ウイニー王国のワガママ姫
ワガママの精算 2
クロエと私は、虚をつかれた様にアルダを見る。
アルダはふふんと鼻をならし、私たちを交互に見た。
「伊達に娼館なんてやってないさね。噂にしろ物にしろ人にしろ、それなりにコネはあるからこういう時こそ頼っとくれよ」
助かる!と私はアルダにギュッと抱きつく。
「調子がいいねまったく。不要な物はこっちで預って運んでやるよ。そうさね、鎧や剣だってならメンテナンスで預かったとか言えばいいだろう。お城に送ればいいかい?それともダールかい?」
クロエは少し考えた後、「城で」と答えた。
「代わりの防具や剣もいるね。口が堅い武器屋に知り合いがいるから、そこに連れてってあげるよ」
「何から何までありがとう御座います。輸送費は城の者に言って貰えれば」
クロエはすっと立ち上がり、深々と頭を下げる。
「いいんだよ。お代も要らないよ。この子には本当に世話になってるんだ。あんたがこの子を最後まで守ってくれればそれでいいさね」
すみません。と、クロエが申し訳なさそうにアルダに、もう一度頭を下げる。
私はアルダの言葉にむっとして、
こっそりアルダの手の中のコインをもう1枚増やした。
気づいたアルダは、ふぅっとため息を漏らし、
苦笑しながら私の頭をグシャグシャと撫で回した。
「じゃあ、荷物持ってついといで。商店街は広場の東側にあるからここからだと少し歩くよ」
=====
アルダに紹介された武器屋は、まだ開店前だというのに店を開けてくれた。
ごめんなさいと言うと、店主は嫌な顔ひとつせず、笑顔で店の奥に案内してくれた。
「アルダさんの頼みじゃ断れませんよ。ささ、どうぞどうぞこちらへ」
店内は、本当に武器屋なのかなってくらい、
豪華な装飾で色々な絵画や宝石が並べられていた。
勿論様々な種類の武器も飾られていたが、装飾品と言った印象をうけた。
「どういったものをお探しですか?」
「身目が立派なものではない方がいい。その辺の旅人が使うようなものならどんな武器でも構わない。それと防具も」
店内の様子で、
クロエも貴族が使うような高価な業物が出てくるのだろうと予想したらしく、
あえて店主にそう言ったのがわかった。
店主は心得ているのか、
奥からクロエが使っているような、
長剣と防具もをいくつか持ってきてテーブルに並べた。
クロエはそれをひとつひとつ手にとって、軽く降ってみたりしている。
時間がかかりそうだなぁ。と、私は店内を見て回ることにした。
落ち着かない子だねぇ…
と、アルダはソファーに座ってお茶を飲みながら、
呆れた顔でこちらを見ていた。
ふと、壁に目をやると、小ぶりのボウガンが目に入った。
そういえば、結局持ってきたのは、腰の後ろ手にあるショートソードだけで、
弓は持ってこなかったなぁと気がつく。
「おじさん、使い勝手のいい弓とかある?」
私のその言葉に、クロエもアルダもギョッとしたが、
店主はそれに気がついていない。
「ええ、ええ御座いますとも。昨日丁度武器の行商人が来て、いいものがいくらかありますよ」
そう言って、奥からショートボウをいくつか持ってきてくれた。
その中に変わった形のものがあった。
見た目は普通なんだけど、どうみても子供のおもちゃのように小さく、
鞄の中に、収まってしまうくらいの大きさしかなかった。
「そちらは伸縮式のマジックウェポンになっておりまして、異国の言葉で、長さを調節出来るようになっておりますが、恥ずかしながら、私は語学に疎いもので、説明は受けたのですが、扱いがなんとも…」
と、店主は口を濁す。
扱いがわからないのに、なんで仕入れちゃったのか。
「何語かも解らないの?」
と店主に問うと、
「イスクリス語と言っていた気がします」
と店主が不安げに答えた。
気がするって…と私は苦笑する。
イスクリスは、南のベルン連邦国の一国で、
魔法使い発祥の地と言われる程、魔法が盛んな国だ。
試しに、イスクリスの言葉で「伸びろ!」とか「武器!」とか「弓!」とか言ってみる。
色々試した結果、「長く」という言葉に反応し、弓はシュンっと音を立てて、上下に長く伸びた。
