転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 466
俺が放った攻撃はでっかいムカデの砂獣の攻撃に追いついて側面からそれを弾き飛ばす。こっちの軌道も変わったが、ムカデの砂獣が上から斜め下にはなった攻撃は、弾かれて上空へと軌道を変えたから狙い通りだ。これでアズバインバカラへと落ちることはなくなった。
再びあいつに攻撃をされると面倒だな。
「ノア! 狙いを奴に」
流石にあの大きさ……その巨体が押し倒れたらアズバインバカラの半分くらいは巻き込みそうな程に大きいその巨体を軍や賞金稼ぎ達に任せることは出来ない。ここは俺の出番だろう。あれだけのでかさの奴を倒せるのは今は俺しかいない。いや、ジゼロンワン殿が動けば、倒すことは容易だろう。けど、あの方はまだだ。まだギリギリではない。だからジゼロンワン殿はまだ動けない。なら俺がやる。あの程度、ただデカいだけだ。
俺は銃口を今度はムカデの砂獣の方へと向ける。更に周囲に白い雷の矢が数十本展開された。その隙にデカいムカデの砂獣の背中から何かが発射された。フラフラとした軌道をたどってこっちに向かってくる。でも意に介さずに俺は引き金を引いた。聖銃から光りが放たれると同時に、ノアが展開した雷の矢も放たれる。それらはムカデの砂獣が出した攻撃をなぎ払いつつ、本体へと吸い込まれる。
けど直撃する直前、デカいムカデの砂獣は前傾姿勢を取った。その堅そうな外皮を晒したんだ。そっちでうければどうにかなる……と想ったんだろう。さて本当にそうなのか……直撃したこっちの攻撃は確かに最初はその外皮に当たって拡散してた。それにノアが放った雷の矢は何か消えたし……いや消えたというか、その体に吸い込まれたんだと思う。だからはっきり言って効果的だっただろう。
デカいムカデの関節部分から煙が出てて、その中が雷撃によって焼けたのが分かる。けど……それでも奴は倒れてない。俺の攻撃には耐えてるし……実際その外皮はとても硬いらしい。まさか聖銃の攻撃を弾けるとは。けど……これで終わらないのが、聖銃の攻撃だ。一度はなったら終わりのノアの魔法じゃないからな。
「撃ち砕く! 応えてくれ!!」
そう言うと銃へと形態変化してる聖剣の左右に白い羽が生えた。そして俺の周囲に白い羽が舞う。そしてそれと同時に、放たれてた光線が太くなった。それはなんとか耐えてたムカデの砂獣の外皮にひびを入れて、砕いて、そして吹き飛ばす。
「ふう……」
なんとかなったか……まだ羽は残ったままだし、ここらで更に砂獣を一掃するか。まだこの状態で二発くらいは撃てそうな感覚がある。流石に常にこの状態のままで……と言うことはいけなさそうだが、まだ放てる。ならエネルギーを無駄にしないためにも、とりあえず砂獣を吹き飛ばそう。
軍と賞金稼ぎが抑えてる所よりもまだぶつかってない部分で徐々に砂獣達が広がり始めてる。アズバインバカラを囲むように広がられたら流石に厄介だ。そうさせないためにも、ここで……と思ったら、砂から更にさっきと同じ型のサソリの砂獣が複数体て出てきた。口からは主砲を吐き出し、背中から尻尾にかけて砲台を積んだようななかなかの武装を積んだ奴。更になんか細いひ弱そうな砂獣も次から次へと現れてる。
『気をつけなさい勇者。新たに現れだした砂獣はバージョンアップされてます。強力な奴等ですよ』
そんな忠告がジゼロンワン殿から入った。
再びあいつに攻撃をされると面倒だな。
「ノア! 狙いを奴に」
流石にあの大きさ……その巨体が押し倒れたらアズバインバカラの半分くらいは巻き込みそうな程に大きいその巨体を軍や賞金稼ぎ達に任せることは出来ない。ここは俺の出番だろう。あれだけのでかさの奴を倒せるのは今は俺しかいない。いや、ジゼロンワン殿が動けば、倒すことは容易だろう。けど、あの方はまだだ。まだギリギリではない。だからジゼロンワン殿はまだ動けない。なら俺がやる。あの程度、ただデカいだけだ。
俺は銃口を今度はムカデの砂獣の方へと向ける。更に周囲に白い雷の矢が数十本展開された。その隙にデカいムカデの砂獣の背中から何かが発射された。フラフラとした軌道をたどってこっちに向かってくる。でも意に介さずに俺は引き金を引いた。聖銃から光りが放たれると同時に、ノアが展開した雷の矢も放たれる。それらはムカデの砂獣が出した攻撃をなぎ払いつつ、本体へと吸い込まれる。
けど直撃する直前、デカいムカデの砂獣は前傾姿勢を取った。その堅そうな外皮を晒したんだ。そっちでうければどうにかなる……と想ったんだろう。さて本当にそうなのか……直撃したこっちの攻撃は確かに最初はその外皮に当たって拡散してた。それにノアが放った雷の矢は何か消えたし……いや消えたというか、その体に吸い込まれたんだと思う。だからはっきり言って効果的だっただろう。
デカいムカデの関節部分から煙が出てて、その中が雷撃によって焼けたのが分かる。けど……それでも奴は倒れてない。俺の攻撃には耐えてるし……実際その外皮はとても硬いらしい。まさか聖銃の攻撃を弾けるとは。けど……これで終わらないのが、聖銃の攻撃だ。一度はなったら終わりのノアの魔法じゃないからな。
「撃ち砕く! 応えてくれ!!」
そう言うと銃へと形態変化してる聖剣の左右に白い羽が生えた。そして俺の周囲に白い羽が舞う。そしてそれと同時に、放たれてた光線が太くなった。それはなんとか耐えてたムカデの砂獣の外皮にひびを入れて、砕いて、そして吹き飛ばす。
「ふう……」
なんとかなったか……まだ羽は残ったままだし、ここらで更に砂獣を一掃するか。まだこの状態で二発くらいは撃てそうな感覚がある。流石に常にこの状態のままで……と言うことはいけなさそうだが、まだ放てる。ならエネルギーを無駄にしないためにも、とりあえず砂獣を吹き飛ばそう。
軍と賞金稼ぎが抑えてる所よりもまだぶつかってない部分で徐々に砂獣達が広がり始めてる。アズバインバカラを囲むように広がられたら流石に厄介だ。そうさせないためにも、ここで……と思ったら、砂から更にさっきと同じ型のサソリの砂獣が複数体て出てきた。口からは主砲を吐き出し、背中から尻尾にかけて砲台を積んだようななかなかの武装を積んだ奴。更になんか細いひ弱そうな砂獣も次から次へと現れてる。
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そんな忠告がジゼロンワン殿から入った。
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