前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

俺しか知らないダンジョン

既に両親は俺が体を鍛えていることを知っているようだった。なので最近は堂々とトレーニングにいく旨を伝えてから家を出るようにしている。

流石に前世の記憶があるとはいえ今は俺の両親だ。何も言わずに行くより断然良いだろう。




話は変わるが今の俺に足りない物は何だろうか。



技術などは前世での記憶が、その動きを体に染みつけている。無意識に動ける。なので実際、技術だけならその辺の奴等なんて簡単に圧倒できるだろう。

現状一番足りてないもの。それは────




────筋力、体力、魔力だ。




******




現在、魔法の方は基本属性の一段までは使えるようになっている。

なぜ基本属性の一段までかって?

それは現状の魔力で使えるものがこれしか無いからだ。



筋力や体力の方も年齢の壁は超えることが出来ない。
いくら今鍛えようがもう飽和状態にある。端的に言うと行き詰まっている。なので。








今日からはダンジョンに行こうと思う。







******






前世の記憶の地形と今の地形に然程差が無いことは、今の地図を見てほぼ確信している。

ならここの村の近くにかなり小規模で、しかしそれなりに質の高いモンスターが多いダンジョンがあったはずだ。




なぜ突然ダンジョンに向かうかというと、この行き詰まっている状況を打破するにはダンジョンの濃い魔力を操り、筋細胞の改変、最適化を行うからだ。




この村の近くにあるダンジョンは無名で、恐らく俺しか知らない場所だ。

しかしあのダンジョンはダンジョンと言うより洞穴なのである。




前世で俺がたまたまこの周辺に来たことがあり、その時にたまたま見つけたダンジョンだ。
最初は異様に魔力の濃い洞穴だな?と思っていた。

すこし離れた場所から眺めているとそこになんと飛竜種の中では低ランクのラプティという緑色の皮膚を持つモンスターが湧いた。

この時点でも俺は驚いたが更に驚いたのは、弓術で倒したあとなんとその洞穴はラプティを取り込み始めたのだ。

こんな洞穴でもしっかりダンジョンの役割があるのだ。





なぜこんなにも異質な洞穴が他の人達は知らないと断言出来るのか。
それはこの洞穴の周辺は、その洞穴に意識が向かない様な結界が出来ている。

誰かが作ったものじゃない。

魔力が濃すぎるとたまにある現象で、ある一定の量を超え飽和すると魔力がドームを形成し、生物の感覚意識を捻じ曲げる。


まあ当時の俺には意識干渉されている事がすぐにわかったのだが。


ただ、気を抜くと目の前にあるのにすぐに見失いそうだった。
この俺ですらこうなのだ、他の人々はそもそも意識干渉されている事すら感知出来ないだろう。

自然に形成されたものは魔法式が緻密で、感知はそもそもが難しいものなのだ。





******





そんな訳で見つけたダンジョン、今の俺だと感知はほぼ不可能。

だが魔力を体内で循環させ、脳を外的魔法から保護し、自然界魔力を操りながら記憶にある場所を探索する。





────────ビンゴ。あった。






それじゃあ、最適化始めますかね。








お読み頂きありがとう御座います!
Twitterの方のフォローをお願いします!→@N_Tsukaccha

「前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く