転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 699
サーザインシャインインラの市街というなの瓦礫の中では戦いが繰り広げられてる。でも戦いの場はそこだけではない。市街はそもそもそが犠牲になるのが前提だった。だからよくやってる方だろう。
サーザインシャインインラのお偉いさん達はオアシスの中央にある宮殿に集まってガクブルしてるからね。そこもまだなんとか耐えてる。向こうは教会から導入してた兵器と言っていい物を使ってなんとか砂獣を撃退してる。
でも市街と違って誰も武器を手に取ってない。一応向こうにはエリートと呼ばれてる奴らがいたんだけどね。実を言うとメリアスさん達の部隊はエリートってわけじゃないのだ。
おかしいけどね。明らかに彼らがこのサーザインシャインインラの最大戦力なのは明らかだった。なのにエリートと言われる部隊は別にあった。もちろんそれは腐った理由である。
そもそもが上層部からはメリアス・アルドパルトさんは嫌われてたのだ。だからこそ、危険な任務をさせられてた。彼はそれで危険を排除できて不満はなかったみたいだけど、それでも評価されないことは部下とかは不満を抱いてた。
まあけどメリアスさんの部隊に送られる奴らは彼に惚れてる人たちだったから、それでもただ愚直にメリアスさんについて行ってたわけだ。それにメリアスさん達はサーザインシャインインラの民衆達には人気だった。エリートは別にいても、軍の顔は彼…… そして彼らの部隊が花形みたいなね。
それが上層部、そして一応肩書きだけはエリートと称される部隊の奴らは嫌だったみたいだけどね。でもだからこそ、ここでそのエリートとしての役割を全うして花形としての立場を奪い去る好機……なんだけど、エリート部隊の奴らは当然だけど、コネやら不正やらでそこに所属してるだけの奴らである。
軍にはもちろん訓練とかあるわけだけど、エリート様達がそんなことをするわけがない。つまりはただの雑魚だ。エリート部隊なのに戦えない。だからこそ私が持ってきた武器も誰も手に取ってない。自動で砂獣に向かって砲撃を繰り返す大砲だけに頼り切ってる。
けどそれも流石に砂獣の数が多すぎたのか、攻撃も受けてないのに壊れ出してる。
「おい! このポンコツめ!!」
「しっかり動け!! 働けよ!!」
そう言って大砲の近くに配置されてるエリート部隊の面々は動かなくなった大砲を蹴ったりしてる。もちろんだけど、そんなことで治るわけない。奴らは一応軍ということで大砲のそばにいるだけで本当なら建物の中にいたいくらいだった。橋の近くとそして宮殿の櫓に大砲を設置して高所から打ちまくってたわけだ。
けどどうやら大砲には稼働限界があったようだね。多分だけど教会は意図的にだったろう。本当に波を撃退されても困る? のかな? そもそもがこの波は教会が起こしてるくさいからね。今のところそれは90%の確率でそうだと思ってる。
だから不備なのか……そもそもが本当にただの稼働限界なのか、奴らがメンテナンスを行ってるなんても思えないからきっとどっちもだろう。
大砲がどんどん壊れていくということは、つまりは弾幕が薄くなるということ。そうなるともちろん砂獣が漏れて迫ってくることになる。橋のほうにいるエリート様たちは剣を抜いて戦おう……となんてせずに我先には逃げていくよ。
なんかちょっと前にも見たけど……まさか戦う意志さえ見せないとはね。本当にお飾りだ。逆に笑えてくるよ。
サーザインシャインインラのお偉いさん達はオアシスの中央にある宮殿に集まってガクブルしてるからね。そこもまだなんとか耐えてる。向こうは教会から導入してた兵器と言っていい物を使ってなんとか砂獣を撃退してる。
でも市街と違って誰も武器を手に取ってない。一応向こうにはエリートと呼ばれてる奴らがいたんだけどね。実を言うとメリアスさん達の部隊はエリートってわけじゃないのだ。
おかしいけどね。明らかに彼らがこのサーザインシャインインラの最大戦力なのは明らかだった。なのにエリートと言われる部隊は別にあった。もちろんそれは腐った理由である。
そもそもが上層部からはメリアス・アルドパルトさんは嫌われてたのだ。だからこそ、危険な任務をさせられてた。彼はそれで危険を排除できて不満はなかったみたいだけど、それでも評価されないことは部下とかは不満を抱いてた。
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