転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 467
新型らしい新しく出てきた砂獣達。確かにさっきのムカデの砂獣は同型は見たことあったが、あそこまで武装はされてなかった筈だ。それが攻撃性能を上げて改良されたのかあれだったって事だろう。でも沢山出てきた蟻型の砂獣の代わりの量産型みたいな奴はなんだ? 見たことないぞ。蟻型の砂獣よりもシンプルな形に長い足……単純な形をしててあまり強そうには見えない。
なにせまるで枯れ枝のような体してる。まだ蟻型の砂獣のほうが丸まるとしてて強そうだが……あれが強化された砂獣なのか? 疑問がある。
(枯れ枝のような奴は防御力が高いのです。下手な攻撃は通用しませんよ)
なるほど……ジゼロンワン殿からの言葉であの枯れ枝のような砂獣の役割が分かった。でも実際どれだけの防御力があるのかは試してみないと分からない。だから聖銃の攻撃を放ってみた。まあ今の聖銃は強化状態……オーバードライブしてる。だから普段よりも強力になってるから、参考にならないかもしれない。
でもこの状態が通用しなかったら、はっきり言って結構問題だ。ジゼロンワン殿が防御力に特化してて下手な攻撃が通らない――と言うと言うことは、つまりはジゼロンワン殿の攻撃でも通らなかった物があると言うことだ。そんな堅さの砂獣には殆ど軍や賞金稼ぎ達の攻撃は通用しないと見た方が良い。奴等が此方の攻撃を一気に引きつけて、蟻とか他の奴等に集中的に攻撃をされたらそれは大変に厄介だ。
一気にこっちの戦線が崩壊しかねないほどに……だから通用してくれいなと困る。俺は銃口を眼下の砂獣達に向けて引き金をひく。正確に狙うなんて事はしない。かなり強力な攻撃が出来るんだ。放って、放ち続けられる限り奴等をなぎ払う。それが狙いだ。
羽が生えた聖銃から放たれた太い黄金色の光り。それが砂を巻き上げ、更に砂獣をも巻き込んでいく。直撃したなら粉砕して、余波に巻き込んだのなら吹き飛ばす。一応アズバインバカラから遠ざければ次の手が打てる。だからそれでもいい。けど、大抵は大ダメージを受けて動けなくなるだろう。
とりあえず出力を保ててる内に、なるべく多くの砂獣を犠牲にするべきだろう。と言うわけで俺は聖銃を動かしてその範囲を広げていく。
「なんだ?」
大量の砂獣がこれで消える……そのはずだった。いや、少なくともそうなるはずだ。勿論蟻とかはすぐに補充されてしまう。けど、それでも時間が少しでも稼げればやれることはある。勿論最後にはジゼロンワン殿に王の威厳の為に頑張って貰うことになる……でも軍も賞金稼ぎ達もすぐに瓦解したんでは自信とかそこら辺が心配だ。
精一杯やって、それでも向こうの多さに追い詰められる……それは一応計画ではあるが……そうなるしかないと思ってることでもある。なにせ向こうは無尽蔵なんだ。
体力と人員に限界があるこっちはいずれ限界を迎えて追い詰められるのは自明の理だ。でもそれでも、その時は今じゃない。そのはずなのに……
「あの細い奴等……」
奴等は自分達の体を寄せ集めて、こっちの攻撃に耐えてるみたいだ。それにどんどんと集まってきて、こっちもそこから砲撃を移動できない。数体なら聖銃の攻撃であの枯れ枝のような砂獣を消し飛ばすことに問題は無い。けど……ああも集まられるとその元々が持つ耐久性の高さが底上げされてるみたいだ。なんかどんどん積み上がってるみたいだしな。
積み上がってるというか、砂に埋まって下から出てきて、どんどんとその層をあつくしてるみたいな……そんな感じた。
「オーバードライブでも駄目なのか?」
片翼が散っていってる。でもまだもう片翼はある。これを使えば。迷ってる場合じゃない。ここで防がれてたら他にも沢山居る砂獣達が軍や賞金稼ぎ達を蹂躙する。
「なめなるなぁぁぁぁぁぁ!!」
