転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 410
私はAIが選んでくれた武器を見る。なにせ二千体というアホみたいな数が居る――というか、今も増えたりしてる砂獣共だ。それを一気に広範囲をなぎ払うとなれば、それはもうめっちゃなんかこう……凄いやつな筈だよ。だからこそ、私はわくわくした感じでその武器を見た。
なにせ私はそんな武器に詳しいわけじゃない。剣とか槍とか、それとか銃とか、後はアニメで見たことある光線放つ奴とか、くらいだ。まああれだけの数をなぎ払うのなら、私的にはやっぱりシュパッと光線を放ち、ズドーンとやりたいと思ってる。
何か擬音が多くて馬鹿っぽくなったかもしれないが、わくわくしてるから仕方ない。
「さーて、どんな格好良い武器かな……な?」
私はとりあえず目を指で押さえる。更にちょっと上を向いて五秒くらいの時間をおいて、また見た。うん……見間違いじゃないね。あああれか、AIもお茶目さんだね。間違ったんだろう。そうに違いない。
「もう、AIこれ間違ってるよ」
『間違ってませんが?」
「いやいや、だってこれじゃあズバーンとかズドーンとか出来ないじゃん」
『そのズバーンとかズドーンが抽象的すぎでよくわからないですが、派手に大量の敵を倒したいと言うことであれば、これで間違っていません』
やけにキッパリとAIの奴が言う。まあAIはいつだってキッパリとした物言いしかしない奴ではある。おもんばかるって事をしないよね。それはそれでイラッとくるけど、下手に言い訳しないのは良いとは思ってる。遠回しな言い方よりも直接的な方が私は好きだよ。
けどこれは……正直AIの言ってる事を信じられないって言うか……つうか無理じゃん。
「いやいやいや、だってこれ……小手じゃん! リーチ無いじゃん! あっわかった、これ腕を振ったら伸びるんでしょ?」
『伸びませんよ。説明くらい読んでください』
「…………なんかこう圧縮がどうのこうの書いてあるね」
『はあ……』
何か今のため息「まったくこの馬鹿は」的なト書きがあった気がする。被害妄想かな? いや……
『しょうが無い頭の悪さですね』
やっぱり言ってた。ト書きどころか台詞のコマに入れてくるとは……もう言葉で顔面殴りに来てるよ。
「なんでそこまで言われなきゃいけないのよ!」
『知識も解読するごとに入ってるはずですが……どうやら上手く機能してないようですね。とにかく後は私を信じるか、どうかですよ』
むむむ……AIを信じるかどうか……ね。それを言われると弱いというか、AIは基本的に味方だしね。厳しいが、それは私の為を思っての……うん、きっと私のためを思っての厳しさだと思いたい。
それに私がこのコクピット内で寂しくないのはAIが居てくれるからだ。もしもそうじゃなかったら孤独に耐えられなかっただろう。
そんな事だから、答えは決まってる。この状況で流石にマジのボケをかましてくるとは思えないからね。でもこの小手で都市核一個消費するんだよね。
ただ拳につけるだけの武器のくせに贅沢だ。でも私は選択した。なんだか体の内側から熱くなってきて、モニターもせわしなく色々な文字を流していく。そしてまっすぐに伸ばしてる両手が何かチクチクし出した。そして私の本当の手の所にも光る小手が現れた。別にG-01がつけてる本物とは似ても似つかないが、ただ小手を装備してますよってわかりやすいように?
