とある人達の話

大☆胸☆筋

1人目 10.学校

月曜日の朝、私はいつもより難しい顔をしながら登校する

なぜ難しい顔をしてるって?それは私のお店によく来てくれるとあるお客さんが、私が学校の人間関係?で悩んでいることを話すとアドバイスをくれたのだ

なので今日はそれをじっこーしたいと思います!

「みんなおはよー!」

少し前まで通り、最近は友達に無視されがちだったので挨拶の声は小さかった、でも今日は変えるんだと大きな声で挨拶する

「る、るりちゃんおはよう」
「お、おはようるりちゃん」

数人挨拶してくれる、でもその直後別の子がその二人と私の間に立ってその子たちとお話してしてしまう

まあまあここまではいい、本命はもっと別なのだから!

お昼やすみ、私はひとつ上の学年のとある教室に入る

「あの!夏樹くんいますか!?」

大きな声で聞く、教室の人達がみなこっちを見る

「誰だよ...ってるりちゃん?!いや、なんだよ」

「あのね、私あの告白された後にいろいろ考えたの、前はいきなり告白されて訳わかんなくなっちゃってよくわかんないまま断って」

「それでね私、今はまだ恋愛って言うのがよくわかんないって気づいたの、そんな気持ちであなたとお付き合いしたら悪いと思う、だからやっぱりごめんなさい!」

周りがザワザワする、もしかしてここで言っちゃまずかった?と内心焦る

「なんでここで言うかなぁ、まあそもそも恋愛をするって言う感覚がないってことは僕も薄々感じていたよ」

「えと、む、むずかしい話はわかんない...」

なんだか難しい話をされてる気がする...

「うーん要するに、僕の方もごめんね、振られたことが悔しくてちょっかいかけさせてたんだ」

「や、やっぱりぃ〜」

いじわるされていたんだ、でも友達は本当は嫌いになったんじゃないってことがわかって少し嬉しかった

「ごめんよ、もう何もしないよ、でももしもまたチャンスがあればもう1回チャレンジしてみてもいいかな?」

「いいよ!」

またね!と私はそれだけ言ってその場をあとにする

「夏樹くん、本当によかったの?」

「小学五年生なんて本来あれくらいが普通なんだよ、今の小学生ってませてるらしくてマセガキって呼ばれてるらしいぜ、知ってたか?」

?とみんなの頭から疑問が出た




「おかーーさーん!今日ね学校でね!!」

「あらあら、どうしたのそんなに興奮して」

夕方が過ぎ夜の帳が落ちる頃、今日もどこかの国のどこかの家族は楽しかったことや嬉しかったことをお母さんやお父さんに報告するのだ

何故って?それはもちろん

家族なのだから

「ふふふ、いい子ね」
「えへへ、でしょ!?」



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