前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

シトリー

「ご主人様はなぜ学生ですのに平日に外に居られるのですか?」
「ああ、少し学園で暴れ過ぎてな。一ヶ月の停学になった」
「それはまた……それで今は街を巡り歩いているのですね」


シトリーはそう言いつつ周辺を見渡す。目に映るもの全てが珍しいのか目がキラキラとしている様に見える。

そんなシトリーを見つつティオスは先程から思っていた事をシトリーに聞く。


「なあ」
「はい。何でしょうかご主人様」
「そのだな、何故こんなに距離が近いんだ?ナニとは言わないが当たりまくってて気になるんだが…」


頬をぽりぽりと少し罰が悪そうに掻きつつ気持ち斜め上を見ながらはっきりと言った。

先程から彼女の2つの山が腕にむにむにと歩くたびに押し付けられ気になって気になって仕方が無かった。
するとシトリーは少し顔を紅らめ、髪の毛わ指でくるくると弄りつつ呟く。


「それはですね……私はご主人様の物だと周りに見せつけたかったからと言いますか……もっとくっつきたかったと言いますか…申し訳ありません…気分を害しましたよね……?」

下手に階級だけは高い自分という存在を外界に出してくれるような存在が居なかった。しかしそんな彼女を外界に連れ出してくれた彼が愛しくて愛しくて仕方が無かったのだ。

ティオスはそんな彼女の姿を見て少し考える素振りを見せ、1つ息を吐くと、言葉を選びつつ言った。


「はぁ、そんな事か。その、なんだ、俺で良ければくっついていても構わないが」


ティオスは前世を含めこう言った女性から好意を持ってのアプローチの経験はほぼ0に等しい為、どういった反応が正解なのか分からず曖昧に答えるが、シトリーは構わないと言われて一際輝く様な笑顔を魅せるとさらにぎゅっと抱きついてきた。




ふっと顔の前に彼女の頭が来た。女性特有の甘い香りが鼻腔を突き抜けるがそれよりももう一つ気になっていた事を聞いた。


「そういえばシトリーの種族は何なんだ?先程から魔力や体の波長を調べ取っているが全く今までに見たことの無い波長だが。少し魔人っぽさがあるけどな」
「はい、私の種族は“神族”です」
「神族だと?あれは伝説上の存在じゃなかったのか?」
「しかし私の種族は神族ですし、その中にも色々と階級等がありますけど私はその中の“魔神”です」



ティオスはそこで考えた。神族は俺達の居る次元とはまた別の次元にいる存在だったのではないか。呼び出すにはかなりの魔力と実力が必要になりそれまでに呼び出せる存在が居ないだけだったのでは無いかと。
もしくはそもそもは呼び出せない存在でこの理滅のスキルによる召喚だったのではないか、あるいはその両方か。



「…なるほどな。そりゃあ伝説になる訳だ」
「……?」
「いや、こっちの話だ。それよりも神族って言うくらいだ。こちらの世界にこれまでに干渉したことはあるのか?」
「いえ、それはありません。干渉するのは私達独自の規律によって禁止されています。干渉しようとすると全身が切り刻まれる痛みが発生し、強制的にやめさせられる様な一種の呪いが神族には有るのですが。どうやら召喚された場合は例外だったみたいですね」


シトリーは自分の体を見て、クルクルと2回転ほど回ると戻ってきた。


「干渉は不可能、か。それじゃあ能力について教えて貰っても良いか?」
「はい。まずは魔神としての能力から。とりあえず魔物、魔人なら強制的に操る事が出来ます。それと身体能力強化も」
「強制的に操ることができるのか。───ん?まずは・・・?別にも能力があるのか?」


彼女はティオスの疑問を聞き、ニッコリと微笑むと言った。





そしてその能力を聞いたティオスは唖然とした。










理滅と同じくらいに馬鹿げている、と。



















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