伝説となった狩人達
四十人目 SAD SONG 一話
男と男が机を挟んで…
酒を酌む。
時に楽しく…
時に喧嘩ごしに…
私はね。
そういう男達を、この酒場で見て来たわ。
私の大好きな雰囲気。
あの邪龍が復活した時にはね…
互いのグラスに、互いの血を一滴垂らし…
死ぬ時は一緒だと、命の契りを交わす男達が多かったわ。
だけど、あの二人は違った。
クソヤロウが…
お前で勝てたら俺なんか一瞬だ!
ああ?
お前が一瞬なら、俺は見ただけで殺せるぜ!!
いい歳して、紅龍へ向かう前の日までさ…
子供見たいな喧嘩してた……
今日は、この2人の話。
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