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ー MY REAL STAGE 〜 僕は彼女を死なせない 〜 ー

ルシア・モドロンリ

3つの世界

マリヤ様の一言によりgoshparagoカシュパラゴは来たる時まで力を蓄えることとなった。

goshparagoカシュパラゴとは、現代で言うところの天国、まぁ光の世界といったところか。

一般市民から貴族、守護者、光の騎士など様々な者たちで構成されている世界となっている。

俺たち2人はその中でも光の騎士としてマリヤ様のもとでお仕えをしている。

ユイカ『ねーカスティス、シルス様きっとまたみっちり私たちのことシゴいてくれるわよ。。。はぁ。。』

カスティス『お前なぁ、聡を助けなくないのかよ!』

ユイカ『助けたいわよ!当たり前じゃない!だけど。。。シルス様の訓練は鬼よ。。。もぉ〜!』

ユイカの気持ちもよくわかる。

俺たち光の騎士は必ずシルス様の訓練を受けてから、正式な騎士として名を頂く。

しかし、皆が光の騎士になれるわけではない。

まずは自分が光の騎士として剣に選ばれるかどうかだ。

次にシルス様の訓練を受ける。

この訓練はただキツい訓練というわけではなく、下手をすると命を落とすこともザラにある。

そうして訓練を突破し、マリヤ様から光の騎士に相応しいかどうかの選別をして頂き、騎士となる。

つまりシルス様の訓練は、鬼というよりも、命がけの地獄の訓練というわけである。

カスティス『ユイカ、俺ちょっと寄りたいところあるから先に帰っててくれ。』

ユイカ『わかったわよ。明日の訓練絶対逃げるんじゃないわよ!いいわね!』

カスティス『誰が逃げるかよ!』

そしてユイカと別れ、俺は丘の上を目指した。

俺が目指している丘の上にあるのは、そう。

墓地である。

カスティス『みんな元気かよ。。。』

俺は大きな石塔の前に花束を置いて、合掌した。

この石塔は、俺がこれまで一緒に任務、戦いをこなしてきた仲間たちが眠っている。

戦う相手はもちろんcidmaシドマの連中だ。

そもそもcidmaとgoshparagoは同じ一つの世界で繋がっていた。

しかし、cidmaの者たちがgoshparagoを攻撃し、cidmaの配下にしようとしたことから、マリヤ様によって二つの世界へと分断された。

cidmaはgoshparagoが攻撃を仕掛けてきたと言い張っているそうだが、止む終えずマリヤ様によって分断することになった時点でそれはおかしなことである。

真相は未だよくわかっていないそうだが、噂では、
cidmaの王であるリクライの策略ではないかと言われている。

とにかく現状、戦いは続いている。

『おーカスティス!戻ってたのか!』

カスティス『よぉ、リガムルじゃねえかよ。久しぶりだな。元気にしてたかよ?』

リガムル『あぁ、もちろんだよ。ところでお前新手のやつにやられたって聞いたけど大丈夫だったか?』

カスティス『あぁ、なんとかな。でも今まで見たことのない奴だったな。cidmaでもgoshparagoでもない奴だ。あれは。。。』

リガムル『それはfractionフラクションって奴だな。』

カスティス『fractionフラクション?そりゃあ一体なんだ?』

リガムル『fractionフラクションってのは、俺たちgoshparago、そしてcidmaにも属さない、新しい組織のものらしい。たぶんお前が出会ったのはそいつだろうな。』

カスティス『何だか新しい組織だの何だのややこしいことになってるな。』

どうやらgoshparagoとcidmaの他に新しいfractionフラクションという世界?組織?もあるようだ。

リガムル『あ、そーだそーだ!シルス様がお前らに教えたいことがあるって言ってたぞー。きっとキツくやられるだろうな。まぁ、頑張ってな!』

カスティス『あぁ、ありがとうリガムル!とりあえず頑張るしかねーな。』

少し今までのことをリガムルに話、俺とリガムルは王宮にある騎士の部屋へと戻った。

『カスティス様!リガムル様!お帰りなさい!』

カスティス『ミリア!元気だったか!』

ミリア『はい!お陰様で無事に光の騎士になることができました!カスティス様、リガムル様ありがとうございました!』

ミリアは俺らが光の騎士になれるように訓練の手伝いをした生徒の1人だ。

ミリアは才能があり、将来有望と言われていた。

その為、俺とリガムルが付きっきりで騎士へと育て上げた騎士の後輩だ。

リガムル『ミリアちゃん良かったね!よし!俺と結婚しよう!』

カスティス『おい!お前またそんなこと言って!それやめろよ!』

リガムル『いやいや、ほんとにそう思ってるよ!ミリアちゃん!どうかな!?』

ミリア『リガムル様ごめんなさい!私には心に決めてる人がいまして!本当にごめんなさい!』

リガムル『えー!?うそー!?。。。とほほ。。。』

カスティス『ほら、言わんこっちゃない。』

そう言うと俺は何気なくミリアの方を見た。

ミリアは頬を赤くして女の子らしく俺の方を見ていた。

俺にはよくわからなかったので、とりあえず王宮へと入っていった。

ミリア『カスティス様、あのー、まだお時間あったりしますか?』

カスティス『ミリアごめんな。今日は疲れてて早めに休みたいんだ。明日はシルス様にひどくいじめ抜かれるだろうからな。。。』

ミリア『そうですか。わかりました!少しお話ししたいなと思っていただけなので!またお時間ある時によろしくお願いします!それでは!』

そう言うとミリアは走って行ってしまった。

カスティス『ミリア一体どうしたんだろ?何か問題でもあったのか?』

リガムル『お前さぁ、鈍感なのは変わってないのな。はぁー何でお前なんだよもぉー。』

カスティス『何言ってんだよ。とりあえず俺はもう休むからな!お前その女の子を困らせる癖治せよ!』

俺はリガムルにそう言うと自分の部屋へ戻り、眠りについた。

ついに明日から始まる、地獄に備えて。。。

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