魔法男子は、最強の神様に愛されてチートの力を手に入れた件について

ピタゴラス

ハプニングと脅威編


女性の神様たちが学校に通うことになったが、女子生徒数が少ない八名学院に通い、寮は、潤がいるところで寝泊まりするということで女性の神様たちは同意した。
「やっぱ 潤たん狙いか!!」
「当たり前じゃん あんな可愛い子独り占めなんてイ☆ケ☆ナ☆イぞ」
「何がイ☆ケ☆ナ☆イぞだよ 全く」
コンコン 失礼しますーという声が聞こえた そしてガチャっとドアが開いた 
「おばあちゃん おはよう」
「おはよう 今朝メールした内容で大体のことはわかってると思うけど」
「うん 大丈夫 とりあえず隣のアイランドパトロール学科に特別編入させることでしょ」


特別編入とは家庭の事情や緊急入院などで入学試験を受けられなかった場合に特別編入という形で学校に所属させることである。
「それはいいんだけどアイランドパトロール学科の生徒は、神様だと信じるかな?」
「神様ということは伏せて外国人編入生ということで編入させるわ まぁ担任には伝えておくけどね」
「それなら安心かな アイランドパトロール本部と魔法省神聖生物局には伝えておく」
神聖生物局とは神聖な生物の管理や保護などを行っている部署である。



「私たちって神聖生物として扱われてるのね」
「まぁ普通の人からしたらそうかもね」
「とりあえず変なことはしないでね 一応隠すのも大変なんやから」
おばあちゃんの一言は、冗談ではなく本気だった
神様たちはビクッとしていた
「さすが、おばあちゃんだね 」
「なんか褒められた気がしないけどいいわ」
「さて、みんな学校に行こうか」
理事長室から出ていった潤たちは、それぞれのクラスに向かって歩いていった。
それを見ていた他の女子生徒たちは、潤に話しかけた。
「ねぇねぇ潤くん あの子たちは誰? てか、どういう関係なの?」
「ん? あぁあの子たちは、隣のアイランドパトロール学科に特別編入する子達だよ ただの知り合いだよ」
「そうなんだ」



女性のそうなんだは、信じてない時に使われることが多い(アニメなどでよく見たからである)
話しかけてきた女子生徒は、夕凪渚ゆうなぎなぎさも同じく信じてはいなかった。
そうとは思っていない潤に渚は、こう聞いた。
「じゃあ今朝、理事長室に言ってたのもあの子たち関連?」
「そうだけど なんで知ってるの?」
「ふふっ 聞いちゃったから(まぁ実際は、話なんか聞いてないけど)」
すると潤が強引に手を引っ張って校舎裏に連れていくと
「へー盗み聞きしたんだね 悪い子だね お仕置かな 」
「いやっあの 盗み聞きなんてしてない ちょっと探りをいれただけで…」
「ふーん そんなことする子もお仕置かな ふふっ」



そう言ってるうちに押し倒されて馬乗りにされて手が胸に当たっているではないか… 渚は、このままされてもいいと感じてしまった。
「意外と大きいんだね」耳元で囁かれて一気に顔が真っ赤になってしまった渚 それと言った本人も顔が赤くなっていた。
「えーっと何やってるのかな 潤くん」
そこに悠里が話しかけてきた。
「お仕置…(照れ顔)」
「いやー それは逮捕される感じのやつやで」
でも、渚さん満更でもない顔してらっしゃる
「お仕置って何したの?渚さん」
「いやっ えーっと 探りをいれたら…こんなことになりました」




「潤くんも潤くんだよ 朝っぱらから…って倒れてる?」
「どうしたの?大丈夫」
その後、保健室に連れていかれた潤は、渚に行ったことについて説明した。
「あれは君があのことを聞いたって言ったからあのことを黙っててもらうように女の子は、強引に弱いからやれってアマラが…」
「アマラさん 話がありますよー」
「いやあのーごめんなさい 本当にやるなんてテヘペロ」



