前世で世界最強だった俺は、また世界最強になろうと思う

つかっちゃ

転生してしまった……ようだ…

その日、とある小さな村の、とある小さな教会で命が産まれた。
助産婦達や汗を流してベッドに横たわっている女性、そこに寄り添うように立っている男性。


「──男の子が産まれましたよ」
「─っ。貴方!」
「俺達の初めての子だな…!」


神父が一人の赤ちゃんを抱えている。その夫婦はお互いに喜びを分かち合うかのように抱き合っている。 

両親の声に反応したように赤ちゃんが大きく息を吸い始めたので元気な産声が上がると皆優しく見守っていると───



「───────ッ────え…」

「「「「ん??」」」」




───産声は上がらなかった。



その場にいた全ての人が思った。


……今絶対に“え”の後に“?”がついている言い方だったよな…??と。


元気な泣き声が響き渡るかと思いきや余りの不測の自体に全員困惑を通り越して唖然となった。


…………………静寂が、支配した。















「───────────え?」


おかしい……俺は確かに寿命で死んだはずだ。

世界最強と言えど寿命には逆らえない。

俺はかつての仲間達や繋がりの深かった者のみを呼んで最期を送った───はずだ。




なのに………え?


なぜ抱きかかえられている?
なぜこんなにも力の入らない体を持っている?




なぜこんなに………………やってしまった感が場を支配しているんだ……?





……………あ〜やめだ。寝るか。








*********






「…………んあ……」


目に差し込んでくる光が眩しい。
重い重い瞼を開くと、どうやら寝かされている事が分かった。

だがそこで気づいた。


……起き上がれねぇ。



起き上がろうと体に力を入れるが手と足しか動かない。
そしてそこでまたある事に気づいた。

視界に入った───まるでクリームパンの様な丸い形をした────己の手が。



え?!???



余りにびっくりしたため声が出しまった。



「………ッ、だぁ………」



声もまともに出ねえ…

そこでやっと察した。








あ、これ…


転生したんか………








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コメント

  • ラァ氏

    あっこれ、転生したんかで草。応援します

    1
  • ケモ耳最高

    新作頑張って下さい

    2
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