吸血鬼(始祖)の異世界建国記
料理は手間とスピード
ブラッドウルフ達が出産してから数日後、無事に吸血鬼達も出産する事ができた。そして今日、この町の初めての出産祝いの宴を開く事になった。
「何作ろうかな」
「始祖様、私はお肉が良いと思います」
「クラーマは何を言っているのですか。ガッツリとしたものより魚などのあっさりしたものの方がいいですよ」
俺達は料理を作る事になったのだが、クラーマとアクアの意見が別れてしまった。片方の意見に賛成にしても後で「〇〇が良かったなぁ」とか言われそうだな。仕方が無い、俺の仕事が増えるがやるしかないな。
「ガッツリもあっさりも両方作るから喧嘩するな。お祝いなんだから多い量を作るからガッツリ系もあっさり系も作る予定だ」
クラーマとアクアは反省したようで頭を垂れている。そもそも、クソみたいな理由で喧嘩して欲しくないな。
「ごめんなさい」
「すみません」
「罰として1番気持ち悪い物を調理して貰おうか」
俺は【収納】から30cmぐらいのカエルを大量に取り出しボールに置く。カエルの肉は鶏肉に似ているらしいので泥臭さを取り除ける南蛮を作ろうと思っている。
「革を剥いて内臓を取り出しといてくれ。俺は魚の方を調理するから」
「「やだぁあ!」」
悲鳴を上げる2人を無視して山にあった泉から吸血鬼達が持ってきてくれた魚を調理し始める。勿論、『変幻自在』で大人の姿になってからだ。魚は衣とダンジョンポイントと交換した油を使ってフライにするのとマヨネーズで焼いたマヨ焼きにする予定だ。この世界の人にも人気だったのでこれは採用した。
シャァー。
「「ゴクリ」」
俺が油で揚げているとアクアとクラーマが自分の作業を放棄してこちらを見ていた。
「おい、さっさと解体しろ!これが全部揚げ終わったらそれも揚げるからな。肉はちゃんと洗っとけよ」
「「はい」」
「よし。これは良いな」
衣が黄金色になったと共に上げる。それを50個ぐらい繰り返す。
「揚げ終わったぞ。カエルは終わったか?」
「終わりましたぁ」
「気持ち悪いぃ」
血塗れの手を見せながら終わった事を知らせるアクアとクラーマ。血抜きはちゃんとやったと思ったがまだ中に血が残っていたのだろ。
「それじゃあ、手を洗った後クラーマは会場に持って行ってくれ。アクアは魚にマヨを掛けて焼いてくれ」
「「分かりました」」
俺は2人が解体してくれたカエルを唐揚げにする。また、その合間に南蛮ソースを作る。いい感じに衣が黄金色になった所で一度上げ、また揚げ直す。
「二度揚げですか?」
隣で魚を焼いているアクアが話しかけてくる。
「そうだ。これをやると、外はサク中はフワになるからな」
「マスターって意外と料理できたんですね」
「そりゃあ、料理できた方が色々と楽だからな」
俺は次々にカエル揚げを作っていく。
「始祖様〜。終わりましたぁ」
クラーマが疲れたようにフラフラしながら厨房に入ってきた。
「それじゃあ、そのカエルにタレかけてくれ」
俺はクラーマに南蛮ソースを渡し二度揚げ作業に戻る。
「1つぐらい頂いても?」
「駄目だ。あと30分ぐらいだから我慢しろ」
「うぅぅ。この匂いが食欲をそそる」
南蛮ソースをかけていたはずのクラーマが目をキラキラさせながらこちらを見ていたが、あと30分ぐらいで宴会が始まるので我慢させる。
「よし。運ぶぞ」
「はい」
「やっと食べれるぅ」
カエル南蛮と魚のマヨネーズ焼きが完成したので3人で運ぶ。そして、宴会会場のテーブルに置いて地面に座り込む。
「やっと終わった」
「何作ろうかな」
「始祖様、私はお肉が良いと思います」
「クラーマは何を言っているのですか。ガッツリとしたものより魚などのあっさりしたものの方がいいですよ」
俺達は料理を作る事になったのだが、クラーマとアクアの意見が別れてしまった。片方の意見に賛成にしても後で「〇〇が良かったなぁ」とか言われそうだな。仕方が無い、俺の仕事が増えるがやるしかないな。
「ガッツリもあっさりも両方作るから喧嘩するな。お祝いなんだから多い量を作るからガッツリ系もあっさり系も作る予定だ」
クラーマとアクアは反省したようで頭を垂れている。そもそも、クソみたいな理由で喧嘩して欲しくないな。
「ごめんなさい」
「すみません」
「罰として1番気持ち悪い物を調理して貰おうか」
俺は【収納】から30cmぐらいのカエルを大量に取り出しボールに置く。カエルの肉は鶏肉に似ているらしいので泥臭さを取り除ける南蛮を作ろうと思っている。
「革を剥いて内臓を取り出しといてくれ。俺は魚の方を調理するから」
「「やだぁあ!」」
悲鳴を上げる2人を無視して山にあった泉から吸血鬼達が持ってきてくれた魚を調理し始める。勿論、『変幻自在』で大人の姿になってからだ。魚は衣とダンジョンポイントと交換した油を使ってフライにするのとマヨネーズで焼いたマヨ焼きにする予定だ。この世界の人にも人気だったのでこれは採用した。
シャァー。
「「ゴクリ」」
俺が油で揚げているとアクアとクラーマが自分の作業を放棄してこちらを見ていた。
「おい、さっさと解体しろ!これが全部揚げ終わったらそれも揚げるからな。肉はちゃんと洗っとけよ」
「「はい」」
「よし。これは良いな」
衣が黄金色になったと共に上げる。それを50個ぐらい繰り返す。
「揚げ終わったぞ。カエルは終わったか?」
「終わりましたぁ」
「気持ち悪いぃ」
血塗れの手を見せながら終わった事を知らせるアクアとクラーマ。血抜きはちゃんとやったと思ったがまだ中に血が残っていたのだろ。
「それじゃあ、手を洗った後クラーマは会場に持って行ってくれ。アクアは魚にマヨを掛けて焼いてくれ」
「「分かりました」」
俺は2人が解体してくれたカエルを唐揚げにする。また、その合間に南蛮ソースを作る。いい感じに衣が黄金色になった所で一度上げ、また揚げ直す。
「二度揚げですか?」
隣で魚を焼いているアクアが話しかけてくる。
「そうだ。これをやると、外はサク中はフワになるからな」
「マスターって意外と料理できたんですね」
「そりゃあ、料理できた方が色々と楽だからな」
俺は次々にカエル揚げを作っていく。
「始祖様〜。終わりましたぁ」
クラーマが疲れたようにフラフラしながら厨房に入ってきた。
「それじゃあ、そのカエルにタレかけてくれ」
俺はクラーマに南蛮ソースを渡し二度揚げ作業に戻る。
「1つぐらい頂いても?」
「駄目だ。あと30分ぐらいだから我慢しろ」
「うぅぅ。この匂いが食欲をそそる」
南蛮ソースをかけていたはずのクラーマが目をキラキラさせながらこちらを見ていたが、あと30分ぐらいで宴会が始まるので我慢させる。
「よし。運ぶぞ」
「はい」
「やっと食べれるぅ」
カエル南蛮と魚のマヨネーズ焼きが完成したので3人で運ぶ。そして、宴会会場のテーブルに置いて地面に座り込む。
「やっと終わった」
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