ショートボウというより、ロングボウくらいの大きさになっていた。
その様子に、クロエもアルダも店主でさえポカーンと私を見た。
「あんた、イスクリス語がわかるのかい?」
とアルダが恐る恐る聞いてきた。
「うん。この辺の国の言葉はそこそこ知ってる。難しい言葉はわかんないけど」
父の職業柄、語学に関する本は屋敷に山程あったので、自然と読むようになり、
わからないところや発音は、父や王城の教師に聞いたりして覚えていた。
弓とにらめっこしている私を、3人は感心したように見つめる。
「…ところでこれ、どうやって元に戻すの?」
困った顔で店主を見ると、
「ええと…少しお待ちを…」
そう言うと店主は、店のカウンター近くにあった机の前まで移動し、
何やら机の上をガタガタと探している。
「あった、これです。使い方のメモ書きを行商人から貰ったんですが、この国の言葉ではなかったので、しまいこんでました」
メモを受け取ると、
そこに書かれていたのはイスクリス語ではなく、
東隣の国リン・プ・リエンの言語だった。
リン・プ・リエンの行商人が、イスクリスの商品を?と疑問に思ったが、
それ以上に弓が気になったので、メモを読むことにする。
一通り目を通し、ふんふんと納得すると、
テーブルの角に、コンコンと2回ほど弓先を叩いた。
すると、弓は伸びた時と同じように、シュンと音を立てて元の大きさに戻った。
「長さもロングだけじゃなくって、ショートにもなるみたい。これにする。後、矢と矢筒も」
店主は奥から肩掛けの矢筒と、数種類の矢を持ってきてくれた。
中には魔法矢もあったけど、流石にこの先の旅費の心配もあるので、
通常の矢を選んだ。
クロエの方も軽量化されたロングソードと、
服の中に着れる、軽量化された裾の短いチェインメイルを選び、
試着室で着替えて出てきた。
鹿革のジャケットに、黒のレギンスと青いバンダナ生地の膝丈まである腰当てと、
ロングソード、同じ鹿革のグリーブに、フィンガーレスの革手袋、
そして頭には、腰当てと同じ生地を使ったバンダナで出来た帽子を被っていた。
チェインメイル以外は自前の服らしい。
「これでよろしいでしょうか?」
「クロエは何を着ても似合うのねぇ…カッコイイ…」
思わずほぅっと溜息をついた。
「この子の身につけてた鎧と剣は、王都のヒルダんとこに足がつかないように送ってもらえないかい?ついでにメンテナンスも頼むよ。お代はこっちで払うからさ」
とアルダは店主に話かける。
「あ、武器と防具代は私が出す!」
と慌てて私は声を上げる。
「あんたこれからまだ旅は長いんだろう?所持金無くなっちまうよ。私が払っとくよ」
とアルダが言うので慌ててとんでもない!と首を振る。
「ダメダメ!マジックウェポンまであるのに!お金なら持ってきてるから大丈夫だよ。おじさん、これで足りる?」
と、私はいつもの金貨ではなく、アダマン製のコインを1枚取り出した。
それに一同がギョッとする。
「た、足りないどころかお釣りが大変なことになります」
青い顔で店主が言った。
この国のコインは、銅<銀<金<ミスリル<アダマンという順で価値がある。
銅100枚で銀1枚、銀50枚で金1枚、金25枚でミスリル1枚、ミスリル10枚でアダマン1枚分の価値になる。
通常、よく使われるのは銀か銅。裕福な家庭なら偶に金、と言った所。
「全部合わせても金5銀15です。お釣りが払えないわけではないですが…重いですよ?」
えーと…ミスリル9で金が19で銀が35…?
確かに、袋がパンパンになって重そうかも。
まぁ、金貨ならまだ何枚かあるんだけど。
「なんだ、もっとするのかと思って構えちゃった。じゃあ金貨6枚ね」
結局、送料やメンテナンス料も金6枚で足りそうなので
お釣り要らないと言って、そこから払うことにした。
アルダは心底呆れたように私に言った。
「あんた一体いくら持ってきたんだい?恐ろしい子だねぇ…クロエさん、この子の事、ほんっっとよろしく頼むよ?」
何かマズイことでもしたのだろうか?
