狐耳の少女は現代では変ですか?
第1話 プロローグ
四次元並行世界と呼ばれるものがある。それは、いわゆるパラレルワールドで、現代には、いない獣人や魔法使いなどが存在する世界で生きていた小狐族のルナシーが現代へと転移してしまい、現代の優しい少年の紅月冬馬と出会う物語である。
小狐族は、体こそ小さいが、戦闘においては、他の種族に引けを取らない程の実力を持つが、争うことを嫌う性格で、他の種族との戦争はほとんど行わず、攻撃された時のみ、戦い追い返し、他の種族の領土を侵したりなどはしない。
ただ、一つだけ他の種族とは違う点があった姫狐と呼ばれる不思議な力を持つ少女の狐が生まれてきて、その幼い少女狐が長となり、村々をまとめるという独特な文化があったが姫狐は、小狐族の長にして最強の魔法使いでもあるため、他の種族もその力を神聖視し、神として崇められ、アトロン大森林をまとめる仙狐として、他の種族の争いごとに介入し、和解させたり、他の森や都市から来る獣人との交渉や交易を取り引きる者として仕事を毎日のようにこなしていくルナシーは、幼いながらも一生懸命森をまとめていた。
いつものように森をまとめるルナシーは、昨日まではなかった森の中心部に出来た大きな穴を調査していた近隣の村人と他の種族数十名で、穴の近くを見に行くことにしたルナシーは、側近で武闘派のレインと文官派のマインの2人と共に大きな穴の近くまでやってくると村人と他の種族の人が傍に近寄って来た。
「ルナシー様、あの大きな穴はなんですかね?」
「あの穴には、底が無くて、中も真っ暗で見えないので、何があるのかも分からないですが、危険はないかと思います。」
「それは、良かったです。一応私たちも確認のため、見てからこの穴についての対策会議を行いましょう。」
ルナシーとレイン、マインの3人が近づくと突然、足元の地面が崩れ、その穴に落ちてしまった。
「キャーーーー!!!!」
という悲鳴が森全体に響いたが、村人達も他の種族の人達も為す術もないため、助けようがなく、3人が落ちていくのを見守ることしか出来なかった。
「ルナシー様とレイン、マインの3人が落ちてしまった このことを森全体に伝えろ!!」
「はい!!!」
「為す術もない状況でも、助けなくては我々の恥になってしまう。まだ、5歳なんだぞ!!」
「たった5歳の子を見殺しなどできるはずがないでも森全体から縄を集めたとしても足りるかどうか分からないも事実どうすれば良いのだ…」
「落ち続けるあの子たちが無事であることを祈るしかあるまい」
一方、ルナシー3人は、落ちて行く状況の冷静に焦らず、ただ、じっとしながら、ボラールモダーレスと呪文を唱え、
落ちるスピードを落とすと、横に抜け道のようなものがあった。
それに向かって進んで行くと、そこには…なんと!!
自分たちがいた世界とは違う世界に転移していた。
現代転移である。(現代転移とは、異世界転移とは違い、異世界にいた人物が何らかの原因で現代へと転移してしまうことである。)
「この世界はなんなんやろうなー?」
「分からんが、周りの人間は私たちを凝視してくる上に、周りの人間は耳やしっぽが生えていないみたいだな」
「でも、でかい建物いっぱいあるよー?」
「とりあえず、危険ではないから周りを見てみようやー」
「そこの君たち、親御さんはいないの? 迷子?」
声をかけてきた少年に警戒する2人と全く警戒しないルナシーは、近づいて抱きつく
「えっ???どうしたの?」
U#U# &IEA,Y 、#X£$? ~QDF、>UDーSM$DJR$。
&IEA,YK*、YB、zWUIK K*、YBUK?(なぁなぁ お兄ちゃん、遊ぼう? 私は、ルナシーと申しますぅ。 お兄ちゃんの言語って何の言語なの?)
「あはは(汗)(この子何語話してるのかな? 外国人の子? それに耳としっぽが生えてる?)」
「UI=DW>!! 
>UDー WGQ、zQOS、$R>?(何をしてる!! ルナシー 敵だったらどうする?)」
「(多分、名前を言ったんだよな?)」
「僕は、紅月冬馬って言います。」
「あ か つ き と う ま 、こ の げ ん ご な に ? お し え て ?」
「いいよ、じゃあ一緒に行こうか(ここに3人だけで置いておくのも心配だし、うちで保護しよう。)」
「る な し ー 、 つ い て い く の か ?」
「う ん」
「じ ゃ あ わ た し も つ い て い く 」
「ま い ん ま で !? し か た が な い わ た し も い く。 ふ た り ま も る。」
「そうなのかニコ じゃあみんなで行こう 僕の家に」
そうして、3人は、紅月冬馬と出会う この出会いが、彼女たちの運命を変えていくことになる。
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コメント
ノベルバユーザー384244
凄く面白いと思います。