異世界にクラス転移された時いじめられてる奴後で大体復讐してくる

かおす

米ともう1人の主人公

10

「んあ、朝?寝過ぎた…」

俺はスマホを開いて時間を見る

「朝6時、結構早かった」

久々にめっちゃ寝たし気分がすこぶる最高だ、よし隣でまだ寝てるアマテラスでも眺めているか

「…」

ツンツンとアマテラスの頬を触ってみた、とても柔らかかった

「ん…」

可愛らしい声をあげたが起きる様子はない

「まじで可愛すぎかよ」

これ以上眺めてるとまた怒られそうなのでほどほどに昨日作った武器の練習でもしよう

「おっ!ユキ、起きたか!ずいぶんと早起きだな」

「ガウルの方が早いじゃん、それで昨日やつ試してもいい?」

「それのことなんだがまだ名前が決まらなくてよ、何か案はないか?」

名前ねぇ、うーん正直なんでもいいし適当でいいや

「ボールペンでいいんじゃね?」

形はよく似てるしこの世界にそんなものないから異世界人しか意味なら分からないし

「ボールペンか、カッコイイ名だな!よし決まりだ!」

あの糸は糸っていう名前がある、適当なのはボールペンと同じだな

俺は10本のボールペンと1本の細長い糸を手にして鍛冶屋の裏の広場に立った

そこには的っぽいものが沢山並んでいた、ガウル曰く作った武器を試す場所らしい

とりあえず適当に投げてみたが的の横を通り地面に突き刺さった

「当んねぇ…」

何回か投げてみたが綺麗に刺さらずポトリと落ちたり刺さるどころかボールペンの側面に当たったりと練習が必要である

「ダーツっぽい持ち方が1番当てやすいな」

たまに綺麗に刺さるのはいいんだが刺さりすぎて貫通するのはやめてほしい

「おい!的がボロボロじゃねぇか!」

「ん?そういえばそう?だな」

気付いたら的の限界がないくらい穴が空いていていつ崩れ落ちてもおかしく無かった

「10時間以上もお前の音沙汰がないから心配になって見に来たらめっちゃ上手くなってるし」

「そうか?」

そういえばなんだか身体が朝より軽い気がする、疲れてないのか?

真白 雪
レベル63
精霊召喚師

「ゲホッゲホッ!」

「おい!どうした!」

急に俺が咽せたためガウルが驚いたようだ、俺も驚いた

「いやちょっと…レベルが上がってて…」

「そりゃ10時間もやりゃ上がるだろうよ」

10時間程度で約40レベルも上がるか?こんなに上がるならカンストしている人沢山いるだろ!

「まあ、強くなったならなったでMPも増えたし、いいか」

弱くなったわけじゃないし特に問題はない

「そろそろ魔物狩りに行きたいんだけどアマテラスってどこ行った?」

「アマテラスちゃんなら食事の買い出しに行っていま飯を作っているところだ」

「父ちゃーん、ご飯できたよ!」

「ご主人様、食事の準備が整いました」

ちょうどご飯が出来たようだ

「ん?これは米!」

食卓の上には懐かしき俺の大好物、白米があった

「ご主人様の好物を探すのに時間がかかりまして今日の特訓のお手伝いができませんでした」

「この肉も味が濃くて美味い!」

これ、これだよ!おいしい料理ってのは!あの城の料理とは別物だ

「確かにこれは美味い!」

ガウルもガツガツ肉を食べている

「まだまだおかわりはありますので遠慮せず言ってください」

「アマテラス!ご飯おかわり!」

「ふふ、わかりました」

異世界に来て1番思い出に残る出来事であった

***

これは雪が城を出る前の出来事

「ふん、お前みたいな無能はここで消えろ!」

「え?」

僕も微かに聞こえるくらいの声が耳に響いた

ガコッ

すると突然、地面が割れて僕はバランスを崩した

「知樹君!危ない!」

北岸さんが僕に手を伸ばすが届かない

そのまま僕は崖に落ちていった、落ちる寸前、いつもの3人組が僕を蔑む目で見ていた

バキッ

グシャッ

地面に叩き落とされ変な音が鳴る、最初に激痛が走り今はもう痛みすら感じない、意識が遠のく…

「ガ…あ…」

言葉を発する事すらままならない

なんで僕ばっかこんな目に会うんだ、クソクソクソ!あいつが憎い、あの時見て見ぬ振りをしていたあいつも憎い、隣にいたはずなのに崖から落ちかけている僕のことを助けないあいつも憎い、憎い、憎い、憎い!

「復讐…し"て"や"る"」

黒いモヤが周りを漂う、それは目の前の剣にそして自分自身に取り込まれる

「痛みが…傷が…ない」

気付いた時には動かなかった腕や足は動き声も発することができた

そして目の前には真っ暗に染まった剣、その剣の性能はなぜか不思議とわかった

「この剣は…この力は…そうか、この力で復讐しろといっているのか」

奥瀬 知樹
レベル8
暗黒戦士

「まずは魔物を殺してレベルと食糧の確保だ」

少し歩くと目の前に狼が10匹ほどの群れで現れた

「…崖から落ちる前だったら速攻で逃げたな、でも今の俺なら!」

まず不意打ちで1匹斬り殺す

普通の剣ではあり得ない切れ味の良さだ

「ぐっ!」

戦闘態勢に入った狼が後ろや横から噛み付いてくる

「痛ってぇな!」

腕などに噛み付いている狼を振りほどき串刺しにする

ポタポタと腕から流れる血を無視しさらに襲ってくる狼を斬る、斬る、斬りまくる

「はぁはぁ、終わったか」

周りは血溜まりができ、立っているのは俺だけ

そして腕から流れる血は止まり傷口は綺麗に治っていた

「あれだけ血を流してなんともないとは、血も回復してくれるみたいだな」

敵の体力を奪う、それがこの剣

奥瀬 知樹
レベル39
暗黒戦士

「待ってろよ!絶対復讐してやる、殺してやる」

そう言う知樹の目は赤く輝いていた

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