捨てる人あれば、拾うワン公あり
第14話 驚きの出会いでした
ゲルニドの案内で、大怪我を負っているという人物のもとへと向かう。
既に日は沈んでいて薄暗い。建物の内部から漏れ出る光で夜道は照らされている。ちなみにレイラだけでなく、ワンワンとナエも一緒だ。ワンワンはレイラが彼の守護霊である為、離れる事ができない。そしてワンワンが行くならとナエも同行する事に。
公にしたくないとの事だった為、二人を連れて行くのは難しいかと思われた。だが、二人を連れて行く事に対してゲルニドは悩む事なく許可したのだった。そして三人分の薄汚れた外套を差し出して、着るように言われる。どうやら最初から三人で行く事を予想していたらしい。
外套は三人の体にあったものが用意されていた。薄暗くなったと言っても、ワンワン達、特にレイラは目立つので少しでも注目を浴びないようにする為だ。ゲルニドもギルドマスターという事もあって、同じような外套を着ていた。
それから外套を羽織り、フードも被って宿を出る。そして人目を避けるように夜の街を移動するのだった。
「わふっわふっ! ナエ、夜なのに明るいよ!」
「ワンワン、驚くのも無理はないけど前を見て歩けよ。転ぶぜ」
聖域では自分達の生活に必要なだけの灯りしかなかった。その為、明るい夜の街にワンワンは衝撃を受けたようだ。
立ち止まって夜の街並みをレイラは見せてあげたかったが、今はゲルニドの依頼を優先する。
「あと、どれくらいで着くんじゃ?」
「もうすぐだ……ここから暗くなるから足下に気を付けてくれ」
ゲルニドはそう言って建物と建物の間に入って行く。そこから人がまるでいない裏道を進んで行った。建物から灯りがほとんど漏れておらず、そこにはワンワンにも馴染みある夜があった。その為、怖がる事はないが、ナエはワンワンが転ばないようにと配慮して彼の手をしっかり握る。
それから人とすれ違う事なく裏道を進んで行き、ある建物の前でゲルニドは足を止めた。
「ここだ。店の裏口で悪いが入ってくれ」
「構わぬが店と言ったな? 何の店なんじゃ?」
「ん? ああ、ここは奴隷商を営んでんだ」
「なぬっ!?」
奴隷商の場所は風の羽の店主のネリオから聞いていたものの、裏道を通って来たので自分達が何処にいるのか把握できていなかった。
ナエも話が聞こえていたようで、レイラの手を引いて彼女に屈むよう訴える。
「どうすんだよ? ワンワンには見せたくないんだろ?」
「うむむ……そうじゃが、ここまで来て帰る訳にはいかんじゃろ。商品の奴隷達がいるところには行かないように注意を……」
「おい、どうした? 何かあったか?」
レイラとナエの様子がおかしい事にすぐに気付いた。そこでワンワンには奴隷商の商売を見せたくないと告げると、まだまだ幼い彼を見て察したようで頷く。
「……人間の汚い部分を見せるのはまだ早いか。だが、心配しなくてもいい。ここは休業中だ。奴隷なんて一人もいない」
「のじゃ? 奴隷が一人もいないじゃと?」
ネリオから聞いた話だと奴隷を仕入れていたと聞いていた。だが、ゲルニドがそのような嘘を吐いて何も得はない。ここは彼の言葉を信じる事にする。
裏口の扉をゲルニドが叩く。すると中から「誰だ?」と男の声がして「ゲルニドだ」と返すと、扉は開いて中から小柄の男が現れる。小柄の男の額には小さな角が生えていて、亜人である事が窺えられた。
「お疲れ様ですゲルニドさん。そちらさんが?」
「ああ……治してくれるのは鎧の方だ。あとはその連れだ」
「レイラじゃ。事情はよく分からぬが……まあ、こちらに危害を加えぬのであれば力を貸そう」
