伝説となった狩人達

さいぞう

三話


私達には子供がいます。

あの時はまだ小さかったので、あの人は子供の事も考えたのでしょう。



口うるさい私と…

可愛い娘…


だから下層級に戻ったんだと思います。



彼の仲間は、みんな上位でした。

その仲間も、うるさい嫁に言われて言う通りになる彼を…
見限ったのでしょう。













お前に俺達の命は預けられねえ。

お別れだ。













その夜…
彼は夜中に泣いていました。


私は直感でわかりましたが…

彼の気持ちを理解しようとは思いませんでした。

命を賭け合う仲間の大切さより…

私は自分の生活の方が大事だったからです…



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