前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

宴の始まり

続々と運ばれてくる宮廷料理にテンションを上げるクラスメイト達を他所にティオスはマリクと話していた。


「──やっぱりティオスはまだ学生だったのだな」
「何度もそう言っただろう?しかも身辺調査もした様だが」
「いくら剪神と叡帝の息子でも13歳でとなると流石に目を疑うわ!」
「そんなこと言われてもな。今日しっかり学園卒業した訳だし」

「そうだな、今日はこの黄金時代と言われたクラスの記念すべき卒業祝だ。──それにしてもこのクラスの面子は凄まじいな」
「そうか?」
「擲皇と薙王の一番弟子が居て王女と国お抱えの騎士の息子、三代公爵家のイーリッヒ家の娘に獣王国の王子、他の子らはそう言った肩書きこそ無いものの全員が異常なまでな強さを誇っていた筈だ。────それにティオス、お前に至っては最早バケモノと言っても良い」

「クラスメイトについては分かったが俺に関しては馬鹿にしてるだろ」
「寧ろ褒めている。こんな人材がまだまだ王国に居たのだと、そしてここまで高めたのはお前だろう?」
「否定はしない。この6年間みっちり鍛え上げたからな」
「まあ、お前にはそれを裏付けるものがあるから分かるが……流石にあの学内最強決定戦での暴れっぷりは無いだろう…」
「クラス代表になってるんだ、力を見せつけるのは勝手だろう」
「それで死者が出ていたら大事だったぞ」



因みにマリクはティオスが前世では唯一全ての戦術において称号を獲得したという伝説の人間、トトだったと言うことを知っている。3年前の事件の時に広めない事を条件に教えたのだ。



ティオスとマリクがその様に喋っていると勝利が運び終えた様だ。


「む、運び終えたようだな」
「その様だ。じゃあ俺は席に戻るぞ」
「ああ。─────それでは諸君。ワインを取ってくれ。本日は集まってくれて感謝をする。ルーチェの卒業を───いや、ここにいる全員の卒業を祝って───────乾杯」

『『『乾杯!!!』』』




そうしてカオスな宴が幕を上げた。












******











「あっ!!テメェシズ!!!それ俺のやつじゃねえか!」
「ふっふーん、アサドもまだまだだね。食事中だからって気を抜いているからそうなるのさ!」
「テメェさっきそれ食ってただろうが!人数分しかないやつを2個も喰ってんじゃねぇ!!ってか人の皿のモン勝手に取るんじゃねえ!」


一人一個分の鶏肉の料理をアサドが自分の皿に置いていて、席を立って別の場所から料理を取り持ってくるとそれをシズが美味しそうに頬張っているのが目に入り、今に至る。
アサドが仕返しとばかりにフォークを凄まじい勢いで飛ばすがシズは料理片手に箸で掴みとってわざとらしく丁寧にアサドの席に戻すとウインクしながら、


「──アサド様、料理は上品に、ですわよ」
「アイナの口調真似すんな!!原因お前だろうが!」


アサドはぶちぶちと文句を垂れつつももう喰われたし…と少し哀愁を漂わせつつも座って持ってきた料理を食べ始めた。

そして別の場所では。




「──うぅ……頭が………頭が痛い……」
「そりゃ貴方が開始早々調子乗ってワイルと酒盛り勝負なんてするからですわ」
「……カイン、潰れるの早すぎる」
「…………お前が……異常なだけだ……」
「…しかし前にこの位の量をアサド、ティオス、カナタと飲んだがあいつらは平気だった」
「………あいつらも…どうなってやが……………お」
「「お?」」




「おっ────────────おrrrrrrrrrrrr」




「わぁーっ!!まってまってここで吐かないで!」
「……汚いな」
「ワイルのせいでもあるでしょう!!」


近くで苦笑いしてグアンも見ていたが流石にカインが吐き始めるとあせってどうしようとおろおろし始め、ワイルは少し引いた目で、アイナはワイルを責めていた。


ティオスは全体を見ていたが、






「…………このパーティー…大丈夫か?」





普通に口に出していたのだがこの喧騒でかき消されるのだった。











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コメント

  • 蒼紅時雨

    「自分の皿」が「自分の更」になってましたよ

    1
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