おじいちゃんと剣と魔法が紡ぐ第二の人生!!おじいちゃんが知らず知らずに無双する物語!!
南吉のスタイル
その後、迷宮の上の買い取り後夜に戻った南吉たち。
(ほう。随分と立派になったんだな。)
(やはりお主の時代とは違うかの?)
(ああ、この世界には魔族はいないのか?)
(ふむ?きいたことがないの。)
魔族とかいう種族は聞いたことがない。
(ああ、恐ろしい戦闘能力を有した種族だ。俺の頃は、その魔族という種族がどこからともなく現れ、人間と大戦争に陥っていた。まあ、出現は一部の地域だけだったが。それでも世界規模で対策されるほどには厄介な種族だった。)
(まあでも今人間がいる以上、なんとかしたんではないかの?)
(まあな。何しろ数千年前の話だ。あの頃にあった国なんかは軒並み滅亡したんだろうな。)
(なるほどの。)
そう話しながら順番が来た南吉一行。
「あれ?今日もたくさんあるんですね。」
((え?))
予想外の言葉に驚く二人。確かに昨日とだいたい同じくらいの数ではあるが、そんなに驚く数かと首をさしげる南吉。
「そうかの……?ワシとしてはいつも通りじゃが……」
「いえ。まあなら大丈夫です。」
ちなみに昨日と同じ人にたまたまなっただけだ。
(というか南吉。なんでお前が驚くんだ?)
(む?いや別に……なんでもないわい。)
(そうか……。ならいいんだが。)
歯切れの悪さを感じながらも流してくれたマイク。
「はい。今日は4000ルクスです。」
昨日よりも死神…マイクと激闘を演じていたため、少し減収となった今日の収入。
「わかったわい。ありがとうの。」
「はい。ご利用ありがとうございました。」
(それじゃあ宿に行くかの。)
(どこなんだ?)
(すぐそこじゃよ。)
そして宿屋の前についた南吉。
(いや、え?ここ、大丈夫なやつ?)
(た、たしかに少し路地に入っとるが、大丈夫じゃよ。)
ここで、宿屋にいた店主がたまたま外に出る。
「………おかえり。……今日も泊まるのか?」
「そうじゃの。今日もお世話になるわい。」
「……、わかった。」
そう言うと店主は、大通りに出ていった。
(おい、………南吉。)
(どうしたんじゃ?)
(いや、あれ……完全に数人殺してる顔だろ。)
(いや、なんにもしたことない、、、と思うの。)
(大丈夫か?ここ。)
(大丈夫じゃ。値段は安くてと料理は一流じゃわい。)
(いや、そういうことじゃなくて………。いいのか?)
(いいの。)
(そうか。わかった。)
ひと悶着あったが、宿屋に入った二人だった。
「あれ?今日も来てくれたんだー。いらっしゃーい!!」
「ああ。今日もお世話になるわい。」
「ありがとね。」
夜になり、娘さんが帰ってきたので、代金を渡すときの会話だ。
(これって本当に血がつながっているのか?)
(一応そうじゃ。)
(ちょっと怪しくないか?)
(まあ……、。わしらが首を突っ込んでもしょうがないじゃろ。)
(ま、それもそうか。)
「あ、部屋は同じでいい?」
「大丈夫じゃ。」
「じゃあ部屋の中に鍵あるからー。」
「わかったわい。」
(あんまり人気ないな。)
(ま、まあの……。)
(ふんふん。なるほどの。まだまだわかりやすいの。)
暇なのでまたまた無限の魔導書を読み耽る南吉。
(ん?これ……変じゃないか?)
読んでいると、暇だったマイクは意志でありながらも剣術のイメージをしていたのだが、南吉に絡んできた。
(何がじゃ?)
(ここ、ここの術式、この魔法の発動を逆に阻害してないか?)
(むむ?他の魔法は……あ、大体の魔法にこの術式入っとるの。何か意味があるんじゃないかの?)
(いや?ないと思うが……死神の知識たがらな。)
マイクは死神の頃の知識を多少受け継いでおり、全く使えないが魔法の知識もそこそこある。南吉とちがい感覚で解いたりはしないが、多少はわかるのだ。
(ふむふむ。少し改変してみるかの?)
無限の魔導書には念じれば魔法を改変する能力があるというのを昨日の夜知った南吉。というかたまたまこうならんかな、と思ったら本当に変わったのだ。
使わないと思っていたが役に立ったようだ。
(そんなマネもできるのか……このほん何でできてるんだ?)
(わしにもわからん。拾い物じゃからの。)
(ふーん。)
消してみると、たしかにスッキリとしたように感じる。限界が取っ払われたような感じだ。
(なんでこんなものをおいたんじゃろうな?)
(さあな。)
マイクにわかるはずもなく、結局有耶無耶になったのだった。
なお、この術式は魔法に限界を設けて暴走を防ぐという役割を果たす大事なものだったのだが、これに気づくのはかなり先の話になるのだった。
(というかお前、そんな速さで魔法を覚えて、実戦で使えるのか?)
(んー?なんていうんじゃろうな?実戦になるとこの魔法を使えば良いな、っていうのがなんとなくわかるんじゃ。)
(そんな獣みたいな戦い方でいいのか?)
