前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

大胆不敵

入学して早二年。現在は三年生になったばかりの春。

Sクラスの全員はつつがない学園生活を送っていた。相変わらずティオスの大胆不敵っぷりには驚かされていたが。




例えば一年の間、全ての筆記試験、実技試験で満点を獲得していた。中にはそんな記録に「不正だ!!」と叫ぶ貴族共が派閥を組んで裏でティオスに挑むが全員が返り討ち。
しかもティオスはその事を包み隠さず公表した。


その事件に関わった者は学園中で白い目で見られ、中には転校していったものも少なくない。自業自得だ。




他には授業の内容が低レベル過ぎて欠伸をしつつ授業を受けていると一部の教師達からの印象も悪くなっていった。

また、聞いていないのだろうと指名されるとしっかりと答える上に求めている以上の答えを毎回答えてくる。

“なんてことは無いだろう”という少し怠そうな雰囲気で。



一応言っておくがこれがティオスの普通の態度なのだ。



しかし舐められていると感じたのかその態度に一部の教師たちもキレた。
教師といってもこの学園に努めているのは元は名高い冒険者だったり研究者だったりするので教員達はかなりの確率で血気盛んだ。

なのでとある教師がティオスに決闘を申し込んだ。その教師はもとは“ドラゴン殺し”の異名で有名だった冒険者だ。
決闘の噂はすぐに学園内に広まると、ティオスが望んだ訳じゃないのにいつの間にか学内ドーム“キドゥーシュ”が貸し出され、大きな試合になっていった。

序にかなりの生徒、教員達が集まりかなりのどんちゃん騒ぎになった。


そんな大勢から見られている中、この決闘に然程重要性を感じなかったティオスは始まりのゴングと共にその教師の懐に潜り込むと鳩尾を一発殴る。

すると教師はかなりの勢いで吹き飛ばされ観客席側の壁にめり込む様にぶつかるとそのまま気を失った。

開始約10秒で試合が終わり、ドーム内がしんと静まり返った。その光景を見ていたアサドは大爆笑しクラスメイト達は(うわー容赦ない)と達観して見ていた。




******




まあそんなこんなではや二年立ち、ある日のホームルームの時間。


「三年生になったしこれからは学内最強決定戦に出れる。このクラスの代表を決めようと思う」


徐ろに口を開いたのはガーネット。小説を片手に言ってきたその言葉に全員が反応した。


学内最強決定戦。


三年生になるとその出場資格を得ることが出来る学内大会で、その名の通りこの学園最強が決められる。これになんのメリットがあるのかと言えば天下武冠会への出場資格が卒業後にすぐに貰えるのだ。

この学園に来るのはその天下武冠会に少なからず出場したいと願っている者ばかりなので、その出場資格が貰えるという学内最強決定戦には全員が燃える。


「それじゃ出場したい奴は手を上げろ〜」



スッ。



全員の手が静かに上げられる。

全員の視線が交差する。


その様子を見たガーネットははぁ〜っとため息をつくと一言。



「各々戦って代表決めろ。以上」













最近寒くなってきましたね〜:;(∩´`∩);:
しかももうインフルエンザも流行り始めそうなので皆さん体調管理には気をつけてください( ´▽` )

「前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • 桜花 時雨

    貴族がティオスに喧嘩を売る際に、
    『しかよ、ティオスは~』とあるのですが、『しかも、ティオスは~』が正しいかもしれません。
    間違っていたらすいません。

    1
コメントを書く