だからわたくしはデレたくないんです!
デートの準備
数日経ちました。相変わらずお手紙のお返事を書いたり、勉強、読書、たまーに料理や裁縫をして過ごしてました。召使い達によく、
「奥様はもう少しゆっくりしていてもいいんですよ?」とか
「貴族として当たり前なことができない人は沢山いるのにすごいです」とか言われました。
当然のことをしてるだけで召使い達からの評判もよくなるのは都合がいいですね!
そうそう、アレン様が
「ティアラ、もう少しで休みがとれそうです!できれば行きたいところとか考えてくれると助かります」
と言っていたので王都の行きたいところまとめました!前回考えたけどルートから外れてたので断念したお店とか、、考えただけでワクワクします!
「ユニ、みんなを集めなさい!会議しますよ」
アレン様のおやすみは二日後ということで、デートプランをたてます。わたくし一人じゃできないので召使い達(仕事が空いてる)を集めます。
「みなさん集まってくれてありがとうございます。アレン様が仰っている通り、二日後にで、デートがあります。みなさんにはわたくしにアドバイスしてください」
人生経験で言ったらわたくしがこの中で一番少ないです。王都についても勉強したとはいえ実際には行ったことないのでわからないところばかりです。
「奥様はどのあたりが気になってますか?そこを中心に考えるといいと思います」
マリンが的確なアドバイスをしてくれます。さすがメイド長、ですがこんなことに付き合っていて平気なのでしょうか。
「旦那様に遠慮というか、やはりアレン様も行きたいところがあるのでしょうか?何か知りませんか?」
「常日頃から奥様とならどこにでも付いていくと仰っていました。それに旦那様も王都に来てからいくばか時間が経ってますし、考えなくて大丈夫かと」
答えてくれたのはジェームズ。あなたもなんでここにいるんですか!?
ま、まぁいいです。心強いですからね。
「この前はお城中心に回って行きましたから少し外れたところがいいですね、ここのお店とか、あとここの公園とかも」
地図を広げながら行きたいところを指さします。何人かはメモをとって考えてくれます。
「と、こんな感じになったらいいですね」
一通り行きたいと思ったところは言いました。全ては行けないのでこの中から選びます。
「ここは確か予約制だったはずです」
「ここは外せないでしょう、とってもいいところですし」
「でもそうするとこっちが行けなくなる」
わたくしが何かしなくても議論が進んでいく。
しばらくして、考えがまとまったのか、ユニが聞いてくる。
「では奥様、これらのデートプランから選んでください。他のはまた別の機会があればという形になりました」
いくつかのデートプランが出来たみたいです。わたくしは行きたいところを言っただけなのに。すごいです。
わたくしはよさそうなものを選びます。どれもよさそうですごい悩みました。
「皆さんありがとうございました!あ!えと、このことは」
「旦那様には秘密ですか?」
「会議のことは秘密に、デートプランについては伝えておいてください。お互い把握していた方がいいですし」
単純にわたくし一人だとちゃんとできるか不安なだけですけど。
次の日の朝、いよいよ明日がデートの日です。
「いよいよ明日ですね、ジェームズから聞きましたよ、デートプラン。考えてくれてありがとうございます。楽しそうですね」
よかった。アレン様も気に入ってくれたみたいです。
アレン様が出かけたあとはデートで着ていく服とか持ち物選びです。髪型とかも朝バタバタするので今のうち決めておきます!これじゃあまるでデートをとっても楽しみにしてると思われそうですけど、聞かれたら貴族として常に意識してるんです(ドヤ顔)と言えばいいのでわたくしの本当はこれ以上ない程楽しみにしてることは隠せますね。
「奥様、顔に出てますよ〜ちょっと引くくらいニヤニヤしてます」
「ユニ、そういうことは思っても口に出してはいけないですよ。まったく」
まぁこれくらい軽口がたたける程わたくし達は仲がいいので特に喧嘩とかもないのですが、たまに鬱陶しく感じる時もありますね。
っと、服を選ぶのでした。最近運動せずに事務的な仕事ばかり、疲れて甘いものをとってしまってます。ちょっとサイズを測るのは不安ですね。なんだかんだ運動してないですし、、おそらくは、、絶望する程決意は固くなると思います。それに、普段の服は着れるのですから、きっと大丈夫です。
「やっぱりアレン様が好むようなヒラヒラふわふわの方がいいのでしょうか。わたくしも嫌いという訳では無いのですが、恥ずかしいのと動くとき気を使うので疲れるんですよね」
「では最初は旦那様が喜ぶ服で、途中に寄る服屋で別の服にしてみては?」
なるほど、そうすれば新鮮な気持ちで二回も感想を言われるということですね、ユニにしてはいい思いつきです。
「なるほど、ついでにわたくし好みにアレン様の服を選べるかもしれないということですね!なかなかいい案です」
色は大人しめの色にして、ワンポイントだけ派手な色にして、、髪も合わせてふわふわにして、、あ、もちろんセットしてくれるメイドがいるので、お願いしてます。髪いじりが好きなのか喜んで承諾してくれました。
メイドが言うには
「奥様の髪はとっても綺麗で触り心地もいいし、ある程度長いので色々な髪型が出来るんですよ。いくら人の多い王都でもこの綺麗な銀髪は珍しいですし」
らしいです。
わたくしは母譲りの銀髪です。お兄様は父の血が多いのかベージュの色をしてます。
セットが終わって、鏡を見てみるとなかなかいい感じになっていました。軽く化粧もして、、よし!当日はこの流れでいいですね。
「奥様はもう少しゆっくりしていてもいいんですよ?」とか
「貴族として当たり前なことができない人は沢山いるのにすごいです」とか言われました。
当然のことをしてるだけで召使い達からの評判もよくなるのは都合がいいですね!