と首を傾げている私を、クロエもジッと見つめてから、
「気をつけます」
と無表情で返事をした。
アルダはふふんと鼻をならし、私たちを交互に見た。
「伊達に娼館なんてやってないさね。噂にしろ物にしろ人にしろ、それなりにコネはあるからこういう時こそ頼っとくれよ」
助かる!と私はアルダにギュッと抱きつく。
「調子がいいねまったく。不要な物はこっちで預って運んでやるよ。そうさね、鎧や剣だってならメンテナンスで預かったとか言えばいいだろう。お城に送ればいいかい?それともダールかい?」
クロエは少し考えた後、「城で」と答えた。
「代わりの防具や剣もいるね。口が堅い武器屋に知り合いがいるから、そこに連れてってあげるよ」
「何から何までありがとう御座います。輸送費は城の者に言って貰えれば」
クロエはすっと立ち上がり、深々と頭を下げる。
「いいんだよ。お代も要らないよ。この子には本当に世話になってるんだ。あんたがこの子を最後まで守ってくれればそれでいいさね」
すみません。と、クロエが申し訳なさそうにアルダに、もう一度頭を下げる。
私はアルダの言葉にむっとして、
こっそりアルダの手の中のコインをもう1枚増やした。
気づいたアルダは、ふぅっとため息を漏らし、
苦笑しながら私の頭をグシャグシャと撫で回した。
「じゃあ、荷物持ってついといで。商店街は広場の東側にあるからここからだと少し歩くよ」
=====
アルダに紹介された武器屋は、まだ開店前だというのに店を開けてくれた。
ごめんなさいと言うと、店主は嫌な顔ひとつせず、笑顔で店の奥に案内してくれた。
「アルダさんの頼みじゃ断れませんよ。ささ、どうぞどうぞこちらへ」
店内は、本当に武器屋なのかなってくらい、
豪華な装飾で色々な絵画や宝石が並べられていた。
勿論様々な種類の武器も飾られていたが、装飾品と言った印象をうけた。
「どういったものをお探しですか?」
「身目が立派なものではない方がいい。その辺の旅人が使うようなものならどんな武器でも構わない。それと防具も」
店内の様子で、
クロエも貴族が使うような高価な業物が出てくるのだろうと予想したらしく、
あえて店主にそう言ったのがわかった。
店主は心得ているのか、
奥からクロエが使っているような、
長剣と防具もをいくつか持ってきてテーブルに並べた。
クロエはそれをひとつひとつ手にとって、軽く降ってみたりしている。
時間がかかりそうだなぁ。と、私は店内を見て回ることにした。
落ち着かない子だねぇ…
と、アルダはソファーに座ってお茶を飲みながら、
呆れた顔でこちらを見ていた。
ふと、壁に目をやると、小ぶりのボウガンが目に入った。
そういえば、結局持ってきたのは、腰の後ろ手にあるショートソードだけで、
弓は持ってこなかったなぁと気がつく。
「おじさん、使い勝手のいい弓とかある?」
私のその言葉に、クロエもアルダもギョッとしたが、
店主はそれに気がついていない。
「ええ、ええ御座いますとも。昨日丁度武器の行商人が来て、いいものがいくらかありますよ」
そう言って、奥からショートボウをいくつか持ってきてくれた。
その中に変わった形のものがあった。
見た目は普通なんだけど、どうみても子供のおもちゃのように小さく、
鞄の中に、収まってしまうくらいの大きさしかなかった。
「そちらは伸縮式のマジックウェポンになっておりまして、異国の言葉で、長さを調節出来るようになっておりますが、恥ずかしながら、私は語学に疎いもので、説明は受けたのですが、扱いがなんとも…」
と、店主は口を濁す。
扱いがわからないのに、なんで仕入れちゃったのか。
「何語かも解らないの?」
と店主に問うと、
「イスクリス語と言っていた気がします」
と店主が不安げに答えた。
気がするって…と私は苦笑する。
イスクリスは、南のベルン連邦国の一国で、
魔法使い発祥の地と言われる程、魔法が盛んな国だ。
試しに、イスクリスの言葉で「伸びろ!」とか「武器!」とか「弓!」とか言ってみる。
色々試した結果、「長く」という言葉に反応し、弓はシュンっと音を立てて、上下に長く伸びた。