「レイラさんですね。よろしくお願いしやす……どうか仲間を助けてくだせぇ」
小柄の男は深々とレイラに頭を下げた。
仲間思いの男だ。そう評価するだけなら問題はない。だが、そんな事よりも治療相手は彼の仲間という事。いったい何の仲間なのかとレイラは疑問に思った。
ギルドマスターのゲルニドが依頼したとなれば、魔物ギルドの会員と考えるのが自然だ。だが、公にしたくない、そして場所が奴隷商の店という事から、そんな単純なものではないと察する。
「治して貰いたい奴はこっちの部屋にいる」
「分かったのじゃ…………レイラ、念の為いつでも魔法を使えるようにのう。儂は気にせず、自分の身とワンワンを優先するのじゃ」
「ああ……分かったぜ。ワンワン、離れるんじゃねえぜ」
「わうっ?」
徐々にこの依頼がきな臭くなってきた為、小声でナエに警戒するように伝える。ナエも怪しく思ったらしく素直に頷いて、いつでも《エレメンタルシールド》を使えるよう備えた。一方ワンワンは到着したというのに、再びナエに手を強く握りしめられて不思議そうに首を傾げるのだ。
そしてレイラは自分の持つ【超嗅覚】を使って、この建物にどれだけ人がいるのか、最大限に嗅覚を高めて確認してみる。その直後、レイラは足を止めた。
「……ギルドマスターよ。これはどういう事じゃ?」
これまで聞いた事のない、血が凍るような冷ややかなレイラの声が、薄暗い通路に響いた。
「レ、レイラ……どうしたんだぜ?」
「レイラ?」
二人もこのようなレイラは初めて目にするので戸惑っていた。ゲルニドもレイラの様子に気圧されているようであったが、平静さを保ちながらなんとか口を開く。
「どういう事とは……何がだ?」
「ふむ……答えやすいようにしてやろう。この建物……あちこちから血の匂いがするんだが……どういう事かのう?」
【超嗅覚】を使って看過できない異常、この建物の至るところから濃厚な血の匂いを嗅ぎ取った。
これが一つの部屋からであれば、ゲルニドの言っていた治して欲しい大怪我をしている人物で済む。だが、建物の至るところから血の匂いがするのだ。ここが野戦病棟であるのなら血の匂いが充満しているのも分かるが、ここは奴隷商の店。これほどの血の匂いが漂っているのは異常でしかない。
「血の匂い、か……お前の鼻はどうなってるんだ? 嗅覚の優れた亜人なのか?」
「いいから答えるのじゃ。事情を聞けぬのなら、儂らはここで帰らせて貰う」
「レイラっ!?」
「すまぬ、ワンワン。だがのう、ギルドマスターは儂らに何かを隠しているんじゃ。それが何か分からぬ以上、危険じゃ」
ここまでワンワンの助けたいという気持ちをレイラは尊重してきた。だが、これ以上は危険と判断して、はっきりと治療をせずに帰る事を告げる。
ワンワンは悲しそうな顔をするが、レイラがワンワンとナエを心の底から心配している事が伝わったのか、それ以上は何も言わなかった。
暫くレイラを黙って見ていたゲルニドは、やがて溜息を吐くとともに肩を落とす。それは何かを諦めたようにも見えた。
「分かった、事情を話す。事情を聞いたうえで引き受けるかどうか決めてくれ」
「引き受けなくてもいいのかのう?」
「ああ……全てを聞いたら受けたくない、関わりたくないと思うかもしれん。ただ、ここで聞いた事は誰にも言わないでくれ。それは守って貰わないと困る。万が一バラしたら」
「こちらに危害を加えないと約束するなら他言はせん。約束しよう」
「……そうか。正直バラされたところで、お前達をどうにかできるとは思えんけどな」
脅しをレイラに軽く流されてしまい、やれやれとゲルニドは頭を乱暴に掻いた。
そしてレイラ達にゆっくりと事情を語り出す。