そうそう、アレン様が
「ティアラ、もう少しで休みがとれそうです!できれば行きたいところとか考えてくれると助かります」
と言っていたので王都の行きたいところまとめました!前回考えたけどルートから外れてたので断念したお店とか、、考えただけでワクワクします!
「ユニ、みんなを集めなさい!会議しますよ」
アレン様のおやすみは二日後ということで、デートプランをたてます。わたくし一人じゃできないので召使い達(仕事が空いてる)を集めます。
「みなさん集まってくれてありがとうございます。アレン様が仰っている通り、二日後にで、デートがあります。みなさんにはわたくしにアドバイスしてください」
人生経験で言ったらわたくしがこの中で一番少ないです。王都についても勉強したとはいえ実際には行ったことないのでわからないところばかりです。
「奥様はどのあたりが気になってますか?そこを中心に考えるといいと思います」
マリンが的確なアドバイスをしてくれます。さすがメイド長、ですがこんなことに付き合っていて平気なのでしょうか。
「旦那様に遠慮というか、やはりアレン様も行きたいところがあるのでしょうか?何か知りませんか?」
「常日頃から奥様とならどこにでも付いていくと仰っていました。それに旦那様も王都に来てからいくばか時間が経ってますし、考えなくて大丈夫かと」
答えてくれたのはジェームズ。あなたもなんでここにいるんですか!?
ま、まぁいいです。心強いですからね。
「この前はお城中心に回って行きましたから少し外れたところがいいですね、ここのお店とか、あとここの公園とかも」
地図を広げながら行きたいところを指さします。何人かはメモをとって考えてくれます。
「と、こんな感じになったらいいですね」
一通り行きたいと思ったところは言いました。全ては行けないのでこの中から選びます。
「ここは確か予約制だったはずです」
「ここは外せないでしょう、とってもいいところですし」
「でもそうするとこっちが行けなくなる」
わたくしが何かしなくても議論が進んでいく。
しばらくして、考えがまとまったのか、ユニが聞いてくる。
「では奥様、これらのデートプランから選んでください。他のはまた別の機会があればという形になりました」
いくつかのデートプランが出来たみたいです。わたくしは行きたいところを言っただけなのに。すごいです。
わたくしはよさそうなものを選びます。どれもよさそうですごい悩みました。
「皆さんありがとうございました!あ!えと、このことは」
「旦那様には秘密ですか?」
「会議のことは秘密に、デートプランについては伝えておいてください。お互い把握していた方がいいですし」
単純にわたくし一人だとちゃんとできるか不安なだけですけど。
次の日の朝、いよいよ明日がデートの日です。
「いよいよ明日ですね、ジェームズから聞きましたよ、デートプラン。考えてくれてありがとうございます。楽しそうですね」
よかった。アレン様も気に入ってくれたみたいです。
アレン様が出かけたあとはデートで着ていく服とか持ち物選びです。髪型とかも朝バタバタするので今のうち決めておきます!これじゃあまるでデートをとっても楽しみにしてると思われそうですけど、聞かれたら貴族として常に意識してるんです(ドヤ顔)と言えばいいのでわたくしの本当はこれ以上ない程楽しみにしてることは隠せますね。
「奥様、顔に出てますよ〜ちょっと引くくらいニヤニヤしてます」
「ユニ、そういうことは思っても口に出してはいけないですよ。まったく」
まぁこれくらい軽口がたたける程わたくし達は仲がいいので特に喧嘩とかもないのですが、たまに鬱陶しく感じる時もありますね。
っと、服を選ぶのでした。最近運動せずに事務的な仕事ばかり、疲れて甘いものをとってしまってます。ちょっとサイズを測るのは不安ですね。なんだかんだ運動してないですし、、おそらくは、、絶望する程決意は固くなると思います。それに、普段の服は着れるのですから、きっと大丈夫です。
「やっぱりアレン様が好むようなヒラヒラふわふわの方がいいのでしょうか。わたくしも嫌いという訳では無いのですが、恥ずかしいのと動くとき気を使うので疲れるんですよね」
「では最初は旦那様が喜ぶ服で、途中に寄る服屋で別の服にしてみては?」
なるほど、そうすれば新鮮な気持ちで二回も感想を言われるということですね、ユニにしてはいい思いつきです。
「なるほど、ついでにわたくし好みにアレン様の服を選べるかもしれないということですね!なかなかいい案です」
色は大人しめの色にして、ワンポイントだけ派手な色にして、、髪も合わせてふわふわにして、、あ、もちろんセットしてくれるメイドがいるので、お願いしてます。髪いじりが好きなのか喜んで承諾してくれました。
メイドが言うには
「奥様の髪はとっても綺麗で触り心地もいいし、ある程度長いので色々な髪型が出来るんですよ。いくら人の多い王都でもこの綺麗な銀髪は珍しいですし」
らしいです。
わたくしは母譲りの銀髪です。お兄様は父の血が多いのかベージュの色をしてます。
セットが終わって、鏡を見てみるとなかなかいい感じになっていました。軽く化粧もして、、よし!当日はこの流れでいいですね。
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