転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 487
ジュルル……なんかそんな音がした。何かと思ったら、蜘蛛人間の傷……私が脚を引きちぎった部分に何やら力が集まってる。まあ力が集まってるとか見えてるのは私だけと思うけど……皆さんにはきっと、蜘蛛人間のちぎれた部分がボコボコしてるように見えるだろう。
「なっなにが! ネナンは後ろに下がってなさい」
自分だってとても重要な人だと分かってるのかな? ラパンさんはその背にネナンちゃんを廻し何があってもネナンちゃんをかばう態勢だ。それに気づいて臣下の人達が二人を護るように蜘蛛人間との間に入る。こんな世界だからだろうか? 教会以外の権力者はまだまし……
(かな?)
確か上が糞過ぎて滅んでた街もあったような。やっぱりそこは街事に違うのかも知れない。アズバインバカラはとてもマシな人達が集まってるんだろう。それこそラパンさんが公平公正な人間だから、周囲の人達だって不正が出来ないとか……ね。それはあり得そう。なにせ上が不正にまみれてたら、まともな奴はそれこそ出世なんか出来ないだろうしね。そうして腐った奴ばっかりが上に来てどっかの街は崩壊した訳で……アズバインバカラはちゃんとまともな奴が沢山居て安心できるね。
そんなことを思ってると、一気に蜘蛛人間の脚が生えてきた。なんか白っぽい脚が生えてる。多分生えたばかりで毛とかがないから白く見えるんじゃないかな? 時間がたつと、きっと他の脚と違和感がなくなっていくんだと思う。
「なんということだ……」
そんな風に誰かが呟いた。皆きっと同じように思ってるだろう。それに気持ち悪い――っても思ってると思う。実際私も思ってるし。
「でも、生えるのなら、結構雑に扱っても大丈夫だね」
『確かにそうですね』
ちょっと悪いことをしたかもしれない……とか想ってたが、生えてくれたのなら、存分に使おうじゃないか。蜘蛛人間は脚は生えてきたが、別に意識が戻ったわけじゃないようだ。回復してたエネルギーを脚の再生に使ったし、多分まだまだ起きそうにないね。
そこで私は気づいた。
「こいつを無力化するなら、こうやって外傷つけていけば、優先的に回復をしていって、此奴自身が目覚めることはないのでは?」
『その可能性はありますね』
AIも同意してくれた。だってみてる限り、脚の制裁は完全に自動で行われてた臭い。多分こいつ、体を維持するのを何よりも優先してる。てかかなりの年月を生きてるんだろうし、その体は魔法で維持してるんだろう。だからこそその存在を保つために、こいつは体の再生を優先してる。
多分ね。きっと色々と無理してる。それか見える。でもこいつからは情報が欲しいからね。一回はちゃんと目覚めさせて、何も吐かないと拷問として、脚をもぎって回復したらまた尋問……とかしたら無権ループ出来る。そして私はこいつの体を解析しほうだい。ふふふ、とにかく都合良く利用してあげようじゃない。
「皆さん無事ですか?」
そう言って登場したのはなんか女を侍らせた勇者だった。今更来てハーレムを見せびらかすとか何様だこいつ?
「なっなにが! ネナンは後ろに下がってなさい」
自分だってとても重要な人だと分かってるのかな? ラパンさんはその背にネナンちゃんを廻し何があってもネナンちゃんをかばう態勢だ。それに気づいて臣下の人達が二人を護るように蜘蛛人間との間に入る。こんな世界だからだろうか? 教会以外の権力者はまだまし……
(かな?)
確か上が糞過ぎて滅んでた街もあったような。やっぱりそこは街事に違うのかも知れない。アズバインバカラはとてもマシな人達が集まってるんだろう。それこそラパンさんが公平公正な人間だから、周囲の人達だって不正が出来ないとか……ね。それはあり得そう。なにせ上が不正にまみれてたら、まともな奴はそれこそ出世なんか出来ないだろうしね。そうして腐った奴ばっかりが上に来てどっかの街は崩壊した訳で……アズバインバカラはちゃんとまともな奴が沢山居て安心できるね。
そんなことを思ってると、一気に蜘蛛人間の脚が生えてきた。なんか白っぽい脚が生えてる。多分生えたばかりで毛とかがないから白く見えるんじゃないかな? 時間がたつと、きっと他の脚と違和感がなくなっていくんだと思う。
「なんということだ……」
そんな風に誰かが呟いた。皆きっと同じように思ってるだろう。それに気持ち悪い――っても思ってると思う。実際私も思ってるし。
「でも、生えるのなら、結構雑に扱っても大丈夫だね」
『確かにそうですね』
ちょっと悪いことをしたかもしれない……とか想ってたが、生えてくれたのなら、存分に使おうじゃないか。蜘蛛人間は脚は生えてきたが、別に意識が戻ったわけじゃないようだ。回復してたエネルギーを脚の再生に使ったし、多分まだまだ起きそうにないね。
そこで私は気づいた。
「こいつを無力化するなら、こうやって外傷つけていけば、優先的に回復をしていって、此奴自身が目覚めることはないのでは?」
『その可能性はありますね』
AIも同意してくれた。だってみてる限り、脚の制裁は完全に自動で行われてた臭い。多分こいつ、体を維持するのを何よりも優先してる。てかかなりの年月を生きてるんだろうし、その体は魔法で維持してるんだろう。だからこそその存在を保つために、こいつは体の再生を優先してる。
多分ね。きっと色々と無理してる。それか見える。でもこいつからは情報が欲しいからね。一回はちゃんと目覚めさせて、何も吐かないと拷問として、脚をもぎって回復したらまた尋問……とかしたら無権ループ出来る。そして私はこいつの体を解析しほうだい。ふふふ、とにかく都合良く利用してあげようじゃない。
「皆さん無事ですか?」
そう言って登場したのはなんか女を侍らせた勇者だった。今更来てハーレムを見せびらかすとか何様だこいつ?
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