「まず、俺を含めてここにいるのは全員盗賊だ」
「盗賊じゃと?」
「待て。正確には元だ。もう盗賊はしていない。簡単に説明するとな、数か月前までは盗賊団に所属していたんだが……一部が裏切ったんだ。ボスのやり方が気に食わねえって、傭兵と組んでボスを襲いやがった。俺やここにいる連中は、ボスを守ろうと戦った。だが、向こうの方が数が多く、最後はボスは捕まって衛兵に引き渡されてしまったんだ……どうしたガキ? 変な顔をして」
「どこかで聞いた事あるような気がして……いや、続けてくれ」
「ああ……それでボスは捕まった訳だが、処刑になる直前に逃げたらしい。だが、探してみたんだが見つからなくてな……。それでボスの捜索を一度打ち切って、俺達の居場所を取り戻そうとした。裏切った奴等への復讐を兼ねてな。それでアジトを襲撃したんだが、奴等は周辺の盗賊団と手を組みやがった。傭兵と組んでた時よりも戦力は向こうの方が多く、結果は返り討ちだ。おかげで多くの仲間が負傷した。だから俺達は身を隠す事にした。チェルノに伝手があって、俺は魔物ギルドのギルドマスターに、そして裏口にいた奴は奴隷商になって負傷した仲間達をここに集めて身を潜めているんだ。顔がばれている奴もいるから、奴隷を仕入れたように見せかけてな。ろくな治療ができねえから、なかなか傷が治らなくてそれで血の匂いが……って、どうした?」
「いや、やっぱり聞いた事がある話でよ……」
「うむ…………ちなみに盗賊団の名前は強欲の放浪者ではないかのう。ジェノスという男が首領だった……」
「……そりゃ、ばれるか。悪いな少しでも心証を良くしようと名前は伏せていた。そうだ、ここにいるのは強欲の放浪者の元メンバーだ」
「「…………」」
まさかの出会いに、ナエとレイラは暫く言葉を失うのであった。
既に日は沈んでいて薄暗い。建物の内部から漏れ出る光で夜道は照らされている。ちなみにレイラだけでなく、ワンワンとナエも一緒だ。ワンワンはレイラが彼の守護霊である為、離れる事ができない。そしてワンワンが行くならとナエも同行する事に。
公にしたくないとの事だった為、二人を連れて行くのは難しいかと思われた。だが、二人を連れて行く事に対してゲルニドは悩む事なく許可したのだった。そして三人分の薄汚れた外套を差し出して、着るように言われる。どうやら最初から三人で行く事を予想していたらしい。
外套は三人の体にあったものが用意されていた。薄暗くなったと言っても、ワンワン達、特にレイラは目立つので少しでも注目を浴びないようにする為だ。ゲルニドもギルドマスターという事もあって、同じような外套を着ていた。
それから外套を羽織り、フードも被って宿を出る。そして人目を避けるように夜の街を移動するのだった。
「わふっわふっ! ナエ、夜なのに明るいよ!」
「ワンワン、驚くのも無理はないけど前を見て歩けよ。転ぶぜ」
聖域では自分達の生活に必要なだけの灯りしかなかった。その為、明るい夜の街にワンワンは衝撃を受けたようだ。
立ち止まって夜の街並みをレイラは見せてあげたかったが、今はゲルニドの依頼を優先する。
「あと、どれくらいで着くんじゃ?」
「もうすぐだ……ここから暗くなるから足下に気を付けてくれ」
ゲルニドはそう言って建物と建物の間に入って行く。そこから人がまるでいない裏道を進んで行った。建物から灯りがほとんど漏れておらず、そこにはワンワンにも馴染みある夜があった。その為、怖がる事はないが、ナエはワンワンが転ばないようにと配慮して彼の手をしっかり握る。
それから人とすれ違う事なく裏道を進んで行き、ある建物の前でゲルニドは足を止めた。