アマラは、悠里に永遠と説教された上でもうやらせないということになった。 この騒動には一切口外しないことと探りをいれないことを約束させられた渚であった。(男の子に初めて押し倒されて馬乗りにされたからドキドキが止まらずにいた)
「そういえばなんで僕倒れたんだっけ?」
「それは、私が… あっ」
悠里さんが鬼の表情をしてアマラの後ろに立っていた。
「アマラさーん? 何をしたのかなー?うーん?」
「いえ あの 私が操って押し倒しました。それで疲れて倒れたんです…」
「ほぅ そんなことしたのかー」
その後、アマラは、僕の部屋から追い出されて悠里さんが僕と相部屋になった。


コンコン 失礼します 僕の部屋に同い年の女の子が来た。
「こんにちは いらっしゃい 悠里さんは何か飲みます?」
「ありがとう お茶くれる?」
「分かった 今入れますね フンフン♪♪」
(潤くん嬉しそう 良かった でも男の子と二人っきりなんて初めて…ドキドキする)
「お茶入れたよー フン♪♪フン♪♪」
(可愛い やばい天使過ぎひん!!)
「ありがとう 今日から私たちはルームメイトだね」
「そうだねー なんかワクワクするね お風呂の時間とか分けた方がいいよね」
「そうだね いつも何時に入ってるの?」
(お風呂…間違えって入っちゃったテヘペロでもいいかな バカバカ 何考えてるのよ 私は、ルームメイト ただの)
「うーんとね 20時ぐらいかな」
「そうなんだ 私は、21時ぐらいかな」



たわいのない話をしてると、ドアにノックが
「はーい 」開けてみると、そこには、クラスメイトのアリス・エマさんが立っていた。
「悠里さん 2組のみんなが呼んでます。来てください」
「分かったわ ちょっとまってて」
「僕も行こうか?」
そう言ったけど断れてしまい、1人部屋で待ってることに
一方、その頃、2組のクラスでは、堂林悠里が更屋敷潤との相部屋になったことについて問いただされていた。



「悠里さん、ずるいですよ 私たちも同じ部屋になりたかった」
「仕方がないでしょ みんなで相部屋はさすがに無理でしょ それに…」(私と潤くんの二人の時間を邪魔されるかもしれないから嫌だよー)
「それに…何よ 1人だけはずるいです 理事長先生に頼んでみんな相部屋にしてもらいましょ」
「それは色々と大変じゃ(汗)」
そうすったもんだしてる時に、潤が見に来た。
「みんな何やってるの?」
「潤くん みんなでルームシェアしない ニコ」
「みんなで?」
疑問が残っている潤を見た悠里は、こういった。
「この話は、後日ということで じゃあ 」
と言い残してそそくさと、部屋に戻っていた。



そして、朝を迎え、理事長室に呼ばれた潤は、驚きの話を聞いた。
「どうしたの?おばあちゃん」
「今日からクラスメイト全員とルームメイトになってもらうわよ 」
「えっ?? 何それ(ポカーンとした顔)」
「まぁそういうことだから」
そう言われて理事長室から出て来た潤だったがさっぱり理解出来なかった。
そのままクラスに向かうと、クラスメイト全員がにこにこしながら潤を見ていた。
「みんなとクラスメイトでルームメイト…(ポカーンとした顔)」
(ポカーンとした顔してるでもそれまた風流ですな)