ショートボウというより、ロングボウくらいの大きさになっていた。
その様子に、クロエもアルダも店主でさえポカーンと私を見た。
「あんた、イスクリス語がわかるのかい?」
とアルダが恐る恐る聞いてきた。
「うん。この辺の国の言葉はそこそこ知ってる。難しい言葉はわかんないけど」
父の職業柄、語学に関する本は屋敷に山程あったので、自然と読むようになり、
わからないところや発音は、父や王城の教師に聞いたりして覚えていた。
弓とにらめっこしている私を、3人は感心したように見つめる。
「…ところでこれ、どうやって元に戻すの?」
困った顔で店主を見ると、
「ええと…少しお待ちを…」
そう言うと店主は、店のカウンター近くにあった机の前まで移動し、
何やら机の上をガタガタと探している。
「あった、これです。使い方のメモ書きを行商人から貰ったんですが、この国の言葉ではなかったので、しまいこんでました」
メモを受け取ると、
そこに書かれていたのはイスクリス語ではなく、
東隣の国リン・プ・リエンの言語だった。
リン・プ・リエンの行商人が、イスクリスの商品を?と疑問に思ったが、
それ以上に弓が気になったので、メモを読むことにする。
一通り目を通し、ふんふんと納得すると、
テーブルの角に、コンコンと2回ほど弓先を叩いた。
すると、弓は伸びた時と同じように、シュンと音を立てて元の大きさに戻った。
「長さもロングだけじゃなくって、ショートにもなるみたい。これにする。後、矢と矢筒も」
店主は奥から肩掛けの矢筒と、数種類の矢を持ってきてくれた。
中には魔法矢もあったけど、流石にこの先の旅費の心配もあるので、
通常の矢を選んだ。
クロエの方も軽量化されたロングソードと、
服の中に着れる、軽量化された裾の短いチェインメイルを選び、
試着室で着替えて出てきた。
鹿革のジャケットに、黒のレギンスと青いバンダナ生地の膝丈まである腰当てと、
ロングソード、同じ鹿革のグリーブに、フィンガーレスの革手袋、
そして頭には、腰当てと同じ生地を使ったバンダナで出来た帽子を被っていた。
チェインメイル以外は自前の服らしい。
「これでよろしいでしょうか?」
「クロエは何を着ても似合うのねぇ…カッコイイ…」
思わずほぅっと溜息をついた。
「この子の身につけてた鎧と剣は、王都のヒルダんとこに足がつかないように送ってもらえないかい?ついでにメンテナンスも頼むよ。お代はこっちで払うからさ」
とアルダは店主に話かける。
「あ、武器と防具代は私が出す!」
と慌てて私は声を上げる。
「あんたこれからまだ旅は長いんだろう?所持金無くなっちまうよ。私が払っとくよ」
とアルダが言うので慌ててとんでもない!と首を振る。
「ダメダメ!マジックウェポンまであるのに!お金なら持ってきてるから大丈夫だよ。おじさん、これで足りる?」
と、私はいつもの金貨ではなく、アダマン製のコインを1枚取り出した。
それに一同がギョッとする。
「た、足りないどころかお釣りが大変なことになります」
青い顔で店主が言った。
この国のコインは、銅<銀<金<ミスリル<アダマンという順で価値がある。
銅100枚で銀1枚、銀50枚で金1枚、金25枚でミスリル1枚、ミスリル10枚でアダマン1枚分の価値になる。
通常、よく使われるのは銀か銅。裕福な家庭なら偶に金、と言った所。
「全部合わせても金5銀15です。お釣りが払えないわけではないですが…重いですよ?」
えーと…ミスリル9で金が19で銀が35…?
確かに、袋がパンパンになって重そうかも。
まぁ、金貨ならまだ何枚かあるんだけど。
「なんだ、もっとするのかと思って構えちゃった。じゃあ金貨6枚ね」
結局、送料やメンテナンス料も金6枚で足りそうなので
お釣り要らないと言って、そこから払うことにした。
アルダは心底呆れたように私に言った。
「あんた一体いくら持ってきたんだい?恐ろしい子だねぇ…クロエさん、この子の事、ほんっっとよろしく頼むよ?」
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