「ここだ。店の裏口で悪いが入ってくれ」
「構わぬが店と言ったな? 何の店なんじゃ?」
「ん? ああ、ここは奴隷商を営んでんだ」
「なぬっ!?」
奴隷商の場所は風の羽の店主のネリオから聞いていたものの、裏道を通って来たので自分達が何処にいるのか把握できていなかった。
ナエも話が聞こえていたようで、レイラの手を引いて彼女に屈むよう訴える。
「どうすんだよ? ワンワンには見せたくないんだろ?」
「うむむ……そうじゃが、ここまで来て帰る訳にはいかんじゃろ。商品の奴隷達がいるところには行かないように注意を……」
「おい、どうした? 何かあったか?」
レイラとナエの様子がおかしい事にすぐに気付いた。そこでワンワンには奴隷商の商売を見せたくないと告げると、まだまだ幼い彼を見て察したようで頷く。
「……人間の汚い部分を見せるのはまだ早いか。だが、心配しなくてもいい。ここは休業中だ。奴隷なんて一人もいない」
「のじゃ? 奴隷が一人もいないじゃと?」
ネリオから聞いた話だと奴隷を仕入れていたと聞いていた。だが、ゲルニドがそのような嘘を吐いて何も得はない。ここは彼の言葉を信じる事にする。
裏口の扉をゲルニドが叩く。すると中から「誰だ?」と男の声がして「ゲルニドだ」と返すと、扉は開いて中から小柄の男が現れる。小柄の男の額には小さな角が生えていて、亜人である事が窺えられた。
「お疲れ様ですゲルニドさん。そちらさんが?」
「ああ……治してくれるのは鎧の方だ。あとはその連れだ」
「レイラじゃ。事情はよく分からぬが……まあ、こちらに危害を加えぬのであれば力を貸そう」
「レイラさんですね。よろしくお願いしやす……どうか仲間を助けてくだせぇ」
小柄の男は深々とレイラに頭を下げた。
仲間思いの男だ。そう評価するだけなら問題はない。だが、そんな事よりも治療相手は彼の仲間という事。いったい何の仲間なのかとレイラは疑問に思った。
ギルドマスターのゲルニドが依頼したとなれば、魔物ギルドの会員と考えるのが自然だ。だが、公にしたくない、そして場所が奴隷商の店という事から、そんな単純なものではないと察する。
「治して貰いたい奴はこっちの部屋にいる」
「分かったのじゃ…………レイラ、念の為いつでも魔法を使えるようにのう。儂は気にせず、自分の身とワンワンを優先するのじゃ」
「ああ……分かったぜ。ワンワン、離れるんじゃねえぜ」
「わうっ?」
徐々にこの依頼がきな臭くなってきた為、小声でナエに警戒するように伝える。ナエも怪しく思ったらしく素直に頷いて、いつでも《エレメンタルシールド》を使えるよう備えた。一方ワンワンは到着したというのに、再びナエに手を強く握りしめられて不思議そうに首を傾げるのだ。
そしてレイラは自分の持つ【超嗅覚】を使って、この建物にどれだけ人がいるのか、最大限に嗅覚を高めて確認してみる。その直後、レイラは足を止めた。
「……ギルドマスターよ。これはどういう事じゃ?」
これまで聞いた事のない、血が凍るような冷ややかなレイラの声が、薄暗い通路に響いた。
「レ、レイラ……どうしたんだぜ?」
「レイラ?」
二人もこのようなレイラは初めて目にするので戸惑っていた。ゲルニドもレイラの様子に気圧されているようであったが、平静さを保ちながらなんとか口を開く。
「どういう事とは……何がだ?」
「ふむ……答えやすいようにしてやろう。この建物……あちこちから血の匂いがするんだが……どういう事かのう?」
【超嗅覚】を使って看過できない異常、この建物の至るところから濃厚な血の匂いを嗅ぎ取った。