(まあ自分で考えても特に妙案が出るでもなし、だったらいっそ本能に従ったほうがいいんじゃないのかの?って思うんじゃ。)
(ま、まあお前がそれでいいなら別にいいが。)
マイクも多少呆れたようだった。
(ほう。随分と立派になったんだな。)
(やはりお主の時代とは違うかの?)
(ああ、この世界には魔族はいないのか?)
(ふむ?きいたことがないの。)
魔族とかいう種族は聞いたことがない。
(ああ、恐ろしい戦闘能力を有した種族だ。俺の頃は、その魔族という種族がどこからともなく現れ、人間と大戦争に陥っていた。まあ、出現は一部の地域だけだったが。それでも世界規模で対策されるほどには厄介な種族だった。)
(まあでも今人間がいる以上、なんとかしたんではないかの?)
(まあな。何しろ数千年前の話だ。あの頃にあった国なんかは軒並み滅亡したんだろうな。)
(なるほどの。)
そう話しながら順番が来た南吉一行。
「あれ?今日もたくさんあるんですね。」
((え?))
予想外の言葉に驚く二人。確かに昨日とだいたい同じくらいの数ではあるが、そんなに驚く数かと首をさしげる南吉。
「そうかの……?ワシとしてはいつも通りじゃが……」
「いえ。まあなら大丈夫です。」
ちなみに昨日と同じ人にたまたまなっただけだ。
(というか南吉。なんでお前が驚くんだ?)
(む?いや別に……なんでもないわい。)
(そうか……。ならいいんだが。)
歯切れの悪さを感じながらも流してくれたマイク。
「はい。今日は4000ルクスです。」
昨日よりも死神…マイクと激闘を演じていたため、少し減収となった今日の収入。
「わかったわい。ありがとうの。」
「はい。ご利用ありがとうございました。」
(それじゃあ宿に行くかの。)
(どこなんだ?)
(すぐそこじゃよ。)
そして宿屋の前についた南吉。
(いや、え?ここ、大丈夫なやつ?)
(た、たしかに少し路地に入っとるが、大丈夫じゃよ。)
ここで、宿屋にいた店主がたまたま外に出る。
「………おかえり。……今日も泊まるのか?」
「そうじゃの。今日もお世話になるわい。」
「……、わかった。」
そう言うと店主は、大通りに出ていった。
(おい、………南吉。)
(どうしたんじゃ?)
(いや、あれ……完全に数人殺してる顔だろ。)
(いや、なんにもしたことない、、、と思うの。)
(大丈夫か?ここ。)
(大丈夫じゃ。値段は安くてと料理は一流じゃわい。)
(いや、そういうことじゃなくて………。いいのか?)
(いいの。)
(そうか。わかった。)
ひと悶着あったが、宿屋に入った二人だった。
「あれ?今日も来てくれたんだー。いらっしゃーい!!」
「ああ。今日もお世話になるわい。」
「ありがとね。」
夜になり、娘さんが帰ってきたので、代金を渡すときの会話だ。
(これって本当に血がつながっているのか?)
(一応そうじゃ。)
(ちょっと怪しくないか?)
(まあ……、。わしらが首を突っ込んでもしょうがないじゃろ。)
(ま、それもそうか。)
「あ、部屋は同じでいい?」
「大丈夫じゃ。」
「じゃあ部屋の中に鍵あるからー。」
「わかったわい。」
(あんまり人気ないな。)
(ま、まあの……。)
(ふんふん。なるほどの。まだまだわかりやすいの。)
暇なのでまたまた無限の魔導書を読み耽る南吉。
(ん?これ……変じゃないか?)
読んでいると、暇だったマイクは意志でありながらも剣術のイメージをしていたのだが、南吉に絡んできた。
(何がじゃ?)
(ここ、ここの術式、この魔法の発動を逆に阻害してないか?)
(むむ?他の魔法は……あ、大体の魔法にこの術式入っとるの。何か意味があるんじゃないかの?)
(いや?ないと思うが……死神の知識たがらな。)
マイクは死神の頃の知識を多少受け継いでおり、全く使えないが魔法の知識もそこそこある。南吉とちがい感覚で解いたりはしないが、多少はわかるのだ。
(ふむふむ。少し改変してみるかの?)
無限の魔導書には念じれば魔法を改変する能力があるというのを昨日の夜知った南吉。というかたまたまこうならんかな、と思ったら本当に変わったのだ。
使わないと思っていたが役に立ったようだ。
(そんなマネもできるのか……このほん何でできてるんだ?)
(わしにもわからん。拾い物じゃからの。)
(ふーん。)
消してみると、たしかにスッキリとしたように感じる。限界が取っ払われたような感じだ。
(なんでこんなものをおいたんじゃろうな?)
(さあな。)
マイクにわかるはずもなく、結局有耶無耶になったのだった。
なお、この術式は魔法に限界を設けて暴走を防ぐという役割を果たす大事なものだったのだが、これに気づくのはかなり先の話になるのだった。
(というかお前、そんな速さで魔法を覚えて、実戦で使えるのか?)
(んー?なんていうんじゃろうな?実戦になるとこの魔法を使えば良いな、っていうのがなんとなくわかるんじゃ。)
(そんな獣みたいな戦い方でいいのか?)
(まあ自分で考えても特に妙案が出るでもなし、だったらいっそ本能に従ったほうがいいんじゃないのかの?って思うんじゃ。)
(ま、まあお前がそれでいいなら別にいいが。)
マイクも多少呆れたようだった。
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