しっかり者とのんびりしたやつの恋愛物語。

忍崎 麻冬

ep 1.5 始まり

春が来る。

心地いい風と気温が、心を安らかにする。

時間を見れば、夜の6時。

レストランのアルバイトを終え、家に帰る。
と同時に、今付き合っている彼氏の顔が頭に思い浮かび、
頬を赤くする。

私の名前は、神田 志乃 (かんだ しの)

よく周りからは、真面目。しっかり者などとよく言われる。

現在高校2年生。

そして、私は今付き合っている人がいる。

名前は、一 蓮 (はじめ れん)

小さい時からの幼なじみで、よく遊んだりしていた。昔から、のんびりとしていて、一緒にいると、なんだか、疲れた心も安らぐ。

まるで春の風のように。

家に帰り、玄関のドアノブに手をかけ扉を開ける。

ガチャ

「ただいま〜」


声が家に響く。

6畳の部屋が3部屋ある、ひとつは、ご飯を食べるたり、テレビを見たりする部屋
2つ目は、寝室、3つ目は、お風呂場

そんな家に私たちは住んでいる。
 

「おかえり、お仕事お疲れ様。」
彼がそう言うと、私はまたかという表情で。

「いつもアルバイトだって言ってるでしょ。」

「そうだっけ。」

「まぁいいや、何食べたい?」

「志乃の料理はなんでも美味しいから、なんでもいい。」

(凄く嬉しい言葉だ。数年前までは、料理なんてしたことなかったものだから、人に食べさせられる程上手くなかった。それから数ヶ月、レストランで、アルバイトをして、ようやっと美味しい料理が作れるようになった。)

「ありがとう。じゃあ、スパゲッティでいい?」

「うん。」

「じゃあ、椅子に座ってて」

そう言い、椅子に彼を座わらせる、

6畳の部屋のため、キッチンにカウンターテーブルのように、机が面しているため、料理姿が彼目線よく見える。

(今日はやけに見られてる。)

いつもと同じように、スパゲッティを作る。

できた!!

すぐに彼の持っていく。

「いただきます。」

「ふふ。召し上がれ。」

「美味しい。」

(良かったぁ〜)

「ありがとう。」

スパゲッティを食べ終え、私は後片付けを直ぐに終え、ゆっくり、まったりとする。

「( ˙꒳​˙  )ファ〜〜。眠気が…」

彼があくびをしながらそう言うと、
ハッと思い出してこう答える。

「寝る前に歯磨きね。あとお風呂は?」

「歯磨き了解…おふろ?あぁ。
お昼に入ったから、大丈夫。」

「分かった。私は色々してから寝るからおやすみなさい。」

「おやすみ。体には気おつけてね…」

「(* ´ ˘ ` *)ふふ。はーい。」

そう言い残し、彼は、歯を磨き
寝室の扉を開ける。

その後私は、日記を付ける。

毎日、と言うよりも、私が蓮と付き合った日からずっと欠かさずにやっている。

日記を書き終え、洗濯物を畳んだり、
家事をこなし、寝室の扉を開ける。

寝室は、ふたつのベットが置いてあり、
その間に小さな本棚が置いてある。

右が蓮で、左が私。

その前に、私は、彼の前に行き、こう告げる。

「いつも、ありがとう。大好きだよ…」

チュッ

彼の頬にキスをした。

(待って。今の聞かれたかな?)

そう思い、右をむくが、彼は寝ていた。

(良かった。聞かれてたから、本当に恥ずかしい。)

そう思いながら、ベットにダイブする。



コメント

  • 忍崎 麻冬

    〜.5は、志乃が主人公で、物語が進みます。
    今後ともよろしくお願いします

    1
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