とりあえず私は拳を突き合わせてその感触を確かめる。
なにせ私はそんな武器に詳しいわけじゃない。剣とか槍とか、それとか銃とか、後はアニメで見たことある光線放つ奴とか、くらいだ。まああれだけの数をなぎ払うのなら、私的にはやっぱりシュパッと光線を放ち、ズドーンとやりたいと思ってる。
何か擬音が多くて馬鹿っぽくなったかもしれないが、わくわくしてるから仕方ない。
「さーて、どんな格好良い武器かな……な?」
私はとりあえず目を指で押さえる。更にちょっと上を向いて五秒くらいの時間をおいて、また見た。うん……見間違いじゃないね。あああれか、AIもお茶目さんだね。間違ったんだろう。そうに違いない。
「もう、AIこれ間違ってるよ」
『間違ってませんが?」
「いやいや、だってこれじゃあズバーンとかズドーンとか出来ないじゃん」
『そのズバーンとかズドーンが抽象的すぎでよくわからないですが、派手に大量の敵を倒したいと言うことであれば、これで間違っていません』
やけにキッパリとAIの奴が言う。まあAIはいつだってキッパリとした物言いしかしない奴ではある。おもんばかるって事をしないよね。それはそれでイラッとくるけど、下手に言い訳しないのは良いとは思ってる。遠回しな言い方よりも直接的な方が私は好きだよ。
けどこれは……正直AIの言ってる事を信じられないって言うか……つうか無理じゃん。
「いやいやいや、だってこれ……小手じゃん! リーチ無いじゃん! あっわかった、これ腕を振ったら伸びるんでしょ?」
『伸びませんよ。説明くらい読んでください』
「…………なんかこう圧縮がどうのこうの書いてあるね」
『はあ……』
何か今のため息「まったくこの馬鹿は」的なト書きがあった気がする。被害妄想かな? いや……
『しょうが無い頭の悪さですね』
やっぱり言ってた。ト書きどころか台詞のコマに入れてくるとは……もう言葉で顔面殴りに来てるよ。
「なんでそこまで言われなきゃいけないのよ!」
『知識も解読するごとに入ってるはずですが……どうやら上手く機能してないようですね。とにかく後は私を信じるか、どうかですよ』
むむむ……AIを信じるかどうか……ね。それを言われると弱いというか、AIは基本的に味方だしね。厳しいが、それは私の為を思っての……うん、きっと私のためを思っての厳しさだと思いたい。
それに私がこのコクピット内で寂しくないのはAIが居てくれるからだ。もしもそうじゃなかったら孤独に耐えられなかっただろう。
そんな事だから、答えは決まってる。この状況で流石にマジのボケをかましてくるとは思えないからね。でもこの小手で都市核一個消費するんだよね。
ただ拳につけるだけの武器のくせに贅沢だ。でも私は選択した。なんだか体の内側から熱くなってきて、モニターもせわしなく色々な文字を流していく。そしてまっすぐに伸ばしてる両手が何かチクチクし出した。そして私の本当の手の所にも光る小手が現れた。別にG-01がつけてる本物とは似ても似つかないが、ただ小手を装備してますよってわかりやすいように?
とりあえず私は拳を突き合わせてその感触を確かめる。
「ファンタジー」の人気作品
-
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが-
4.9万
-
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~-
7万
-
クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!-
4.8万
-
異世界支配のスキルテイカー ~ ゼロから始める奴隷ハーレム ~-
2.3万
-
妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~-
1.6万
-
劣等眼の転生魔術師 ~ 虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く ~-
1.1万
-
勇者になれなかった俺は異世界で-
2.4万
-
引きこもりLv.999の国づくり! ―最強ステータスで世界統一します―-
2.3万
-
転生貴族のハーレムチート生活【120万pv突破】-
5.5万
書籍化作品
-
二度追放された冒険者、激レアスキル駆使して美少女軍団を育成中!-
-
847
-
-
婚活アプリで出会う恋~幼馴染との再会で赤い糸を見失いました~-
4
-
乙女ゲームの当て馬悪役令嬢は、王太子殿下の幸せを願います!-
147
-
シュガーレス・レモネード-
39
-
没落貴族の俺がハズレ(?)スキル『超器用貧乏』で大賢者と呼ばれるまで-
267
-
【書籍化】王宮を追放された聖女ですが、実は本物の悪女は妹だと気づいてももう遅い 私は価値を認めてくれる公爵と幸せになります【コミカライズ】-
103
-
ゴミ屋敷令嬢ですが、追放王子を拾ったら溺愛されています!-
63
-
婚約破棄してやろうじゃないの………-
21
-
『元SSSランクの最強暗殺者は再び無双する』-
1513

コメント
コメントを書く