「潤くん、私たち全員とルームメイトになった感想はどう」
「うーんとね 美少女が多くて照れるかな」
満面の笑みでそう言われたクラスの女子は、瀕死のダメージを食らったのだった。
そのまま授業が始まり、ワクワクしてるそんな中、今の現在の地理についての話が始まった。
「今、現在人がいる地域は、絶対生存圏と呼ばれる日本本土、ここ八名島、オーストラリア特別自治領、シベリアの旧対ディザード世界統一政府軍統合作戦軍本部、アラスカのディザード研究所の605の所しかいないです」
授業途中に、潤の生徒手帳にメールが来た。
「夏姫先生、メールで理事長に呼ばれたからちょっと抜けるね」
「分かった 私も呼ばれるかな」
「多分ね、やばいかもしれない」
そう言い残して走っていた潤の背中を見ながらクラス全員が手を振った。
「さて、私たちは授業やる?それとも理事長室に行く?」
「そりゃもちろん行くに決まってるじゃん」
「そうだよね まぁちょっとあとから行こうか」



理事長室に着いた潤は、ドアを開けて理事長室に入ると、神妙しんみょう面持ちおももちのおばあちゃんがいた。
「メールで送った通り、緊急事態が起きた 旧アメリカで超大型よりも大きい新種が発見された」
「うん 驚いたよ でもそれも有り得るかもしれないよね 今現在の世界の生態系が、大型化してるからね」
「オオアリやオオグモ、オオサソリなど35年前よりも大型してるのは研究機関の報告で聞いてるけどそれよりももっと大きい」
巨大型、超巨大型と命名されたそれらは、大型、超大型の2倍~100倍と個体差があり、それらの一部がオーストラリア特別自治領に近づいてることがわかった。
コンコン ガチャ 失礼します 夏姫です
元気な挨拶と共に2組のみんなが入ってきた。



「みんな来たんだ…まぁ隠しても仕方がないだろうし、話すよ」
そう言ってさっきのことを話した。
「それって…やばいじゃん どうするの? 潤くん」
「どうするってそりゃ倒すに決まってるやろ だけど巨大型は、2年ぶりだから大丈夫かな」
「2年ぶりってまさか…」
「過去に倒したことあるのー!?」
(潤くん…いつもの笑顔じゃない…そんなにやばいやつなのかな)
「合同演習をやる? 潤ちゃん」
「それは、いい考えとは言えない  子供の数が尋常じゃない あの繁殖力はんしょくりょく
「もしかして2年前に倒したはずの生き残り?」



「その可能性は高いね 子供が生き残っていたのか 仕方がない 合同演習やるよ」
「分かったわ準備を急がせる 」
「ありがとう でもアイランドパトロールも動かさないと学生だけでは危ない」
そう話してる潤くんは、いつもとは何か違う顔をしていた。
「じゃあ夏姫ちゃんアイランドパトロール本部に連絡しておいて 」
「悠里さんは、全てのクラスに情報回して」
「僕は隣のアイランドパトロール学科に言ってくる」
理事長室を急いで出ていく潤は、アマラに連絡をした。



「あの違和感はやはり巨大型だった アラスカに張ってあった魔法結界に触れたのは…アルファだ」
「アルファだって!! 」
「アルファは、知能を持ってる可能性がある種だ 旧アメリカ軍が開発… いや… 人体実験で生み出された奇行種 まさか…」
旧アメリカ軍や旧中国軍などの軍は、非人道的人体実験などを行い、マギサズ以外でもディザードに対抗できる生物兵器の開発を行っていた。
だが、ほとんどは非人道的人体実験により死んでしまい、アルファとベータという2匹しか生き残らず、台湾の悲劇によって消滅したと考えられていた。


「もし、アルファなら、旧アメリカ軍も動くはず…動けば大惨事になりかねない あいつらめ」
いつも笑顔で怒らない潤が怒りをあらわにした所を見てしまった悠里は、声をかけずらかった。
「潤くん…」という声が聞こえた…後ろを振り向くとクラスメイト全員が見ていた。
「ごめん みんなの前では笑顔でいるはずだったのに…ホントごめん…」
「大丈夫だよ 私たちがついてる 理事長だって 他の子達だって」
少し安心したのか緊張の糸が切れたのかは分からないがその場で気絶してしまった潤


なぜ、潤がアルファのことについて知ってるのか?
それはまた次回に

次回、全体の説明とクラスメイトの名前について

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