伝説となった狩人達

さいぞう

十一話



お……おい…
おいいいぃぃ…


うがああああぁぁ!!











俺は我を忘れてた。
あまり記憶にありません。


怖さや疲れ、何も感じませんでした。


何も考えず…
龍に突っ込む自分を救ったのは妹でした。











こんな時に何してるのよ!!











この言葉で頭のスイッチが変わった気がしました。


18時間…
やっとヤマツカミを倒しました……


半死の状態だったから、殺れたんだと思います。

あいつの命の布石がなければ、きっと自分達も…




その後…
妹は兄の骸を抱きしめて…いや…


持ってと言う方が正解かも知れません。



でも、最後まで泣きませんでした…



もうあふれてるのに…



顔をくちゃくちゃにしながら我慢してましたよ…




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