転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 657
「私達……もうおしまいなのでしょうか? 私……怖いです」
そう言ってしなだれて自然と男性により掛かる。眼の前の教会の牧師の格好をしてる男性は、私が寄りかかると、その体を固くしたが、鼻の下を伸ばして必死に声をだす。震える手を私の肩に置いて、そこから腕に掛けて、ぎこちなくなでてくる。
「だだだ、大丈夫。君は僕がまもって、みみみみせるから」
そういう彼はどんどんと鼻息も荒くなってる。死を感じたら人は種を残したくなるみたいな……そんなのがあるらしい。つまりは彼はこうやって不安げにしてる女性をどうやったら合法的に押し倒せるか……きっとそんな事を考えてるんだろう。
「でも……軍も太刀打ちできてないって……もうそこまで砂獣は来てるって……教会は私たちを見捨てたのでしょうか?」
涙を拭って、私は寄りかかったその人を見上げる。上目遣い……そして潤んだ瞳、そしてつややかな唇。私にある全ては男性を魅了する。ゴクリと、彼がつばを飲み込んだのが喉の動きでわかった。
「教会は誰も見捨てたりなんかしません。あ、安心……してください!」
「でも……中央とは連絡がつかないと聞きました。私達には援軍も期待できないのでしょう? 私……怖い」
キュッと私の肩にある彼の手、その指の一つをか弱くつまんだ。こっちからの再びの接触。それによって、彼はきっと今、私にキュンキュンしてるだろう。いやすでに心臓を撃ち抜かれてるかもしれない。
「はあはあ」
そんな風に、どんどんと息が荒くなってるのがわかる。見極めないと。私の子宮も下に降りてきたそうにしてるし、なにかか囁いてくる。頭の中で「やっちゃいなよ。食べちゃいなよ」と聞こえる気がする。
私がそっちの方に行こうとしたら監視してくれてるドローンさんが止めてくれるだろうが……私はもう、これ以上砂獣なんて生みたくない。私が産んだ砂獣がここサーザインシャインインラを潰すなんて、そんなのは嫌だから。これ以上、私は罪を重ねるわけにはいかない。だから私は必死にこらえる。下半身あたりに当たる硬いものを意識しないようにする。
私がほしいのは情報だ。そのためにこうやってこのサーザインシャインインラにある教会に勤めてる関係者にあたってる。この人は牧師見習いみたいなそんな人だ。宮殿の敷地内にある教会側の人だから、それなりに偉い人の子で、将来が約束されてる……みたいなのを聴いたことが有る。
普通なら、そういう人たちは大体が女になれてる感じがあるんだけど、この人はそうではないらしい。どう考えても反応がそれを示してる。きっとこの人は偉くても奢らずにやってるいい人なんだろう。
そういうのもたまにはいる。けど、そういう人もいずれは……この人がいつか教会を内側から変える日が来るかもしれないが、そんなのを待ってることはできない。だからその純粋さを利用させてもらいます。
「安心してください。ここは大丈夫です。私たちにはまだ切り札があります」
そう彼はいう。教会が持ってる切り札。そのワードに私は目を光らせる。
そう言ってしなだれて自然と男性により掛かる。眼の前の教会の牧師の格好をしてる男性は、私が寄りかかると、その体を固くしたが、鼻の下を伸ばして必死に声をだす。震える手を私の肩に置いて、そこから腕に掛けて、ぎこちなくなでてくる。
「だだだ、大丈夫。君は僕がまもって、みみみみせるから」
そういう彼はどんどんと鼻息も荒くなってる。死を感じたら人は種を残したくなるみたいな……そんなのがあるらしい。つまりは彼はこうやって不安げにしてる女性をどうやったら合法的に押し倒せるか……きっとそんな事を考えてるんだろう。
「でも……軍も太刀打ちできてないって……もうそこまで砂獣は来てるって……教会は私たちを見捨てたのでしょうか?」
涙を拭って、私は寄りかかったその人を見上げる。上目遣い……そして潤んだ瞳、そしてつややかな唇。私にある全ては男性を魅了する。ゴクリと、彼がつばを飲み込んだのが喉の動きでわかった。
「教会は誰も見捨てたりなんかしません。あ、安心……してください!」
「でも……中央とは連絡がつかないと聞きました。私達には援軍も期待できないのでしょう? 私……怖い」
キュッと私の肩にある彼の手、その指の一つをか弱くつまんだ。こっちからの再びの接触。それによって、彼はきっと今、私にキュンキュンしてるだろう。いやすでに心臓を撃ち抜かれてるかもしれない。
「はあはあ」
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私がほしいのは情報だ。そのためにこうやってこのサーザインシャインインラにある教会に勤めてる関係者にあたってる。この人は牧師見習いみたいなそんな人だ。宮殿の敷地内にある教会側の人だから、それなりに偉い人の子で、将来が約束されてる……みたいなのを聴いたことが有る。
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そういうのもたまにはいる。けど、そういう人もいずれは……この人がいつか教会を内側から変える日が来るかもしれないが、そんなのを待ってることはできない。だからその純粋さを利用させてもらいます。
「安心してください。ここは大丈夫です。私たちにはまだ切り札があります」
そう彼はいう。教会が持ってる切り札。そのワードに私は目を光らせる。
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