないし」
どうやらサーザインシャインインラへと行くのはだいぶ厳しくなりそうだ。黄金の鬼は勇者に頑張ってもらうしか無い。
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