前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

“丁度いいし”で済ませるな

一ヶ月の停学が終わり、久々の学校だ。クラスメイト達とは度々会っていたので対して久々に会ったなとはならなかった。

一ヶ月の停学になった生徒などこの学園にこれまでの歴史で居なかった為今回の件を機に毎月ある実力テストを見直し、4ヶ月に一度に変更され、その影響でティオスがSクラスから落ちる事にはならなかった。


「やっと登校か。歴史に残る問題児め」

教室に入ると既に来ていたガーネットが冷やかすように言ってきた。ティオスはそれをしれっと無視すると教室を見渡した。




そう、今までは居なかった面子が1人。






「おはよう」
「!おはよう!!」


ティオスがそいつに挨拶をすると、そいつはビシッと音がしそうな程の勢いで立ち上がり挨拶を返す。
そう、何を隠そうカナタである。あの模擬戦の後ガーネットがカナタの実力を見込んで入学をしないかと誘い、入学が決まったのだ。



「ティオス!」
「なんだ?」
「俺、産まれてこの方負けた事なんて無かった。この世界に来て、・・・・・・・初めて出会った俺よりも強い存在と出会えるなんて思わなかった!」
「当然だろう?俺が世界最強だからな」


ティオスは腕を組むと少しドヤ顔でカナタに言う。するとそれを見たカナタは目をキラキラさせ、


「わぁ〜!!な、なら!俺と友達に、なって下さい!!」
「構わない。俺もお前の強さには興味がある」


そう言って二人はガッシリと握手をした。あれだけの激戦を繰り広げ、お互いに友情が湧いたのだろう。あの激戦は夢だったのでは無いかと錯覚しそうだ。






そんな二人におずおずと寄ってきたのはニル。


「カナ………タ………、この世界に、来てって……どういうこと……?」


他のクラスメイト達もうんうんと頭を振る。ティオスは何故か触れないので誰か聞いてくれないかと待っていたらニルが切り出してくれた。
全員が心の中でニルにお礼を言った。なぜ本人に言わないのかと言うとこんなに一杯の人からお礼をされたらニルは間違いなく気を失うからだ。


指摘されたカナタは「あ〜…やっちゃった」と頭を掻くと


「実は俺、こことは違う世界で死んで転生したんだよ」
『『『えっ!?!』』』
「まあそんな事だろうとは思ってた」
「ん?分かってたの?」
「いや、分かっていたわけじゃない。俺と似た雰囲気があったからな」
「ティオスと似た…?……もしかして」


「丁度いいし言うか。俺もこの世界で千年前、全ての戦術に置いて一位の座を勝ち取ってたんだ。それで寿命で死んで転生したって訳だな」
『『『えぇ!!?!?』』』
「ちょっとまって。千年前…全てで一位。それって……」
「千年前の俺の名前はトトだ」
「えっ!?トトって歴史の教科書に載ってるあの人!?」


シズが目を丸くしてティオスに迫る。



そう、千年前、全人未踏の全冠を達成したバケモノ。トト。
その伝説は未だに語り継がれている。それほどティオスの前世のトトは凄まじい偉業を達したのだ。それこそ、教科書に載ってしまうくらい。



するとワイルがボソッと聞いた。


「……何故このタイミングで?」



ティオスはカナタの方をちらっと見ると、



「カナタが転生者と言うことを明かしたし丁度いいと思ったからな」


「………丁度いいで済ませる問題じゃない」



ワイルの呟きがクラスメイトの思いを代弁していた。










明日までこんな感じで内容薄くなりますがよろしくお願いします…

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