女の子のちょっかいには「 」女の子の忠告には「 」
秘めたる想い ルート 4話 変心 ~私はあなたに~
「ねぇ、どういうこと?」
雅也と愛加が出てきたと思ったらいきなり、佐倉さんに変わって訳が分からなくなった私は本人の前に出てきて聞いていた。
「ねぇ、どうして愛加と雅也が一緒にいたの!? しかも、途中で佐倉さんになっちゃうしどういうことなの!?」
「…………」
「………愛加、ばれちゃったらさすがに隠せないよ」
佐倉さんが愛加の肩に手をおいてそう言った。
「美麗、私黙ってたんだけど…。
私、私、雅也君のことが好きなの」
「へぇ、知ってるよ」
私は特に驚きもせず答えた。
冷えた目線付で。
「でも、そんなことはどうでもいいんだよね。それよりも、途中までいた雅也と、いきなり現れた佐倉さんについて教えてほしいかな」
そういって私は愛加ににじりよっていく。 愛加が涙目になっていたがそんなのはお構いなしだ。
「それについては私から話すよ」
「佐倉さん?」
「佐倉ぁ~」
黙って聞いていた佐倉さんは、逃げるように腰にしがみついた愛加の頭を撫でながら話し始めた。
「まず雅也君だけど、ここにはいないよ。
だってここにいるのは、私、愛加、美麗さんだけだから」
そこから佐倉さんは一呼吸おいて話し始めた。
「ねぇ、ブルーピール学園って知ってる?」
「えぇ、私たちが通ってる学園。で、なにかしらの能力が優れたものが通えるところでしょ?」
そんなのは常識であるし、ましてや私はそこの生徒なのに佐倉さんはなんで確認みたいに聞いてくるんだと私は思って答えた。
「うん、そうだね。 でも、考えても見てよ。 そんな学園の一《ひと》クラスが、《《普通》》の能力だけで埋まることってあると思う?」
「…………普通って?」
私の能力は[長年の執念]とのことだった。
でも、私が長年抱いてたのは《《雅也への好意》》だ。依存と言い換えても良いかもしれない。そんな私には、それが普通の能力に入るものなのか分からなかった。
「あぁ、美麗が雅也に抱いている狂気のことじゃないよ。 本当に不思議な力。
私にならあなたの心がわかる。貴方になれる」
「私の能力は、……変心(身)だよ」
雅也と愛加が出てきたと思ったらいきなり、佐倉さんに変わって訳が分からなくなった私は本人の前に出てきて聞いていた。
「ねぇ、どうして愛加と雅也が一緒にいたの!? しかも、途中で佐倉さんになっちゃうしどういうことなの!?」
「…………」
「………愛加、ばれちゃったらさすがに隠せないよ」
佐倉さんが愛加の肩に手をおいてそう言った。
「美麗、私黙ってたんだけど…。
私、私、雅也君のことが好きなの」
「へぇ、知ってるよ」
私は特に驚きもせず答えた。
冷えた目線付で。
「でも、そんなことはどうでもいいんだよね。それよりも、途中までいた雅也と、いきなり現れた佐倉さんについて教えてほしいかな」
そういって私は愛加ににじりよっていく。 愛加が涙目になっていたがそんなのはお構いなしだ。
「それについては私から話すよ」
「佐倉さん?」
「佐倉ぁ~」
黙って聞いていた佐倉さんは、逃げるように腰にしがみついた愛加の頭を撫でながら話し始めた。
「まず雅也君だけど、ここにはいないよ。
だってここにいるのは、私、愛加、美麗さんだけだから」
そこから佐倉さんは一呼吸おいて話し始めた。
「ねぇ、ブルーピール学園って知ってる?」
「えぇ、私たちが通ってる学園。で、なにかしらの能力が優れたものが通えるところでしょ?」
そんなのは常識であるし、ましてや私はそこの生徒なのに佐倉さんはなんで確認みたいに聞いてくるんだと私は思って答えた。
「うん、そうだね。 でも、考えても見てよ。 そんな学園の一《ひと》クラスが、《《普通》》の能力だけで埋まることってあると思う?」
「…………普通って?」
私の能力は[長年の執念]とのことだった。
でも、私が長年抱いてたのは《《雅也への好意》》だ。依存と言い換えても良いかもしれない。そんな私には、それが普通の能力に入るものなのか分からなかった。
「あぁ、美麗が雅也に抱いている狂気のことじゃないよ。 本当に不思議な力。
私にならあなたの心がわかる。貴方になれる」
「私の能力は、……変心(身)だよ」
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