俺のその叫びと共に更に出力を高めて、最後の片翼の羽も散っていく。でもそれと同時に積み重ねてた枯れ木のような砂獣達を吹き飛ばして、他にも砂漠に広がってる砂獣をかなりなぎ払った。けどそこが限界だったのか、聖銃はその形を維持できなくなって県の形に戻った。それに輝きもなくなってる。すぐに強力な攻撃を行えるようにはなりそうにないな。
仕方ない、ここからは俺も接近戦に出よう。
なにせまるで枯れ枝のような体してる。まだ蟻型の砂獣のほうが丸まるとしてて強そうだが……あれが強化された砂獣なのか? 疑問がある。
(枯れ枝のような奴は防御力が高いのです。下手な攻撃は通用しませんよ)
なるほど……ジゼロンワン殿からの言葉であの枯れ枝のような砂獣の役割が分かった。でも実際どれだけの防御力があるのかは試してみないと分からない。だから聖銃の攻撃を放ってみた。まあ今の聖銃は強化状態……オーバードライブしてる。だから普段よりも強力になってるから、参考にならないかもしれない。
でもこの状態が通用しなかったら、はっきり言って結構問題だ。ジゼロンワン殿が防御力に特化してて下手な攻撃が通らない――と言うと言うことは、つまりはジゼロンワン殿の攻撃でも通らなかった物があると言うことだ。そんな堅さの砂獣には殆ど軍や賞金稼ぎ達の攻撃は通用しないと見た方が良い。奴等が此方の攻撃を一気に引きつけて、蟻とか他の奴等に集中的に攻撃をされたらそれは大変に厄介だ。
一気にこっちの戦線が崩壊しかねないほどに……だから通用してくれいなと困る。俺は銃口を眼下の砂獣達に向けて引き金をひく。正確に狙うなんて事はしない。かなり強力な攻撃が出来るんだ。放って、放ち続けられる限り奴等をなぎ払う。それが狙いだ。
羽が生えた聖銃から放たれた太い黄金色の光り。それが砂を巻き上げ、更に砂獣をも巻き込んでいく。直撃したなら粉砕して、余波に巻き込んだのなら吹き飛ばす。一応アズバインバカラから遠ざければ次の手が打てる。だからそれでもいい。けど、大抵は大ダメージを受けて動けなくなるだろう。
とりあえず出力を保ててる内に、なるべく多くの砂獣を犠牲にするべきだろう。と言うわけで俺は聖銃を動かしてその範囲を広げていく。
「なんだ?」
大量の砂獣がこれで消える……そのはずだった。いや、少なくともそうなるはずだ。勿論蟻とかはすぐに補充されてしまう。けど、それでも時間が少しでも稼げればやれることはある。勿論最後にはジゼロンワン殿に王の威厳の為に頑張って貰うことになる……でも軍も賞金稼ぎ達もすぐに瓦解したんでは自信とかそこら辺が心配だ。
精一杯やって、それでも向こうの多さに追い詰められる……それは一応計画ではあるが……そうなるしかないと思ってることでもある。なにせ向こうは無尽蔵なんだ。
体力と人員に限界があるこっちはいずれ限界を迎えて追い詰められるのは自明の理だ。でもそれでも、その時は今じゃない。そのはずなのに……
「あの細い奴等……」
奴等は自分達の体を寄せ集めて、こっちの攻撃に耐えてるみたいだ。それにどんどんと集まってきて、こっちもそこから砲撃を移動できない。数体なら聖銃の攻撃であの枯れ枝のような砂獣を消し飛ばすことに問題は無い。けど……ああも集まられるとその元々が持つ耐久性の高さが底上げされてるみたいだ。なんかどんどん積み上がってるみたいだしな。
積み上がってるというか、砂に埋まって下から出てきて、どんどんとその層をあつくしてるみたいな……そんな感じた。
「オーバードライブでも駄目なのか?」
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仕方ない、ここからは俺も接近戦に出よう。
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