転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
盤上の迷宮航路にご招待 73
私は今まではこのG-01を作った人たちこそが全ての世界……それこそ未来と過去を含めた中でも最高峰の技術を持ってる……と思ってた。勿論それは自分自身の勝手な思い込みだ。
だって私には全ての世界のことなんてわからないし、どれだけ世界があるかもしらない。でもきっとそうなんだろうな……って思えるだけの根拠はあった。それがG-01が今までの世界とは隔絶した技術で作られてるからだ。
それに同じような技術レベルだって観たことはなかった。でも……だ。でもこの円盤はどうだ? なにかこうやって観てるとこの表面処理とか……なんか似通ってない? まあそういう技術にも色々とあるとは思う。
私が知らないだけで、コーティング一つとっても技術というのは在るんだよね。私はガリっとG-01の指でしてみる。けど実際はツルッである。つるつるなのだ。それにスキャンしてわかった……てかここまで来ないとまともにスキャンをできてなかったのがようやくわかる。
きっと原因はあの時空間の狭間だ。あれがスキャンを妨害してたのだろう。たった数ミリの狭間ではあったけど、その効果的差は私自身がその身で実感してる。あれはそもそも物理的にも隔たりを起こしてる。
流石のG-01でもスキャンできる範囲というのは決まってる。この身一つではそれこそ3キロくらいが限界である。補助的な装置を作ってそれを設置していけば、そういう制約はクリア出来るが、流石にそこまでやってる暇はなかったしね。まあ下の方は指が行ってるから、その指経由で下の方はスキャン範囲だって伸びてるけど……
でも巨大ななにか……があるとはわかってても詳細まではわからなかったのはあの狭間のせいで、それを超えた今、G-01のスキャンを阻むものは存在しない。でもそれでも通りはわるい。
G-01のスキャンはそれこそ高性能だ。かなりのことを詳らかにできる。勿論だけどそれは何回も私が内部のパーツを高性能なのにアップグレードしてきたから……というのもある。
私は情報は大切だと思ってる。それそこ私の中にあるかつての記憶。こうやってG-01に縛られる前の薄い記憶のなかにそういう知識があるのだ。なので私は事前に周囲の情報も相手の情報も知れる「スキャン」の精度を上げるのは最優事項と位置づけてやってきた。
でもそれでも……
「なかなかに曖昧だね。上手く反射されてるような……」
上がってくる情報……それは外側の情報はそこそこ多いが内部となると曖昧になってる。なんか上手くスキャンの妨害をされてる……という感覚。それってつまりは、かなり近い技術がこの円盤にも使われてると言うことだよね?
「うーん、これはなかなか骨がおれ……いや待ってよ」
私はある思いつきを試してみることにした。すると……なんと円盤は反応した。そして何やらゴゴゴゴ――と動き出した。外周部分が回りだしてそしてそれが組み合わさって内部への入口が私の前に姿を表す。
そして私は確信した。
「うん、やっぱりこれ、G-01を作った人たちの船なんだね」
だって私には全ての世界のことなんてわからないし、どれだけ世界があるかもしらない。でもきっとそうなんだろうな……って思えるだけの根拠はあった。それがG-01が今までの世界とは隔絶した技術で作られてるからだ。
それに同じような技術レベルだって観たことはなかった。でも……だ。でもこの円盤はどうだ? なにかこうやって観てるとこの表面処理とか……なんか似通ってない? まあそういう技術にも色々とあるとは思う。
私が知らないだけで、コーティング一つとっても技術というのは在るんだよね。私はガリっとG-01の指でしてみる。けど実際はツルッである。つるつるなのだ。それにスキャンしてわかった……てかここまで来ないとまともにスキャンをできてなかったのがようやくわかる。
きっと原因はあの時空間の狭間だ。あれがスキャンを妨害してたのだろう。たった数ミリの狭間ではあったけど、その効果的差は私自身がその身で実感してる。あれはそもそも物理的にも隔たりを起こしてる。
流石のG-01でもスキャンできる範囲というのは決まってる。この身一つではそれこそ3キロくらいが限界である。補助的な装置を作ってそれを設置していけば、そういう制約はクリア出来るが、流石にそこまでやってる暇はなかったしね。まあ下の方は指が行ってるから、その指経由で下の方はスキャン範囲だって伸びてるけど……
でも巨大ななにか……があるとはわかってても詳細まではわからなかったのはあの狭間のせいで、それを超えた今、G-01のスキャンを阻むものは存在しない。でもそれでも通りはわるい。
G-01のスキャンはそれこそ高性能だ。かなりのことを詳らかにできる。勿論だけどそれは何回も私が内部のパーツを高性能なのにアップグレードしてきたから……というのもある。
私は情報は大切だと思ってる。それそこ私の中にあるかつての記憶。こうやってG-01に縛られる前の薄い記憶のなかにそういう知識があるのだ。なので私は事前に周囲の情報も相手の情報も知れる「スキャン」の精度を上げるのは最優事項と位置づけてやってきた。
でもそれでも……
「なかなかに曖昧だね。上手く反射されてるような……」
上がってくる情報……それは外側の情報はそこそこ多いが内部となると曖昧になってる。なんか上手くスキャンの妨害をされてる……という感覚。それってつまりは、かなり近い技術がこの円盤にも使われてると言うことだよね?
「うーん、これはなかなか骨がおれ……いや待ってよ」
私はある思いつきを試してみることにした。すると……なんと円盤は反応した。そして何やらゴゴゴゴ――と動き出した。外周部分が回りだしてそしてそれが組み合わさって内部への入口が私の前に姿を表す。
そして私は確信した。
「うん、やっぱりこれ、G-01を作った人たちの船なんだね」
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