30歳になる『私』へ

ノベルバユーザー374720

母なる聖域

私の母親は私が小さい頃は厳しかった
皆が持ってるゲームなんて絶対買ってくれないし
お小遣いも決まった手伝いをして1回10円
百円稼ぐのに少なくとも週間はかかった
今考えたら当時貧乏で本当にお金が無かったんだろう
自転車なんて平成生まれの男に
キャンディーキャンディーキャラクターが書いてあるのどっから拾って来たのかわからない自転車を宛がわれていた
しかしだんだん大きくなるにつれて甘くなって
今では私も引く位私に甘い

そんな母親がはるばるやって来るのだ
とにかく家に帰ろうそう決めて家に帰るともう母親は我が家についており掃除を始めていた
そして母は
「宗教に入ったの?入れられたの?」
と開口一番言い出した
また涙が出て来た
事の経緯を説明して話してる間もずっと私は泣いていた
どうやら母は掃除の時家に置いてあった宗教お祈りをグッズを見て察したらしい
そして母が
「もう辞めていいんじゃない?仕事も宗教も」
この言葉に私は凄く救われた
もっと早く相談しておけばよかったと後悔もした
それ以上にその言葉が嬉しかった

そこからは母の独断的だった
宗教に誘った先輩と2人で話して辞めるように話をつけてくれて
会社の本社の偉い人たちともあってしっかり話をつけてくれた
そして私は5月付けで仕事を辞めることになった

後1ヶ月この家に住んで引っ越し準備やらしなさいとお金もくれた

ありがとう母

母親は偉大だった






なお引っ越し資金として貰ったお金をパチンコパチスロに使ったバカ息子でごめんなさい

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