転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 395
「※※※!! ※※※※※※!!」
懐かしい、そんな名前を呼ばれたような気がする。この名前を知ってる人は一体どれだけ居るだろうか? 勇者となって長らく活動してきたことで、周囲の人からは『勇者様』と呼ばれる様なに成って久しい。
最後に自分の名前を呼ばれたのは一体いつだったか……でも今のは……多分だけど名前だった。自分でも忘れかけてた、自分の名前。
それを呼んだのは一体。
(いや、そうだよな。今の自分の周りでこの名前を知ってるのは君しかいない)
自分の周りはとても暗い。光もなく、何も見えない。そして周囲がドロドロとしてて体にかかる圧迫感がかなり不快だと言える。自分の中の筈なのに、自分自身を拒否して……いや飲み込もうとしてるかのような、そんな感じを受ける。
でも今、自分の名前を呼ばれたような気がしたとき、圧迫感が少し和らいだ気がする。てかこのドロドロとした闇にも種類があったのかもしれない。凄い粘着質な奴と重い奴だ。そのうちの前者が消えたような気がする。もしかしたらどちらかがノアと聖剣、それぞれの何かだったのかもしれない。
自分の中に居る二人の心の内というか……きっとここはその黒い部分が集まってるような、そんな場所なんだろう。黒い部分がない人なんていない。
そう、自分は思ってる。なにせそれが感情という物だろう。聖剣に感情があるなんてのは初めて知ったような物だけど……でも何度も助けてくれていた。
それに自分は甘えてて、そしてその恨みというか何というかが絡みついてきてたんだと思う。なにせとても苦労させてたはずだから。自分の戦い方は聖剣頼みだったところが大きい。
それは強く、強靱な肉体となった今でも違わない。完全に同化して、そして自分は聖剣を縛っていた。それは聖剣にはとてもストレスだったのかも……だからそんな恨み辛みが自分に絡みついてきてたんじゃないだろうか?
(ごめん……これからは君に頼らなくてもいいようにもっと頑張るよ)
そんな風に僕は思った。けどそのとき、また声が聞こえた。
『イヤ! イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ! もっともっと頼って! 私を離さないで!!』
そんな懇願するかのような声。綺麗で良く通る声だった。初めて聞く声だけど、なぜかすぐにこれは聖剣だと思った。だから僕は――
(でも……それじゃあ今までと何も変わらない。君にばかり負担が行くよ)
『それの何が悪いの!! 私は貴方の……貴方だけの剣なの!! …………私を捨てないで』
最後は消え入りそうな声だった。泣いてるかのように感じた。自分だけが聖剣という存在に頼ってると思ってた。けど……向こうも自分のことを気に入ってくれてたんだ。そう思うと心が軽くなる。
やっぱり自分には聖剣が一番使いやすいし、しっくりくるとなったら聖剣しかない。だからもう一度、最初とは違う一方的じゃない、手を取り合うような契約をしようと思った。
(これからも、僕を支えてほしい。僕は弱いから、君の力が、君が必要なんだ)
『――づっ!!! …………嬉しいです。私は絶対に離れません。生涯貴方と共に』
すると手にいつもの聖剣が……いや、いつもよりも輝く聖剣が現れてた。
懐かしい、そんな名前を呼ばれたような気がする。この名前を知ってる人は一体どれだけ居るだろうか? 勇者となって長らく活動してきたことで、周囲の人からは『勇者様』と呼ばれる様なに成って久しい。
最後に自分の名前を呼ばれたのは一体いつだったか……でも今のは……多分だけど名前だった。自分でも忘れかけてた、自分の名前。
それを呼んだのは一体。
(いや、そうだよな。今の自分の周りでこの名前を知ってるのは君しかいない)
自分の周りはとても暗い。光もなく、何も見えない。そして周囲がドロドロとしてて体にかかる圧迫感がかなり不快だと言える。自分の中の筈なのに、自分自身を拒否して……いや飲み込もうとしてるかのような、そんな感じを受ける。
でも今、自分の名前を呼ばれたような気がしたとき、圧迫感が少し和らいだ気がする。てかこのドロドロとした闇にも種類があったのかもしれない。凄い粘着質な奴と重い奴だ。そのうちの前者が消えたような気がする。もしかしたらどちらかがノアと聖剣、それぞれの何かだったのかもしれない。
自分の中に居る二人の心の内というか……きっとここはその黒い部分が集まってるような、そんな場所なんだろう。黒い部分がない人なんていない。
そう、自分は思ってる。なにせそれが感情という物だろう。聖剣に感情があるなんてのは初めて知ったような物だけど……でも何度も助けてくれていた。
それに自分は甘えてて、そしてその恨みというか何というかが絡みついてきてたんだと思う。なにせとても苦労させてたはずだから。自分の戦い方は聖剣頼みだったところが大きい。
それは強く、強靱な肉体となった今でも違わない。完全に同化して、そして自分は聖剣を縛っていた。それは聖剣にはとてもストレスだったのかも……だからそんな恨み辛みが自分に絡みついてきてたんじゃないだろうか?
(ごめん……これからは君に頼らなくてもいいようにもっと頑張るよ)
そんな風に僕は思った。けどそのとき、また声が聞こえた。
『イヤ! イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ! もっともっと頼って! 私を離さないで!!』
そんな懇願するかのような声。綺麗で良く通る声だった。初めて聞く声だけど、なぜかすぐにこれは聖剣だと思った。だから僕は――
(でも……それじゃあ今までと何も変わらない。君にばかり負担が行くよ)
『それの何が悪いの!! 私は貴方の……貴方だけの剣なの!! …………私を捨てないで』
最後は消え入りそうな声だった。泣いてるかのように感じた。自分だけが聖剣という存在に頼ってると思ってた。けど……向こうも自分のことを気に入ってくれてたんだ。そう思うと心が軽くなる。
やっぱり自分には聖剣が一番使いやすいし、しっくりくるとなったら聖剣しかない。だからもう一度、最初とは違う一方的じゃない、手を取り合うような契約をしようと思った。
(これからも、僕を支えてほしい。僕は弱いから、君の力が、君が必要なんだ)
『――づっ!!! …………嬉しいです。私は絶対に離れません。生涯貴方と共に』
すると手にいつもの聖剣が……いや、いつもよりも輝く聖剣が現れてた。
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