これが一つの部屋からであれば、ゲルニドの言っていた治して欲しい大怪我をしている人物で済む。だが、建物の至るところから血の匂いがするのだ。ここが野戦病棟であるのなら血の匂いが充満しているのも分かるが、ここは奴隷商の店。これほどの血の匂いが漂っているのは異常でしかない。
「血の匂い、か……お前の鼻はどうなってるんだ? 嗅覚の優れた亜人なのか?」
「いいから答えるのじゃ。事情を聞けぬのなら、儂らはここで帰らせて貰う」
「レイラっ!?」
「すまぬ、ワンワン。だがのう、ギルドマスターは儂らに何かを隠しているんじゃ。それが何か分からぬ以上、危険じゃ」
ここまでワンワンの助けたいという気持ちをレイラは尊重してきた。だが、これ以上は危険と判断して、はっきりと治療をせずに帰る事を告げる。
ワンワンは悲しそうな顔をするが、レイラがワンワンとナエを心の底から心配している事が伝わったのか、それ以上は何も言わなかった。
暫くレイラを黙って見ていたゲルニドは、やがて溜息を吐くとともに肩を落とす。それは何かを諦めたようにも見えた。
「分かった、事情を話す。事情を聞いたうえで引き受けるかどうか決めてくれ」
「引き受けなくてもいいのかのう?」
「ああ……全てを聞いたら受けたくない、関わりたくないと思うかもしれん。ただ、ここで聞いた事は誰にも言わないでくれ。それは守って貰わないと困る。万が一バラしたら」
「こちらに危害を加えないと約束するなら他言はせん。約束しよう」
「……そうか。正直バラされたところで、お前達をどうにかできるとは思えんけどな」
脅しをレイラに軽く流されてしまい、やれやれとゲルニドは頭を乱暴に掻いた。
そしてレイラ達にゆっくりと事情を語り出す。
「まず、俺を含めてここにいるのは全員盗賊だ」
「盗賊じゃと?」
「待て。正確には元だ。もう盗賊はしていない。簡単に説明するとな、数か月前までは盗賊団に所属していたんだが……一部が裏切ったんだ。ボスのやり方が気に食わねえって、傭兵と組んでボスを襲いやがった。俺やここにいる連中は、ボスを守ろうと戦った。だが、向こうの方が数が多く、最後はボスは捕まって衛兵に引き渡されてしまったんだ……どうしたガキ? 変な顔をして」
「どこかで聞いた事あるような気がして……いや、続けてくれ」
「ああ……それでボスは捕まった訳だが、処刑になる直前に逃げたらしい。だが、探してみたんだが見つからなくてな……。それでボスの捜索を一度打ち切って、俺達の居場所を取り戻そうとした。裏切った奴等への復讐を兼ねてな。それでアジトを襲撃したんだが、奴等は周辺の盗賊団と手を組みやがった。傭兵と組んでた時よりも戦力は向こうの方が多く、結果は返り討ちだ。おかげで多くの仲間が負傷した。だから俺達は身を隠す事にした。チェルノに伝手があって、俺は魔物ギルドのギルドマスターに、そして裏口にいた奴は奴隷商になって負傷した仲間達をここに集めて身を潜めているんだ。顔がばれている奴もいるから、奴隷を仕入れたように見せかけてな。ろくな治療ができねえから、なかなか傷が治らなくてそれで血の匂いが……って、どうした?」
「いや、やっぱり聞いた事がある話でよ……」
「うむ…………ちなみに盗賊団の名前は強欲の放浪者ではないかのう。ジェノスという男が首領だった……」
「……そりゃ、ばれるか。悪いな少しでも心証を良くしようと名前は伏せていた。そうだ、ここにいるのは強欲の放浪者の元メンバーだ」
「「…………」」
まさかの出会いに、ナエとレイラは暫く言葉を失うのであった。
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