伝説となった狩人達

さいぞう

七話


そう言い残して…
あいつはあの火山に行ったわ。



現場に着いた時には…
何百人もの狩人、兵隊達が龍を囲ってね。


その光景は、まるで砂糖に群がる蟻のようにさ。

みんな紅龍に挑み、その龍のための少し遅い昼ご飯になっていった。

千切っては棄てられる肉片の中で…

あいつは強烈な蛇の眼光を、邪龍に向ける…










さすがだ。
俺の父ちゃんも死ぬはずだ。


覚えてるか?

あの時のガキだ。

あれから二十年も、こんな所に隠れやがってよ…


今回は逃がさねえ…



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